◆2月20日◆
Page:83

※各画像はクリックすると拡大します。












 翌朝、部屋の窓から、例のトレインビュー[①] [②]。中央東線、横浜線、八高線が乗り入れているので、かなりの頻度で列車を見ることができます(駅が見えるホテルは、何度か泊まったことがありますが、久慈や酒田、柏崎くらいのところでは・・・)。

 昨晩は気が付かなかったのですが、側線に、東急電鉄向けの新型車両・2020系が留置されていました[③]。工場で落成した車両がここまで回送されてきて、東急電鉄への出荷を待っているというところでしょうか。

 ほかにも、ホッパ車のホキ800形の姿がありました[④]。”初狩駅常備”と書いてありましたが、この車両は、初狩駅付近にある「甲州砕石」から砕石を輸送するために使われていました。鉄道による砕石輸送の終了に伴い、この年(2018年)の年末に廃車されたようです。

 中央東線を行く貨物列車[⑤]。中央東線の高尾以東は、日本でも屈指の高密度運転路線であり、貨物列車が入る余地はないような気もするのですが、国立以西(国立で武蔵野線に入るため)では、機関車牽引による貨物列車が運転されています。また、先ほど見た東急電鉄向けの新型車両は、甲種輸送列車として、機関車に牽引されて横浜線を走ります。

 東急電鉄向けの新型車両、2020系[⑥]。見ての通りの通勤型車両ですが、先頭部は丸みを帯びていて、デザイン性があります。屋根上を見てみると、雪が積もっていましたが、ここ最近、八王子で雪が降ったのでしょうか? それとも、新津で落成した(たぶん)編成ということで、雪国を走っているときに積もったものが残っているのでしょうか?[⑦]
















 横浜線の列車に乗車します[①]。205系率が100%だった横浜線も、気が付いたら、全ての車両がE233系に置き換わってしまいました。埼京線からも消え、南武線(本線)からも消え、京葉線からも消え、武蔵野線も・・・と、205系もかなり減りました。

 9:20発の東神奈川行きの列車に乗車します[②]。「横浜に行かないのに横浜線」とよく揶揄されています。これまでは、それを特にどう思うこともなかったのですが、神奈川県内に引っ越してきて、新幹線で新横浜駅を使うときに、新幹線<新横浜>横浜線<東神奈川>京浜東北線<横浜>東海道本線・・・という具合で、3度も乗り換えが必要になるのだと分かったときは、「なるほど不便だ」と思いました。

 5番線・6番線は、横浜線専用ホームとして、八王子で線路が途切れます[③] [④]。横浜線から中央東線を大月あたりまで直通する列車があったら・・・、どうでしょうか。なお、かつて横浜線〜中央東線を走る列車として、臨時特急はまかいじ号が運転されていたように、八王子駅の構内で中央東線のホームに転線することは可能です。

 この普通列車で橋本にやってきました[⑥]。京王相模原線とも接続する駅で、京王線の方も”橋本”を名乗ります(京王の高尾も”高尾)[⑦]。一方、京王の八王子駅は、”京王八王子”を名乗っています。その違いは、恐らく、「同一構内で乗り換えることができるかどうか」にあるものと思います。京王八王子は、JRの八王子駅とは離れた場所にあり、外を歩かないと乗り換えできません。

 ここからは相模線に乗ります。9:43発の茅ケ崎行きに乗車しましょう[⑧]。相模線の列車は、朝晩を中心に、一部が横浜線経由で八王子までやってきますが、今はその時間帯ではないため、横浜線で橋本まで来る必要がありました。

 ああ、この屋根[⑨]。ああ、この方向幕[⑩]。先程、「205系がどんどん減っていて・・・」というお話をしたように思いますが、相模線は、逆に、現在でも全ての列車が205系によって運転されています。後継の車両の話も、今のところは耳にしていないですね。

 京王相模原線の開業等も相まって、橋本駅周辺は、開発が進められてきました。駅前にもタワーマンションが建っています[⑪]。JR・京王共に、駅の利用客も毎年順調に増加していますが、そのような中で、リニア中央新幹線の駅を橋本に設置するという話が進んでいます。それが実現すれば、橋本駅は、また新たな段階に突入することでしょう。




 







 相模線の205系[①]。205系といっても、左右非対称の顔を持つ、相模線専用の独自仕様のものであり、”普通の”顔ではありません。生まれてこの方ずっと相模線で使われ続けていて、また相模線の205系には、他路線からの転入車はありません。

 橋本を出ると、進路を南にとって横浜線と分かれます[②]。横浜線のE233系6000番代は、全ての車両が鎌倉車両センターに配置されていますが、橋本駅の東方にある車両基地は「鎌倉車両センター橋本派出所」とされ、ここにも何本かの車両が留置されます。

 横浜線は、当然全線が複線化されていますが、逆に相模線は、全線が単線となっています[③]。東京都内と神奈川県内を結ぶ路線ではありますが、全列車が4両編成で全線が単線と、ローカル線感が少なからず漂っているというのが、相模線のポイントです。ただし、本数は20分に1本くらいはあるので、約2駅に1駅は、列車交換が可能な駅となっています[④]

 最終的には茅ケ崎まで行きますが、ここで入谷という駅で降りてみました[⑥]。ちょっとした時間潰しです。


TOP                    10  11  12  13  14  15  16  17  18  19
20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  32  33  34
35  36  37  38  39  40  41  42  43  44  45  46  47  48  49  50
51  52  53  54  55  56  57  58  59  60  61  62  63  64  65
66  67  68  69  70  71  72  73  74  75  76  77  78  79  80  81
82  83  84  85  86  87  88  89  90  91  92  93  94  95  96
97  98  99  100  101  102  103  104  105  106  107  108  109
110  111  112  113  114  115  116


DISCOVER どこかのトップへ

66.7‰のトップへ