まだ見ぬ九州の鉄道を求めて・・・
九州初上陸!夏の南国の地を駆け巡る旅


時刻はまだ7時30分を過ぎたぐらいなのですが、汗が出るほどに暑い暑い。
長岡ですから、冬なら雪が降っているのかもしれませんが、夏は夏でやはり暑いです。
浴びたい・・・ 「サー・・・」という音が聞こえるので、何だろうか、と音が聞こえるところへ行くと、このようなものがありました。

暑かったので、ここの水を少しすくって頭や腕にでもかけて涼みたいと思いましたが、さすがにそれはやめておきました。
とき308号 さて、駅舎内に戻ってきて、新幹線改札口前にやってきました。次は上越新幹線です。

乗車する列車は、東京行きのとき308号。本庄早稲田駅を除く各駅に停車します。

終点の東京には、途中、浦佐・越後湯沢にのみ停車する、後に発車するMaxとき310号の方が早く到着するのですが、200系の方に乗車したいという思いがあったので、途中追い越されはしますが、とき308号を選びました。

また、常磐線には上野駅から乗らねばならないため、上野駅に停車しないMaxとき308号だと、わざわざ折り返す羽目になるということがあったのも、とき308号を選んだ理由です。
ポケモン 新幹線改札口を抜けて12番線ホームに上がると、ほどなくして、向かいの11番線に下りの新潟行きの列車がやってきました。

やってきたのはE4系で、ポケモンのラッピングがされていた、「ポケモン新幹線」でした。

ちなみに、私はポケモンというものをよく知らないので、右側の濃い黄色のものがピカチュウ、ということぐらいしか分かりません。
その左側のものや、ピカチュウ以外のポケモンはさっぱり分かりませんでした。
上越新幹線308C とき308号(200系)
長岡〜上野
200系 そして8時06分、東京行きのとき308号がやってきました。こちらはポケモンのラッピングはされておらず、ごく普通の200系リニューアル編成でした。

自由席号車の乗車位置には、列ができるほどの数の人がいましたが、指定席号車は各号車に4〜5人程度でした。
発車 自分の座席に座り、一息つくと、列車は長岡駅を発車しました。

さて、今、私が乗車しているのは6号車指定席です。

7月21日に、えきねっとで指定券をシートマップ機能で購入した時は、6号車はまだ誰一人として指定券を取った人がおらず、全ての席があいていました。
しかし、さすがに当日、他の乗客は6号車にはおらず、ということはありませんでした。
浦佐 8時21分、長岡駅の隣の駅、浦佐駅に到着。

新幹線としての浦佐駅は、田中角栄の政治駅だと言われていますが、今となっては、もうそのようなことも忘れ去られているのではないかと思います。

たとえ政治駅だったとしても、利用客が皆無ということはないのですから、毎日人々が利用していれば、そこに新幹線駅ができた経緯など自然と忘れられていくはずですから。
上毛高原 大清水トンネルを抜けてやってきた、上毛高原駅を発車。

6号車は乗車も下車もありませんでした。
高崎近づく 進行方向右側から、北陸新幹線の高架橋が近づいてくると、もうまもなく高崎駅に到着します。

北陸新幹線が金沢駅まで開業すると、今のところ上越新幹線の越後湯沢駅が北越急行ほくほく線のはくたか号との接続で担っている「直江津・富山・金沢への速達移動」の役割が、北陸新幹線に移動し、上越新幹線の利用客が減少、同線の減便などが予想されていると言われています。

これを2014年問題と言うそうですが・・・、もう2014年も近くなってきました。
E4+E4 9時04分、高崎駅に到着。

下り列車のホームには、E4系を2本併結した列車と200系の姿が見られました。
200系 こちらが停車している間に、E4系の列車は発車していってしまいました。

そして、奥に停車している200系の姿がよく見えるようになりました。

この200系は9時21分発のたにがわ478号。
高崎始発の上りのたにがわ号はそれが最後で、たにがわ478号よりも後に走る上りのたにがわ号は、全て越後湯沢始発になります。
あおぞーら 高崎駅を発車すると、とき308号の唯一の途中通過駅である本庄早稲田駅を通過して、15分で熊谷駅に到着します。

上越新幹線は、帰省などでよく利用する東海道・山陽新幹線や、地元を走る常磐線と比較すれば、利用機会はかなり少ないです。

それでも「以前利用した時に見たような・・・」というような車窓が見え、「関東まで戻ってきた」ということを私に感じさせます。
Kumagaya 9時20分、熊谷駅に到着しましたが、とき308号はここで後から来ているMaxとき310号の通過待ちをするため、5分停車します。

前述のように帰省などで東海道・山陽新幹線をよく利用するのですが、乗るのは常にのぞみ号で、そのため、他の列車の通過待ちをするというのは、あまり経験したことがありません。

のぞみ号に乗っていれば、他の列車を追い越すことしかありませんからね。
関東平野 熊谷駅の次の停車駅は大宮駅。

大宮駅から先は、騒音問題の絡みで、最高速度が130キロに制限されるので、200キロ以上で走る、いわば「新幹線らしい走り」は、この熊谷〜大宮間が最後です。
E2系@東北新幹線 大宮駅を発車すると、東北新幹線の区間に入ります。

これまで、上越新幹線を走ってきましたが、大宮駅から先は東北新幹線との供用区間のため、東北新幹線の列車ともすれ違うようになり、すれ違う列車が大幅に増えました。

ただ、最高速度も大宮駅からは130キロに制限されるので、列車とすれ違ってもどこか迫力がなく、在来線の列車同士のすれ違いのような感じに・・・。
住宅地 住宅地が沿線に見えるようになってきました。先程まで、2つ上の画像のような風景も見られたというのに・・・。

携帯電話の時計を見ると、9時50分。
下車駅の上野駅までは、もう残り10分もありません。

見慣れたあの景色、あの車両、あの駅・・・。
嫌だと思っていても、どうしても、東京に戻ってきているということを感じてしまいます。

できることなら、最後の最後まで「戻ってきている」ということを感じないで、旅をしているという気分でありたいのですが・・・。
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