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 JAL919便を降り、沖縄県にやってきました[①] [②]。元来、いわゆる”乗り鉄”を生業としてきた私にとっては、沖縄県は、最も縁の薄い都道府県であり、現に、これまでに訪れたのは、高校の修学旅行のときが最初で最後でした。

 北海道・四国・九州とは異なり、他の島(ここで言う「島」は、本州や北海道などの大きなもの)と陸路で結ばれず、だからといって海路が便利なわけでもない(対鹿児島でさえ25時間はかかる)沖縄では、”外”との行き来は、完全に飛行機の独壇場です。そんなわけで、那覇空港では、かなりの頻度で飛行機が発着しています[③]

 2月上旬という時期は、私からすれば、それは「冬」であり、現に今回の旅でも、最終的には、雪にまみれる東北・北海道まで行くわけですが、そんな時期でも、沖縄県は比較的暖かいもの。ゆえに、2月になると、プロ野球各球団は、温暖な地を求めて、沖縄や宮崎にやってきます[④]。今年もヤクルト・西武・オリックスを除く9球団が沖縄へ入り、キャンプを行っています[⑤] [⑥]

 今日は沖縄で宿泊するため、ホテルを求めて街の方へ向かいます。空港から市街地へ行くために最も無難なのは、やはりモノレールでしょう[⑦]。モノレールも、広義では鉄道の範疇に入りますが、私が考える「鉄道」は狭義のもの(2本のレールの上を車輪で走るもの)なので、「日本最西端・最南端の鉄道を求めて沖縄へ・・・」などということはやっていませんでした。

 沖縄モノレールは複線で、終端となる那覇空港駅は、1面2線の構造です。そのまま駅を突き抜け、大きく円を描きながらもう一方の線路に繋がる「環状線」のようになっているのか・・・といえば、そんなことはありません。普通の鉄道と同じように、道床は車止めで切れ、列車はホームで折り返して逆方向に向かいます。それゆえ、いわゆる分岐器は、モノレールにだってあるわけです[⑩]

 超車社会の沖縄ですが、モノレールの運転頻度は高く、平日の日中でも毎時7本は運転されています[⑫]。とはいえ、ただでさえ小さいモノレール車両でありながら、たった2両しかないので、「総輸送力」はいまひとつ[⑬]。沖縄の人口増加+外国人観光客の増加も相まって、最近、モノレールは常時混雑するようになっており、いい加減に2両では辛いような気がします(今日・明日でそれを実感)。早期の3両化を所望します。

 ホテルを求めてモノレールで街へ向かいましたが、降り立ったのは、繁華街に近い「県庁前」ではなく、そのひとつ先の「美栄橋」でした[⑭]。もっとも、これはひねくれてのものではなく、明日の行動を見据えての戦略的なものです(美栄橋の方が明日の行動に有利)。












 那覇市の繁華街は県庁前駅周辺ですが、美栄橋駅もそのひとつ隣であるだけなので、マンションや集合住宅がひしめく風景が広がっています[①]。当たり前といえば当たり前ですが、街が出来上がってから陸に鉄道を通すことは極めて困難であり、そうしてモノレールが造られたわけですが・・・、やはり、「なぜ地下鉄にしなかったのか?」と考える人も結構いるとか[②]

 今日の宿は、美栄橋駅が最寄りとなる「ホテルエアウェイ」[④]。いかにも空港の近くにありそうなホテル名ですが、那覇空港駅〜美栄橋駅間は、モノレールで15分程度かかるくらいの距離があります。

 守礼門の絵が飾られていること以外は、取り立てて特徴があるというわけではない客室でしたが[⑤]、ごく普通のビジネスホテルとしては珍しく、テレビはソニーのブラビアでした[⑥]。あくまでも私の経験則での話ですが、ビジネスホテルに置かれているテレビは、ほとんどの場合、どこぞの海外メーカー・三菱電機(リアル)・パナソニック(ビエラ)のうちのいずれかであるような気がします。


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