再びの折尾駅です。列車から降りると、黒目を大きくした野良猫が私を出迎えてくれました[②]。警戒心は持ちながらも、近寄って撫でても逃亡しなかったので、折尾駅に住み着いて人慣れしているようです。毛並みや体格は良好でしたから、餌付けもされている可能性があります。
鹿児島本線の列車が出る5番線に向かいます[③]。先ほどの2番線→1番線ほどではありませんが、1番線→5番線も、いかにもプレハブ造りという仕立ての通路を通り、120m以上の距離を歩かされることになります[④]。ただ、駅構内の通路で繋がっている分、これはまだマシな方です。全く別のところに位置し、屋外での連絡となる6・7番線からだと、例えば同番線の出口である鷹見口から5番線へは、約300mも歩くことになります。
4・5番線ホームにやってきました[⑤]。隣の3番線ホームとともに、緩やかな曲線を描いています。鹿児島本線のホームは高架線となっているため、ホームからは、折尾駅周辺の街並みを見ることもできます[⑥]。県庁所在地の駅である熊本や佐賀よりも乗車人員が多い駅ですが、駅周辺はそこまで街にはなっていないようです。少し離れたところに団地があるほか、折尾駅の近くには、学校が数多くあります。
折尾からは、今日初めての特急列車、ソニック53号に乗車します[⑦]。夜も20:00を過ぎたというのに、こんな時間帯になってから、ようやく「初特急」です。下車駅は小倉ですが、折尾〜小倉といった短距離でも気軽に特急列車に乗ることができるのは、アラウンド九州きっぷという、特急列車も乗り降り自由なフリーきっぷならではのことと言えます。
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