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 前橋駅は、群馬県の代表となる駅です。しかし、すぐ近くに高崎市という街があり、高崎駅が新幹線・高崎線・上越線・信越本線・(八高線)・(吾妻線)・(両毛線)・上信電鉄が通ることと比較すると、高崎市よりも規模が小さく、両毛線しか通らない前橋駅は、やや小ぶりです[①]。ホームは2面3線で、あと1線を増線できるようになってはいますが、それを必要とするほどの需要がありません[②]

 前橋駅は、西側に新前橋駅、東側に前橋大島駅がある、「何とか前橋駅」に挟まれている駅です[③]。もっとも、この手のもので最も強烈な事例はといえば、やはり武蔵野線の”浦和シリーズ”。西浦和、武蔵浦和、南浦和、東浦和と、浦和を冠するものが4駅続き、埼京線と接続する武蔵浦和におけるその隣の駅は「中浦和」、京浜東北線と接続する南浦和におけるその隣の駅は「浦和」です。

 「前橋にようこそ」と題された、前橋市街地を表現した模型[④]。行きたいところのボタンを押すと、当該の場所が光るということのようですが、現在は故障中のようです。ここに置かれている鉄道模型は、当然115系なのだろうと思っていたら・・・、よく見てみると、これ、165系ですね[⑤]。まあ、湘南色であることは一緒ですが・・・。

 115系の引退を記念するポスター[⑥] [⑦]。2018年3月のダイヤ改正では、両毛線から115系が退いたというよりも、高崎に配置されている115系=群馬県内を走る115系が全廃されるということで、正確には、群馬から115系が消えるということでした。群馬県における115系の歴史は、1964年の高崎線への導入に端を発しているため、実に54年の歴史があるわけです。















 前橋駅の改札口はひとつです[①]。自動改札機は6レーン分がありますが、1か所だけ、本来ならば通路になっているべき場所に、なぜか鉄柵が立てられています。そこの1レーン分だけを取り潰す意味は、何かあるのでしょうか?

 レトロなデザインの公衆電話ボックス[②]。ボックスそのものは3つありますが、稼働しているのは左端の1つだけで、あとの2つは「関係者以外立入禁止」として、テープで封鎖されていました。故障中とか、使用禁止とかであれば、別に驚きはしませんが、”関係者以外立入禁止”とは、かなり物騒というか、よほどの事情があるように感じられます。

 駅前からは多くの路線バスが発車しています[③]。17:45に出るバスが4台もありますが、同一の時刻に複数の便を出せるというのは、やはりバスならではのことと言えます。駅のロータリーには、路線バスが次々と到着し、乗客を入れ替え、また次の便として発車していきます[④]。約1kmほど離れたところに、上信電鉄の中央前橋駅がありますが、街の中心は、やはりこちらです。

 小山行きの211系が入線してきました[⑦]。211系が高崎線(東北本線)の上野口における運用を持っていたころは、グリーン車付きの211系が、両毛線直通列車として運用されることもありましたが、現在は普通車のみの編成だけが走っています。旧型の車両を追い出す立場になったかと思えば、一方で東北本線では、これを205系で置き換えていたりと、立場がよく分からない車両です。

 今日の移動は前橋で終了します。もう闇夜が迫ってきました[⑨]。”どうせ両毛線に乗るなら、引退する115系に乗りたい”と思っていたので、そこに至るまでの乗り継ぎは、115系が充てられる456Mのダイヤに合わせて選定していました。ある意味、今日は、115系=456Mの存在で、1日の旅程が決まったようなものです。

 ・・・ところで、前橋駅前には、県庁所在地の代表駅の駅前=超一等地に、堂々と某パチンコ店が鎮座しています[⑩]。駅前の一等地というのは、あらゆる企業が欲しがるような、とても素晴らしい立地だと言えますが、よりにもよってパチンコ屋とは。まあ、京都駅前ですらも、パチンコ屋と消費者金融があったくらいですから、とにかく「土地を得たもん勝ち」ということで・・・。















 今日の宿泊先には、「ベルズイン・前橋」を選びました[①] [②]。あまり聞き慣れないブランドのホテルでしたが、2019年9月現在では、ここ前橋と茨城県土浦市に1店舗ずつがあるくらいのようです。なるほど、どうりで名前を知らないわけです。もっとも、そういう”有名チェーンではないホテル”は、私の大好物というわけですが!

 客室はごく普通のものですが、机にある照明も、枕元にある照明も、どちらも真っ白な光源を使用しているようで、白い壁とも相まって、部屋は比較的明るめという印象でした[③] [④]。浴室もこういった具合で、特筆すべき点はないように思います[⑤]。まあ、ホテル暮らしも15泊目になるので、そろそろ語るべき物事が尽きてきたというのもありますが・・・。

 ここまで、連日のようにコンビニ飯を友としてきましたが、「いい加減、それもいかがなものか」、「予算そのものは潤沢にあるのだから、ちょっとくらい良いものを食べてもいいのでは」と考えました。ということで、ホテルの引き出しに入っていた周辺店舗案内をもとに、とあるお店にやってきました(一人でも行きやすい、とされていたので・・・)。

 メインとなるべき食べ物はこれ[⑥]。「赤城和牛100% プレミアムハンバーグ250g」。このハンバーグにビールを合わせて、まずはお腹を満たしていきます。それが済んだら、第二ラウンドへ。白ワイン[⑦]にバケット付きの牛すじ煮込み[⑧]を組み合わせて、少し余力のあるお腹を更に満たし、より満腹へと近づかせていきます。

 最後は、上級なウイスキーとデザートで締めへ。こちらのお店では、山崎12年のシングルが1,200円で提供されていましたが[⑨]、他の銘柄やノンエイジとの違いは、一口飲んだだけでも明らかです。”飲んで眠くなるのではなく、(あまりのおいしさに)目が覚める”お酒は、これが初めてでした。イチゴとリンゴでお口直しをして、今日の素晴らしい晩餐は完結を迎えました[⑩]






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