9分の待ち時間で、16:01発の指宿枕崎線・枕崎行きに乗車します[①]。さくら553号に乗れていれば、鹿児島中央でちょっとした時間がとれていましたが、後続のさくら411号に乗ったため、9分での乗り換えという、やや慌ただしい乗り継ぎとなりました。
車両は2両編成のキハ47形[②]。長駆枕崎まで乗るというのにキハ40系か、と文句の1つも言いたくなってしまうところですが、キハ200系の運用区間は山川までとなっているため、山川から先へ行く場合は、強制的にキハ40系に乗らされます。学校帰りとみられる高校生をはじめとして、やや乗客の数が多く、進行方向向き・窓側のクロスシートを確保することはできませんでした。
鹿児島中央を発車すると、ほどなくして、川内へ向かう鹿児島本線と分かれます[③]。指宿枕崎線は単線・非電化の路線ですが、鹿児島中央から11.3kmのところにある坂之上駅+1.5kmを過ぎるあたりまでは、ずっと住宅地の中を走ります。
鹿児島中央から12.8km(11.3+1.5)の地点までで比較すると、複線電化の鹿児島本線が広木・上伊集院の2つの駅しかないのに対し、指宿枕崎線は、郡元・南鹿児島・宇宿・谷山・慈眼寺・坂之上の6駅があり、単線非電化の指宿枕崎線の方が、”需要のある幹線”の風格があります。列車の本数も、鹿児島中央発〜広木が42本であるのに対し、同〜坂之上は50本(平日・広木と坂之上を通過する特急含む)と、指宿枕崎線の方が多いです。
16:14着の谷山でキハ200系の列車と列車交換を行います[④]。本数の多い喜入までの区間では、谷山・五位野・瀬々串の3駅で列車交換を行いました。正直、喜入までは複線でも別におかしくないと思うんですがね。まあ、今からわざわざ複線にすることはないでしょうが。なお、南鹿児島〜谷山駅手前で並走する鹿児島市交通局・谷山線(路面電車)は、複線電化となっています。
指宿枕崎線は海が見られる路線ですが、残念ながら、海側の座席には座れませんでした。山側の座席といえども、緑豊かな水田地帯が広がる!などであれば、まだ悪い気はしませんが、こんな「眼前に迫る森の木々」なんて見たって・・・[⑤]。本数が多い喜入までの区間を抜けて最初の駅、前之浜には、16:49に到着します[⑥]。そしてまた列車交換。
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