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※各画像はクリックすると拡大します。

亀    山    駅
Kameyama Station

加茂行きキハ120形①

駅名標②

鳥羽行きに乗る③

単行のキハ11形④

 亀山駅まで、名古屋から出ている関西本線をずっと下ってきましたが、関西本線は、亀山駅から先はJR東海管轄からJR西日本管轄となります。また、電化区間も亀山まで一旦終わります。ここまで乗ってきた普通列車が到着したのと同じホームに、接続するキハ120形の加茂行きの普通列車が停車していました[①]

 さて、実はここ亀山駅が紀勢本線の起点駅なんです。ここから全長384.2kmの紀勢本線という路線が始まり、和歌山市まで線路が続いているというわけです。そして次に乗るのは、もちろん紀勢本線の列車。・・・と言ってもまぁ、紀勢本線〜参宮線と通って鳥羽まで行くという普通列車ですが。

 10:07の鳥羽行き[③]。次はこの列車に乗ります。一応、今回の旅は紀勢本線の全線乗車を軸としていますが、紀勢本線を全線乗車するだけでは、時間も少し余るので、ついでに他の路線の全線乗車もすることにしました。そのうちの1つが、多気〜鳥羽を結ぶ参宮線です。
 まずはこの鳥羽行きの普通列車で津まで行き、そこから鳥羽行きの快速みえ号に乗り換え。快速みえ号は津〜多気間は紀勢本線を走り、多気からは参宮線へ。そして参宮線の終点、鳥羽まで行ってこようと思います。

 鳥羽行きの普通列車が発車する5番線へ向かうと、1両編成のキハ11形が停車していました[④]。4両編成の電車から、1両編成の気動車へ。感覚としては、地方の中規模な都市の列車から、ローカル線へと乗り換えていく、というところでしょうか。








紀勢本線925C 普通列車 (キハ11形)
亀山(10:07 10)〜津(10:24 26)

ここが一番①

大きく曲がって別れる②

青空と線路③

複線化?④

津に到着⑤

 キハ11形は運転室が半室構造となっているので、右側は乗客も居られるようになっています。そうとなればここに陣取るのが一番だろうと、後面展望ができる、後ろ側の車端部の右側にいることにしました[①]

 列車は亀山駅を出ると、ほどなくして進行方向を右側に大きく変え、関西本線と別れます[②]。昼間で、1両編成で走っているくらいだから、乗客も少ないんだろうと思っていましたが、野球部の高校球児、鉄道旅行者などもいて、意外にも混雑。車内は満席で、立つ人の姿も結構ありました。

 鳥羽行きの普通列車は、先ほど乗車した亀山行きの普通列車の遅れをそのまま受け継ぐかのように、3分遅れで亀山駅を発車しましたが、亀山を出て最初の停車駅、下庄にも3分遅れの10:16に到着しました[③]。ここでは制服姿の学生が何人か下車しました。青空の下に、銀色の線路が延びているという絵は、思わずポスターの写真にしてやりたくなるような素晴らしさです。

 1両編成のキハ11形に揺られながら、紀勢本線を下っていきます。下車駅の津が近づいてくると、右側に、もう1つの線路が現れました[④]。紀勢本線はここから複線・・・、というわけではなく、この線路は関西本線の河原田で分岐した、伊勢鉄道の線路です。特急南紀号や快速みえ号は、名古屋から関西本線を走ってきて、河原田からは伊勢鉄道に入り、津で再びJR線(紀勢本線)に戻ります。

 伊勢鉄道と並走するようになったら、もう下車駅の津は近いです。列車は10:26、2分遅れで津に到着しました[⑤]。さすがに三重県の県庁所在地の駅ということもあり、ここでは多くの人が下車しました。この後は、快速みえ号に乗り換えて、参宮線の終点、鳥羽へ向かいます。






津    駅
Tsu Station

「?」①

反転フラップ式だった②

「つ」③

快速みえ3号④

 突然ですが、番の写真をクリックして拡大表示して、ちょっとモニタから離れ、その写真を見てください。疑問符「?」が見えてきませんか?漢字、ひらがな共に1文字で、かつ、ひらがなの「つ」が上にあり、漢字の「津」がその下にやや小さくあることで発生する現象(?)です。こんなことが起こるのは、恐らく、日本中どこを探しても、津駅以外にはないと思います。

 快速みえ号に乗り換えるために一旦階段を上がり、コンコースへと出ると、近鉄線の発車標が見えましたが、これが古めかしい反転フラップ式の発車標でした[②]。「特急 鳥羽」の表示がありますが、名古屋や津から鳥羽に行こうと思えば、そういえば近鉄線という選択肢もあるんですよね。

 2番に降りて、快速みえ号の到着を待ちますが、10:27の列車の到着時刻になっても、列車は来ず。鳥羽行きの普通列車の遅れが関係しているのかは分かりませんが、これで乗る列車は3つ連続で遅延です。

 結局、乗車する快速みえ3号が津に到着したのは、定刻から5分遅れた10:32でした[④]。キハ75形の4両編成です。快速みえ号は、岡山〜高松間を走る快速マリンライナー号のように、定期の快速列車でありながら、普通車指定席の設定があります。今回、私はえきねっとのポイント稼ぎのために指定券を購入しています。列車が到着したら、指定席車両の1号車に乗り込みます。



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