全長676キロの「偉大なるローカル線」
日本最長路線・山陰本線を乗りつくす旅−2


東京→京都
東海道新幹線といえば、もう何度も何度も乗車した路線。今更、車窓を楽しんだりすることもできないと思うので、京都まではパソコンでも使ってインターネットでもしようかと思います。

N700系の車内で無線LANによるインターネットを利用するには、適当な事業者と契約する必要があります。私が利用しているのは、1日だけ利用可能で380円というもの。
頻繁に東海道新幹線に乗車したり、街の店などで無線LANを利用するわけではないので、こういう月額いくらというものではなく、「1日だけ」というものは手軽でありがたいです。
東海道新幹線1A のぞみ1号(N700系)
東京(6:00)〜京都(8:11)
6:00の定刻でのぞみ1号は東京駅を出発。N700系は、E5系、E6系を含んだこれまでの新幹線車両の中で最高の加速度を誇る(2.6km/h/s)車両です。

しかし、次の品川駅はすぐそこで、また品川駅までなら大して速度も出さないので、自慢の加速度を活かして一気に270キロ!というのはまだお預けです。
品川駅を出て、新横浜駅まで向かっている最中には、武蔵小杉駅が車窓左手に見えます。

以前、東海道新幹線の車内から見た(横須賀線/東海道本線の)武蔵小杉駅というのは、まだ建設中のもので、完成して営業をしているところを東海道新幹線の車内から見るのは初めて。

2010年6月に行った253系惜別乗車の旅では、帰りのE259系で降りましたね。
N700系の車内にある情報表示機は、大型のフルカラーLEDのもの。その他の車両に取り付けられているものと比べると文字が大きく、明るいので、視認性は抜群です。

「新幹線の情報表示機でフルカラーLED」というのはN700系が最初で、その後E3系2000番代やE2系増備車、E5系、E6系にも取り付けられましたが、まだE259系や321系のような、天井に液晶画面を付けた新幹線車両はないですね。

まぁ〜しかし、主要なニュースはこの情報表示機で得ることができるわけですから、インターネットをするといっても、何を見たら良いのやら・・・。
「日めくりプロ野球」というものは、結構見ていて面白かったですが。
東海道・山陽新幹線では、グリーン車に乗車すれば、座席に備えられている「ひととき」と「WEDGE」という2冊の雑誌を無料で読め、持ち帰ることもできます。

今はインターネットをして遊んでいるので、これらを読むことはできないのですが、持ち帰り可能なので、「後で読もうかな〜」と思い、両方ともファイルに入れて持ち帰ることにしました。
(実際、この後に乗車した列車の中で、暇つぶしに少し読みました)
積み上げられたコンテナがどんどん後ろへ流れ去っていく・・・。

寝台新幹線はともかくとしても、貨物新幹線くらいは今後実現する可能性はあるのではないかと思っています。実際、北海道新幹線ではトレイン・オン・トレインという形で、ある種の「貨物新幹線」が実現化されようとしています。

北海道まで新幹線が到達することなんかよりも、トレイン・オン・トレインの実現の方が楽しみだったりします(笑)
壁にはさりげなく、このような模様が入っていました。
浜名湖を走行中。現在N700系の車内などで発行されているテレホンカードは、「浜名湖を走る700系」がデザインされていて、私も1枚持っています。

700系が営業運転を開始した1999年は、まだ携帯電話時代とは言えませんでしたが、N700系が営業運転を開始した2007年は、もうほとんどの人が携帯電話を持っているという時代。

そういったことを考えると、販売されているテレホンカードがN700系がデザインされた新しいものに替わる可能性は低そうですね・・・。
7時36分、名古屋駅に到着。東京駅からの所要時間はたったの1時間36分です。

ここでは8号車グリーン車から下車していく人も結構いましたが、名古屋から8号車に乗車してきた人たちは、不思議とほとんどの人が名古屋で下車した人が座っていた座席を指定されていたようでした。

「その座席が今まで使われていたか」どうかはマルスの画面では分かりようがないはずなので、偶然なのでしょうが、ちょっと驚きましたね。
この写真に写っている席も、名古屋までの人が座っていたのですが、その後、名古屋から乗車した人が座りました。
名古屋駅を出発し、のぞみ1号はますます快調。

途中、浜松辺りは「雨でも降りだすのでは」というような曇天でしたが、名古屋を出るとまた太陽の日差しと青空が見えるようになりました。
さて、早いことにもう下車駅の京都駅に到着します。東京駅からの所要時間は2時間11分。
これは、日中に走っている他ののぞみ号よりも10分も早いというもの。

普通車ならばさっさと着いてほしい、というところですが、グリーン車に乗車しているときは「もっと乗っていたかった」という気分になります。
どうせ同じグリーン料金を払うなら、長い間使える方が得した気分ですからねぇ。
8時11分、定時で京都駅に到着。冷房に慣れた身には、車内から外に出た時に感じる熱気がかなり堪えます。

おかげでいきなり汗だく。勘弁してほしい・・・。
京都駅の東海道新幹線ホームの駅名標。

列車の行き先表示や、切符の券面に書かれた下車駅、車内放送で遠い地の駅名を聞くとわくわくしたりしますが、下車駅の駅名標を見ると「こんなところまで来たのか・・・!」という達成感や嬉しさを感じます。
1分の停車で京都駅を発車するのぞみ1号。列車はこれから博多を目指します。

のぞみ1号が発車すると、すぐに上り列車ののぞみ110号がやってきました。

以前は、N700系と言えば「こちらから狙って乗りに行く車両」でしたが、東海道・山陽新幹線を直通する全ての定期のぞみ号がN700系となった今では、「普通に乗れる車両」になりました。

近い将来、300系が「狙って乗る車両」にまた逆戻りするのでしょうかね、やはり・・・。

山陰本線の起点駅、京都駅に到着しました。
次からいよいよ山陰本線の列車に乗車します。

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