まだ見ぬ九州の鉄道を求めて・・・
九州初上陸!夏の南国の地を駆け巡る旅


旅費は余計にかかるものの、きたぐに号を新潟駅まで乗り通しても良かったのではないかと思うほど、きたぐに号を下車するのが惜しいです。
しかし、そうは言っても、時間は待ってくれず、切符も乗りすぎは許してくれず・・・。

次回乗車するときは、途中駅同士ではなく、始発から終点まで乗り通すことにします。
来迎寺 7時05分、長岡駅の一つ前の停車駅、来迎寺駅に停車。
今では信越本線のみの駅ですが、かつては魚沼線と越後交通長岡線が分岐していました。

ところで、急行きたぐに号はこのように来迎寺駅に停車しますが、信越本線を走る快速くびき野号は来迎寺駅を通過しています。

千鳥停車というほどではありませんが、急行列車が停車する駅を快速列車が通過しているというのは、なかなか面白いもの。

もっとも、急行きたぐに号も、東海道本線内において特急が停車する駅を通過していたりするのですが・・・。
宮内駅通過・・・! 来迎寺駅を発車すると、次は下車駅の長岡駅です。
せっかくA寝台車に乗車したので、最後は「寝台」を活かさないともったいないと、ベッドで横に寝転んでいました。

画像は上越線との接続駅、宮内駅を通過中のところ。

宮内駅は長岡駅の一つ前の駅。長岡駅着の車内放送も流れ、「あぁ、とうとう着いてしまうのか・・・」と。
新大阪駅からの、7時間42分の移動が終わろうとしています。
迫る高架橋 そして、右手から上越新幹線の高架橋が迫ってくると・・・。
長岡駅到着! 7時14分、遅れもなく、定刻通りに下車駅の長岡駅に到着しました。
ホームに降りて背筋を思い切り伸ばすと・・・、やはり気持ちが良い!

きたぐに号は、ここ長岡駅では14分停車し、7時28分に発車します。
米原駅で14分、金沢駅で36分、直江津駅で21分、そして長岡駅で14分と、下りきたぐに号は長時間停車を行う駅が4つもあります。

時間調整のためでしょうけれども、この4つの駅に停車している時間だけで、85分も消費している下りのきたぐに号。

この長時間停車の85分を活用すれば、始発の大阪駅発を繰り下げつつ、終点の新潟駅着を早めることもできます。
それなら、新たに車両を導入したりすることなく、より便利にできるのですがね・・・。
急 行 JRで今も運転されている定期急行3列車のうちの1つであるきたぐに号。

車体側面のサボ受けにも、「急 行」と書かれたサボが差し込まれていました。

きたぐに号の583系は、元々は特急形車両。
本当は、ここには「特 急」とあるのが一番ですが、583系の定期列車がきたぐに号のただ1つであることを考えれば、種別云々は言っていられませんね。
ながおか 駅名標。

長岡駅は、最寄り駅からはまだまだ遠いところにありますが、JR東日本様式の駅名標を見ると、帰ってきたと思わずにはいられないのが正直なところ。
KE 車体側面に貼られていた、「Kitaguni Express」のロゴ。

このロゴを貼り付けているJR西日本の583系は、京都総合運転所に所属する5本の583系(B編成)のうち、B4編成〜B6編成の3本。

残りの2本、B2・B3編成は「Supr Express/Resort Express」のロゴです。
風格漂う 側面にあるサボやロゴの撮影もそこそこに、先頭車両の近くに移動して583系の顔を撮影。

長岡駅では前述のように14分の停車があるので、どたばたしないで、のんびり、ゆっくりと写真撮影をすることができます。

・・・本音を言えば、やはりこの14分停車をなくして、始発駅の時刻を繰り下げたり、新潟駅の到着を早めたりした方が良いのではないかと思うのですけれども。
ヘッドマーク ヘッドマーク。

これに描かれている青い着物を着た人は、「佐渡おけさを踊る人」とのこと。
ローアングル ローアングルで先頭部を撮影。

最近のデジタル一眼レフには、液晶画面で実際に撮影される画像を確認しながら撮影できるライブビュー機能がついています。この画像もその機能を使って撮影したものです。

フォーカス速度は通常撮影の方が速いのですが、さすがにホームに寝そべってファインダー覗いて・・・、なんてできるわけはありませんからね。
前照灯1 前照灯だけを撮影してみたのですが、不思議なことに、ただ前照灯が写っているだけだというのに、どこか迫力のようなものを感じます。

他の車両の前照灯と比べて、特にどうというところがあるわけではないのですが、なぜか、なぜか、なぜか・・・。
運転台上の前照灯 583系の前照灯は、正面やや下の左右にあるもの以外に、運転台の上にもあります。
特急シンボルマーク 国鉄時代に生まれた特急形車両である以上、貫通扉に取り付けられている、この特急シンボルマークは欠かすことができません。

JR東日本では、これを取り外してしまった183系・189系がありますが、やはり顔全体を引き締まったものにするためには、シンボルマークは欠かせない存在です。

確かに、きたぐに号は急行列車です。それでも、583系が特急形車両であることは、このシンボルマークが示してくれています。
ふるさと雷鳥号 気がつけば、長いものと思っていた14分の停車時間は過ぎてしまい、きたぐに号は終点の新潟駅へ向けて発車していってしまいました。

そして改札口を出るため、階段を上がろうとしたとき、このようなものを発見。
それは、特急ふるさと雷鳥号の乗車位置の案内板。

2009年の夏は、これまでゴールデンウィーク・夏・冬に走っていた、ふるさと雷鳥号が運転されませんでした。
急行あおもり(東北夏祭り)号、サンライズゆめ号も、同様に運転はされませんでした。

それらは、いずれも会社を跨ぐ長距離列車。

ムーンライト九州・松山・高知号が2009年の春に廃止になったように、ふるさと雷鳥号も廃止になるのではないか、という気がしてしまって・・・。
長岡駅舎 改札口を抜けて、駅舎の外に出てきました。

今日は8月15日。光輝く朝日がまぶしいです。

きたぐに号を米原駅、もとい、長岡駅で下車。
残す列車はあと2つ。長いものだと思っていたこの旅も、そろそろ終わりが近づいてきました。
                  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19
DISCOVER どこかのトップへ

66.7‰のトップへ