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飯田線233M 普通列車上諏訪行き(115系)
大田切(17:27)〜岡谷(18:31)

なんと115系①

寒色寒色②

気がついたら③

整備された花壇④

中央本線と合流⑤

飯田線の終わりとはここ⑥

茶あ飲みながらさ⑦

JR東日本の節電対応⑧

位置が低すぎる⑨

間もなく闇に包まれる⑩

 大田切17:27発の上諏訪行きの普通列車はJR東日本の115系でした[①]。飯田線の定期の普通列車で使われる車両は313系、213系、115系なので、図らずもそのすべてに乗車したことになります。

 クロスシートが空いていたのでクロスシートに陣取りました[②]。表地の色は寒色の青色です。当たり前ですが、115系なので(と言うよりはむしろ、JR東日本の車両だからと言うべきか)転換式ではありません。固定式です。もっとも、進行方向向きにさえ座れれば、転換式であろうがなかろうが、どっちでも良いんですがね。

 私によくあることは、「眠くもないのに気が付いたら意識がなくなっていた(眠っていた)」。それがこの233Mへの乗車中にも起こりました。大田切の2つ隣の赤木まではまだ意識がありましたが、どうもそこを最後の記憶に眠ったようで、気が付いたら赤木の10個先の羽場でした[③]。ちなみにこの羽場駅は、ホームにすぐ脇に花壇が整備されているようです[④]

 羽場まで来れば飯田線の全線乗車達成はもう間もなくで、飯田線の終点の辰野までは、あとは伊那新町・宮木の2駅を残すのみ。辰野駅の手前で中央本線と合流し[⑤]、辰野に到着です[⑥]。定刻では18:19の到着ですが、この日は対向列車が遅れていたため、7分ほど遅れての到着でした。辰野で見えた123系は、JR東日本にはただ1両の存在です。

 辰野から先は中央本線の旧線を走ります。中央本線も、幹線の本線とは言っても、東京界隈と名古屋界隈でなければそんなに線形も良くありません(だからこそ振り子式の特急型車両が導入されたわけ)が、飯田線と比べれば幾分線形も良いようで、115系も辰野から先は115系なりに飛ばして走りました。暮れなずむ外を見ながら、時々緑茶を飲んで[⑦]、列車は上諏訪へ。

 JR東海では、節電策として、「列車内の照明を消す」という方法を採っていましたが、JR東日本では、(日中でも)消灯はせず、車内の蛍光灯の一部を取り外すという形で節電を行っています[⑧]。これはどこの地域でも同じで、首都圏の車両でも同様のことをしています。

 そして列車は下車駅の岡谷に定刻よりもやや遅れて到着。今日の移動は岡谷までです。伊那田島、大田切と、利用者の少ない駅に2つ降りてきましたが、岡谷は中央本線の特急も停まる駅で、岡谷市の代表駅。改札口にもホームにも列車を待つ人の姿があり、久しぶりの活気のある駅でした。

 その岡谷で目についたのは・・・、やたらと低い位置にある駅名標[⑨]。その低さを示せる比較対象が写っていなくて申し訳ないんですが・・・、ホーム上に立てるタイプではなく、屋根から吊り下げるタイプであるのに、人の視線と同じくらいのところにあるというのは珍しいのではないでしょうか。








◆岡 谷 駅/ホ テ ル◆


似合わぬ①

意識している?②

駅舎③

駅近くの通り④

書体に特徴⑤

普通の部屋⑥

健全です⑦

氷柱になるかと思ったが⑧

外の夜景⑨

 岡谷駅にやってきました。文字通り、人口約5万2000人の岡谷市の中心駅で、中央本線の特急列車も停車します。辰野が路線終点の飯田線の列車も多く発着するので、飯田線の駅であると言ってもあながち間違いではないでしょう。

 改札口には、2005年に導入された自動改札機が並んでいます[①]。長野県内の駅ということでは、長野駅や松本駅が自動改札機であることは想像もつきますし、特に思うこともありませんが、岡谷駅までもが自動改札機の導入駅だとは思いませんでした。自動改札機があると、それだけで印象は変わってきますね。自動改札機があれば、なるほど岡谷市の”中心駅”らしい風格があるなと思います。

 改札口にはLEDの発車標がありますが、中央本線は文字が緑色であるのに対し、飯田線は橙色です[②]。中央本(東)線はJR東日本の路線で、飯田線はJR東海の路線ですが、発車標の文字の色が中央本線がJR東日本の緑色、飯田線がJR東海の橙色とわざわざ使い分けているのは、両社のコーポレートカラーを意識してのことでしょうか。

 今日の移動は岡谷駅までということで、ホテルへ。今日の宿はホテル岡谷です[⑤]。特に捻りもない、極めて分かりやすいホテル名です。そりゃ、どうりで「岡谷駅 ホテル」で検索して1番上に(各ホテルの公式サイトの中では)出てくるわけだ。

 岡谷駅の駅舎から出てくるなり、駅のすぐ近くに綺麗で新しい別のホテルがあるのを見て、「そんなホテルがあるとは知らなかった」と困惑しながらもホテル岡谷にやってきましたが、チェックインの際に、「冷房は故障している」ということを聞かされ更に困惑。春や秋なら構いやしないんですが、夏に冷房が故障しているというのは・・・。
 しかも、聞くところによれば、レストラン部分を除いた全館で故障しているので、冷房が故障していない別の部屋への振り替えも不可能とのこと。よそのホテル(それこそ駅すぐ近くにあったホテルにでも)に飛び込みで宿泊しに行くのも面倒だったので、結局ここにしましたが・・・。

 さらに、自室へ向かう際に乗ったエレベーターの車内が、何とも言えない独特の臭い(悪臭ではないが物凄く鼻につく)で満たされていて、生まれて初めてエレベーターに乗りたくないと思いました。部屋こそ、それなりに綺麗で[⑥]何の問題もありませんでしたが、風呂の換気扇に埃がびっしりついているのを見て幻滅。何より、部屋が涼しくない。

 うちのサイトはホテルの評価やレビューを書くところではないので、悪口はそこそこにしておきますが、1つ評価したかったことは、目障りで忌まわしい有料放送の案内(つまりはエロティックな放送の案内のアレ)がなかったこと。机上にも引き出しにもありませんでした[⑦]。後で知ったことですが、ホテル岡谷では有料放送の設備がないようです。健全でよろしい。

 この後、夕飯を買うためにコンビニへ行きましたが、その際に、「氷柱になってちょっとは涼しくなるのでは・・・」と期待して氷を2個買ってきて部屋に置いてみましたが、効果はなし[⑧]。ただただ氷が融けて水へ変わっていくとともに、机上が濡れていく。ただそれだけでした。

 なお、念のために言っておくと、岡谷市は比較的高所(岡谷駅の標高は766.2m)にあり、普通の平地と比べれば暑さは幾分ましです。ですから、冷房は故障していましたが、窓を開けておけば、一応、一晩寝られないことはありませんでした。



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