全長676キロの「偉大なるローカル線」
日本最長路線・山陰本線を乗りつくす旅−10


浜坂→鳥取/鳥取駅
山陰本線535K (キハ40系)
浜坂(13:30)〜鳥取(14:17)
浜坂駅を発車。思ったよりも乗客がいました。

浜坂〜鳥取間の47分は、普通列車への乗車時間としては、長すぎず、短すぎずといったところです。
地方を走るキハ40系と言えど、さすがに冷房を搭載していますが、車内には扇風機が残っていて、しかも稼働していました。冷たい空気が直撃するのでかなり涼しく、ありがたかったです。

普段の旅行なら、どこかで必ず居眠りをしてしまうのですが、今回はまだしていません。

「コンタクトレンズをしているときは眠らない方が良い」と聞かされているので、それを意識しているということもあったのでしょうが、結局うとうと居眠り・・・。
気がついたら、終点の鳥取駅に到着しようとしているところでした。
まぁしかし、よく都合良く鳥取駅に到着する「直前」に起きられたものです。

眠っているときでも、やっぱり「間もなく終点の鳥取に到着いたします・・・。」といった放送をきちんと聞いているのでしょうかね。

向こうの線路は因美線でしょうか。鳥取駅は因美線の起点駅です。
14時17分、終点の鳥取駅に到着。すると視界に飛び込んできたのは、中線に停車する、後藤総合車両での検査上がりと思われる3両編成のキハ181系。

「キハ181系を見ることができるのは、さっきのはまかぜ1号が最初で最後」と思っていただけに、まさかこのような形でもう1度キハ181系と出会えるとは思いもよらず。

当然、これを撮影するファンも結構いました。そりゃそうか。
3両目のキハ180は、「大阪」の方向幕を表示していました。

ただし、大阪は大阪でも、普通列車などで見られる、駅名だけ書いたもの。「特急はまかぜ 大阪」ではありませんでした。

さすがに大阪近郊で、大阪行きの普通列車として使われたことはないでしょうね?まさか・・・。
どれだけダイヤが乱れていたとしても・・・。
一方、2両目のキハ180は「試運転」の表示。これが正しいですね。
全体を入れて1枚。ヘッドマークを入れるところには、何も入っていませんでした。

やくも、しなの、しおかぜ、南風、いそかぜ、つばさ、あさしお・・・。

これまでにキハ181系で運転されたことがある列車たちも、今では皆大きく変わりました。JR世代の新型車両に置き換わった列車もあれば、電車になった列車もあり、なくなった列車もあり、そして新幹線の列車名になったものも。

折戸の乗降扉。今や、車両の乗降扉が折戸というのは、「ドアは手で開けてください」よりも珍しいですよね、間違いなく・・・。

画像では分かりづらいですが、扉の窓の部分には「自動ドア」と書いてあります。

キハ181系が登場したてのころは、まだまだ乗降扉を手で開けなければならない旧型客車なども多くありましたから、「自動ドア」とわざわざ書いておかないと、手で開けようとする人がいたりしたのでしょうか・・・。
駅名標。鳥取県を代表する駅、鳥取駅。
乗り入れている路線こそ非電化ですが、高架駅であり、なかなか立派だとは思います。
さて、やってきました鳥取駅。
次の列車まで約1時間あるので、ちょっと時間の潰し方に困りますが、とりあえず駅舎の撮影。

こうして見てみると、岡山駅によく似ているなぁ、と思います。
・・・だからと言って、新幹線が来ているような気まではしません、さすがに(笑)
「ちょっと時間の潰し方に困ります」とは書きましたが、私はできれば各乗り換え駅で30分〜1時間程度の取れれば良いなぁ、と思っています。

しかし、暑い。とにかく暑いので、普段なら駅の近くをいろいろ歩いて時間を潰せるのが、今回はできない、というかしたくない。

さて、これからどうしましょうか・・・。
駅構内。今は昼間だから良いとしても、夜だと結構薄暗いのでは、と思います。

京都駅で30番線に向かったときに通った通路と、雰囲気がよく似ているような気がします。
結局、うまい時間の潰し方が思い浮かばなかったので、おみやげを売店で購入して、次の列車が来るホームに上がることにしました。

次の列車は、15時20分発の益田行きの特急スーパーまつかぜ7号。
今のうちに言っておくと、最後に東京まで戻るのに乗車する予定のサンライズ瀬戸号を除くと、このスーパーまつかぜ7号が今回の旅で乗車する、最後の在来線の特急列車です。

なお、特急いそかぜ号が廃止されて以降、山陰本線の益田以西は特急列車が走っていません。
現在時刻14時47分。さすがに、15時20分発のスーパーまつかぜ7号はまだ入線していませんでした。まぁまだ37分ありますからね。

キハ126系とキハ181系、キハ40系の3形式の並び。
これでキハ181系の先頭車がこちら向きならなお良かったですが、「去る者と残る者」といった感じがして、これはこれで味がある写真になったと思います。
キハ126系。山陰本線高速化事業の一端で導入された車両です。
もちろんですが、JR西日本の自己負担で製造した車両ではありません。

まさに「箱」と言った感じの四角〜い車体が特徴でしょうか。見た目の安っぽさはかなりです。

こういった「その場所に行ってみないと見られない車両」と出会うと、嬉しくなるとともに、旅行をしているな〜、という気分に改めてなります。

スーパーまつかぜ7号まではまだ時間があります。 う〜ん、それにしても暑い暑い。
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