土・日きっぷで大暴れ!
土・日きっぷで東日本のあちこちを巡る旅


「間もなく、福島です。
福島を出ますと、次は郡山に停まります。」
踏切 E3系2000番代のつばさ118号に乗車したまま、福島から東北新幹線に乗り入れて郡山(東京)まで行けてしまうわけですが、今走っているのはあくまでも在来線。山形新幹線というのも、あくまでも愛称。

こうして時折通る踏切は、今走っているのは新幹線ではなく在来線であるということを証明してくれる、何よりも分かりやすい証拠と言えます。
駆け上がる 福島駅の地平ホームへと繋がる線路と別れて、つばさ号は東北新幹線のホームへと繋がる、専用の連絡線を駆け上がっていきます。

これまで同じ高さにあった物が、またたく間に下に見えるようになっていくというのは、車内から車窓として見ていると、なかなか面白いものです。
ふくしま 15時12分、福島駅に到着〜。
ただし、乗降扉を開けて客扱いをする前に、先着しているE4系のやまびこ118号との連結作業を行います。

連結時の衝撃は、前から5両目となる15号車でも結構感じます。
何度も何度も体験すればそれも気にならなくなるのでしょうけれども、初めての私には正直、あの連結時の前後衝動は不快に感じました・・・。
新幹線化 福島駅からは東北新幹線に入るので、これまでの奥羽本線でののんびりとした在来線特急らしい(?)走りから一転、新幹線らしい超高速走行を見せてくれます。

乗っているのは同じ車両で、決して乗り換えたりなどしていないのに、まるで人が(車両が)変わったかのように爆走する様は、ある種感動的でさえあります。
・・・が ・・・が、私は郡山駅で下車するので、その新幹線の超高速走行が楽しめたのも、福島〜郡山のたった1区間だけでした。

と、いうわけで15時32分、郡山駅に到着。
結局、新幹線区間よりも、在来線の奥羽本線に乗車した距離も時間も長いという結果になりました。

発車 1分の停車で、やまびこ118号とつばさ118号は東京方面へと発車していきました。

終点の東京到着は16時56分、郡山からは1時間20分とちょっとです。
んさーて さて、乗り換え時間があまりないので、急いで次の列車へと乗り継ぎましょう。

次の列車は、15時45分発の磐越西線・会津若松行きの、快速あいづライナー3号。

特別料金不要の快速列車でありながら、特急型車両の485系で運転されているという、「乗り得列車」のうちの一つ。まぁ、仮に特急列車だったとしても、土・日きっぷなので追加料金はなしで利用できますね。
あかべぇのお出迎え あいづライナー3号が発車する、1番線へと繋がる階段・エスカレーターがあるところでは、磐越西線のマスコットキャラクターの「あかべぇ」がいきなりのお出迎え。

磐越西線以外の列車が発着する、他のホームへ繋がる階段やエスカレーターのところでは、こういった装飾は特にされていないので、ここだけが妙に目立っていました。
あいづライナー 1番線に降り立つと、あいづライナー3号の485系は既にホームに入線していました。

この485系の車体にもあかべぇは描かれており、赤い車体に無数のあかべぇが描かれているその見た目は、本当に赤一色のJR九州の485系よりも衝撃的かも。

塗装は「国鉄485系はどこへ行った!?」と言いたくなるようなものですが、運転台下の2本の飾り帯、愛称表示幕の上にある特急シンボルマークがきちんとあるところは嬉しいですね。(JR九州車は飾り帯がない、JR東日本車の一部はシンボルマークがない)
きんたろー 485系の撮影に勤しむ最中、5番線にEH500形牽引の貨物列車が到着しました。

国鉄型電機が牽引する貨物列車が徐々に減少していく中、JRの客車列車は突発的な例外を除き、これまで一貫して国鉄型の機関車が牽引してきましたが、ついに北斗星号・カシオペア号をEF510形が牽引することになりました。

こうしてふと出会う貨物列車の牽引機がJR世代なだけでなく、旅客列車までJR世代の機関車が牽引することになろうとは・・・。(まぁ、今まで一切新製機関車の投入がなかったのが不思議ですが)
あいづ ヘッドマーク。「快速」などで済ませず、きちんと専用のヘッドマークがあります。

上野〜喜多方間の臨時特急のあいづ号で運用されるときも、このあいづライナー号で走るときに表示するヘッドマークと同じものを表示しています。

そしてこの485系が特急あいづ号の運用に回ると、あいづライナー号は583系で運転されますが、583系で運転される際もきちんと「あいづ」のヘッドマークが出されます。
方向幕" 方向幕もヘッドマークと同様、きちんとしたものが表示されています。まぁ、あいづライナー号は定期列車ですから、「快速」程度で済ませないのは当たり前といえばそうかもしれませんけれども。

なお、列車名は「あいづライナー」ですが、方向幕には「ライナー」とは書かれていませんでした。
理由は・・・、特にはないでしょうね(笑)
あっかんべぇー 発車時刻が近づいてきているので、さぁ乗り込むかと乗降扉へと向かえば、その隣で巨大なあかべぇがまたもお出迎え。

駅にしても、車両にしても、ここまであかべぇのことを前面に押し出してくるなら、いっそのこと列車名も「快速あかべぇ」で良さそうな気もしますねぇ・・・。
指定席 乗車するのは5号車指定席。

よく、自由席車両と指定席車両で差をつけている車両が散見されますが、あいづライナー号で使用される485系は、自由席も指定席も設備的には同じで、特に差はありません。
また、混雑はしないだろうと予想したので、「確実に座りたい」とも思っていません。では、なぜ指定券を取ったのか・・・?

その理由は「あいづライナー」とか「会津若松」と印字された切符が欲しかったから(笑)

快速列車なので、値段は510円。ですから、記念目的で購入するのにも躊躇は全くしませんでした。

特急とみせかけて快速。
乗車券だけでもリクライニングシートに座れるとは。。。
                  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  32  33  34  35  36 
DISCOVER どこかのトップへ

66.7‰のトップへ