今日の宿は三次にとってあるので、これよりホテルへ向かいましょうか・・・というわけにはいきません。備中神代〜広島間を結ぶ芸備線は、新見〜塩町、広島〜三次間は乗車しましたが、まだ三次〜塩町間を乗車していません。そこの部分も乗車しないことには、芸備線の全線乗車を果たすことはできません。翌朝にやっても良いんですが、今日中にやっておくということで、19:23発の備後落合行きに乗車しました[①]。
車両は、もうこの旅の中でも何度も乗車しているキハ120形でしたが、これまでに乗車してきたものとは異なり、オールロングシートという車内になっていました[②]。4つ扉の通勤型車両とは異なり、やや車体長が短いといえども、前後に扉が1つずつの2つ扉という車両なので、ロングシートは途切れることなく延々と続いており、まさに文字通りの「ロング」さを見せつけます。
三次の次は八次です[③]。「三の次」と書いて「みよし」だったので、ついつい「八の次だから”やよし”か」と思いたくなりますが、残念ながら、そのような考えに至ってしまった方は、見事に騙されてしまっています。ここは特にひねることなく「やつぎ」と読むのが正しいです。そうなると、なぜこのような読み方の違いが生まれてしまったのか、その理由が気になってきてしまいますね。
当初の予定では、三次17:30発・塩町17:41着、塩町18:22発・三次18:33という移動をする予定でした。しかし、ご覧のように、予定通りの移動をすることは叶いませんでした。三次〜塩町間は乗るだけで良いと考えており、できるだけ早くホテルに行きたいと思っていたところ、この364Dが塩町19:35発着である一方、備後落合から来る365Dという列車も、塩町19:35発着であるということが分かりました。
時刻表上はお互いに同着・同発。しかし、もしかしたら、塩町で下車したときにそのまま三次行きに乗れるのではないか?と思いました。時刻表上では秒単位の数字は切り捨てられていますが、こちらが塩町19:35-15秒着、向こうが塩町19:35-30秒発、といったダイヤになっている可能性を否定することはできません。どうなるかは分かりませんが、挑戦してみる価値はあります。
で、結局、塩町で下車してみてどうなったのかというと・・・、あああああっと!! そんな!![④] 結論。364Dの扉が開くのよりも早く、365Dの扉が閉まってしまい、列車は、三次へ向けて走り去って行ってしまいました・・・。
いや、もしこちらが定刻運転であったならば、結果は変わっていたのかもしれません。というのも、先ほど乗車したみよしライナー号は、西三次で運転停車をしたことにより、その三次到着がやや遅れてしまっていました。それを受け、備後落合行きの364Dも、
みよしライナー号からの乗り換えを待って発車するということになり、やや遅れての運転となっていました。
備後落合行きの発車を見送ります[⑤]。うーん、本当は、こうなるはずじゃなかったんだけどなぁ・・・[⑥]。
|