福岡県最大の都市は、言うまでもなく福岡市です。では2番目の都市は、となると、これも言うまでもなく北九州市です。小倉駅は、政令指定都市・北九州市の玄関口となる駅で、JR九州の駅としても、博多駅に次ぐ利用客数があります。
3階の改札口を出ると、大きな丸い吹き抜けに出迎えられます[①]。穴の上は、ドーム型をした採光窓になっており、晴れた日の昼間には、採光窓を通してやってきた太陽光によって、床面が明るく照らされます。小倉駅の駅舎を代表する特徴的構造のひとつです。
駅を取り囲むように高層建築が並ぶ駅前の光景は、さすがに政令指定都市だなと思わせるものです[②]。この写真だけを見ると、なんだか人の姿があまり見られないなと思ってしまいますが、歓楽街へ行くと、土曜日でありながらも、とても多くの人がいました。
通りに向かって突き進むコンクリートの線は、北九州モノレールの線路です[③]。北九州市には路面電車は通っていませんが、モノレールが整備され、市内の各地と小倉駅を結んでいます。このモノレールの線路は、小倉駅の駅ビルの中にそのまま突入しており[④]、鉄道の駅とは別の独立した駅舎を持っていません。このような形態のモノレール駅は、非常に珍しいと言えます。
今日の宿は、小倉中央商店街の奥の方にある、スーパーホテル小倉駅南口です[⑤]。夏になると、小倉駅周辺のホテルは、土・日はどこもかしも満室を連発するということがよくありますが、これは、8月〜9月初旬にかけて、毎週土・日に小倉競馬が開催されるためであると言われています。そのほかにも、夏休み中には、様々な行事が開催されます。今回、土曜日に駅近くのホテルが予約できたことは、幸運なことでした。
ごくごく普通の室内[⑥]。ただ、あえて特徴を挙げてみるならば、スーパーホテルに部屋には、電話が設置されていません。また、部屋の鍵はシリンダー錠ではなく、4桁の暗証番号による電子錠となっています。更に細かな特徴を挙げてみるならば、スーパーホテルのベッドには、ベッド下の隙間がありません。これらはいずれもコストの削減に貢献しており、安価での営業を実現するうえでの重要な要素となっています。
なお、写真には写っていませんが、絨毯敷きの場所に入る前に靴を脱ぐように催促されます。玄関という概念がある、と言ったら大げさかもしれませんが、案外、そのようなホテルって見かけないものですよね。
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