終点の境港にやってきました[①]。境港行きの普通列車から降りてきた人も結構な数でしたが、それ以上に、まぁ駅の周辺にいる観光客の数がなんと多いことか。鳥取砂丘にたくさんの人がいても決して驚かないでしょうが、境線というローカル線の終端にある境港がこれほどにも賑わうものだとは思ってもいませんでした。境港市はゲゲゲの鬼太郎を観光資源にしている街ですが、これはゲゲゲの鬼太郎の吸引力の表れなのか?
昼食が食べたくなる頃合いの時間帯ですが、駅のすぐ近くに、「大漁丸」なる回転寿司がありました[⑥]。旅行中の食事はコンビニの弁当やおにぎりなどで済ませてしまうことが多いのですが、次の列車まで1時間30分はあること、1人でも入りやすい回転寿司であることなどの状況を踏まえ、ここで昼食を食べることにしました。味はもちろん素晴らしいものでしたが、それ以上に、各ネタの大きさにたまげました[⑦]。
昼食の寿司を食べ終えて、駅すぐ近くの港にやってきました。ここは「弓ヶ浜半島」ですが、その先端は海に突き出しているような状態にはなっておらず、境水道を挟んで、対岸に島根半島が聳えています[⑧]。そんなわけで、境港市は、島根県とのまさに県境のところに位置しています。
境港からは、隠岐の島へ向かうフェリーが出ています。今、ちょうど隠岐の島からやってきた船便が到着したところのようです[⑨]。物流のトラックが下船してきたのに続いて、一般の乗用車が次々と出てきました[⑩]。神戸ナンバーあり、和泉ナンバーあり、なにわナンバーあり。お盆ということで、車で隠岐の島を巡るような旅行でもしていたのでしょうか(どうも関西から来る人が多いようですね)。
境線は盲腸線なので、鉄道で米子に帰還するならば、帰りもまた境線に乗車するほかありません。とはいえ、全く同じように引き返すのでは芸がない、というより、単純につまらない。そこで「何か変化をつけることはできないだろうか」と思っていたら、そんな私の願いを叶える列車がありました。8月15日・16日のみに運転される臨時の快速列車、みなとライナー号です[⑬]。こんなものがあると分かれば、それに乗らない手はありませんね。
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