−24−


※各画像はクリックすると拡大します。

伊    予    市    駅
Iyoshi Station

電車再び①

駅舎②

伊予鉄道が見える③

やっていない?④

駅名標⑤

 伊予市駅にやってきました。名前の通り、伊予市にある駅で、特急列車を含めた全ての列車が停車する駅です。予讃線は高松〜伊予市間が電化されていて、こうして伊予市駅に来たことで、昨日の琴平駅以来、久しぶりに電車の姿を見られました[①]

 駅前に出てみると、駅前の道路を通る向こう側に、伊予鉄道の車両が見えました[③]。しかし、その伊予鉄道の駅の駅名は「郡中港(ぐんちゅうこう)」であり、伊予市駅のすぐ近くにありながら、伊予市だとか伊予鉄伊予市といった駅名ではありません。

 駅舎内にはKIOSKがあります[④]。ただ、早朝や深夜でもないのにシャッターが下ろされていることからも分かるように、既に閉店してしまっているようです。JR四国では高速無料化などの影響で、経費削減のために駅の無人化を一層推進したことがありましたが、伊予市駅のキオスクが閉店したのも、同じような事情でだったのでしょうかね。






予讃線1065D 特急宇和海15号(2000系TSE)
伊予市(13:34)〜伊予大洲(13:59)

これは幸運①

座席が違う②

ローレル賞受賞③

色々違う④

足置きか?⑤

内子で見えた蒸気機関車⑥

伊予大洲に到着⑦

 次は13:34発の下りの特急宇和海15号で、予讃線の新線と内子線を乗車しながら、新線と旧線が分岐(合流)する伊予大洲駅へと向かいます。宇和海15号の車両は、幸運なことに、2000系の試作車TSEでした[①]。量産車に乗ったら、やっぱり試作車にも乗ってみたくなりますしね。

 TSEと量産車は外観が全く違いますが、列車に乗り込んで客室内へと入ると、座席も量産車とは大きく違うものが装備されていました[②]。量産車とは座席の表地の色が違うんですが、いざ座ってみると、量産車よりも座面のクッションが柔らかく、座り心地が良かったです。

 伊予大洲までは25分。せっかく念願のTSE乗車となったのに、僅か25分しか乗ることができないというのは残念ですが、まぁ量産車と共通運用のTSEに運良く乗車できただけでも良しとしなければ。1989年に世界初の振り子式気動車として登場した2000系(TSE)は、翌1990年にローレル賞を受賞していて、車内の妻側の壁面には、そのプレートが取り付けられていました[③]

 更に量産車との違いを探してみると、レール方向に2列で取り付けられている照明(蛍光灯)の列の間の幅が、量産車よりもだいぶ狭いことに気がつきました[④]。また、LEDの情報表示機の文字の流れる速さが量産車よりも遅かったり、情報表示機の上での号車や禁煙マーク、「指定席」の表わし方が違うことにも気がつきました。

 そして最後に気がついたのは、TSEには普通車にも足置きのようなものがついていること[⑤]。ただ、ちょっとでも重さをかけると、この棒はずるずると下へ下がっていってしまうので、本当は足置きではないのかもしれません。でも、足置きでないとするなら何なんでしょうね!?

 と、量産車とTSEの違いを見つけているうちに、列車は伊予市〜伊予大洲間での唯一の停車駅である内子に到着しました。内子は高架駅で、車内からは、駅前に蒸気機関車が置いてあるのが確認できました[⑥]。できれば、屋根とかをつけてあげてほしいところですね。

 内子から、伊予大洲の1つ前、新谷までは内子線を走ります。内子〜新谷間の内子線の間の駅は五十崎、喜多山の2つしかなく、内子線の全長もわずか5.3kmしかありません。そんなわけで、内子線はあっという間に走破してしまい、新谷からは再び予讃線に入り、13:59に下車駅の伊予大洲駅に到着しました[⑦]。うーん、せっかくのTSE、やっぱりもう少し乗っていたかったですね。






伊    予    大    洲    駅
Iyo-Ozu Station

顔が違う①

ホームの様子②

駅舎③

希望のまち大洲④

駅前から延びる道路⑤

踏切にぶつかった⑥

普通列車が通過⑦

駅に戻ってきた⑧

 発車する宇和海15号を見送ります。TSEは、両端の先頭差車はそれぞれ顔が違っていて、松山方の先頭車はこんな感じになっています[①]。今は非貫通ですが、登場当初は顔の真ん中の扉のようなところに切れ目があり、貫通扉となっていました。

 さてさて、伊予大洲駅にやってきました。伊予大洲駅は、一応、今朝宇和海6号で下車していますが、その時は駅の外には出ていない(ホームでそのまま乗り継ぐ普通列車を待ちましたね)ので、駅の外に出るのはこれが初めてですね。

 伊予大洲駅の駅舎は、まぁ、小さいとも大きいとも言えぬ、特に特徴はないものですが[③]、ワーププラザ(旅行センター)を併設していて、また有人駅です。そして、駅前には噴水があります[④]

 ところで、実はまだ昼食を食べていません。私の考えとしては、この後、特急宇和海に乗って松山へ行くので、その列車内で昼食を食べることとし、伊予大洲で昼食を入手しようと思っていました。そこで、駅前から延びる道路を進んで大きな道路へと行き[⑤]、どこか適当なコンビニにでも行って弁当やらおにぎりやらを買ってこようと思っていたんですが・・・。

 ない。近いところにコンビニが見当たらない。伊予大洲は特急停車駅ですから、コンビニも近くにあるだろうと思っていたので、これは予想外の展開。仕方がないので、昼食は伊予大洲駅の売店で買うこととして、大きな道から外れた細い道へと入り、適当に道を歩いていると、予讃線の踏切にぶつかりました[⑥]。とりあえず渡って、川岸へと上がってみました。

 それから少しすると、踏切が鳴り始め、下りの普通列車が通過していきました[⑦]。車の横断が禁止されている小さな踏切に単行の気動車。結構良い組み合わせですね。これを見たあとは、特にすることもないので、そそくさと伊予大洲駅へと戻りました[⑧]



                  10  11  12  13  14  15  16
17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29 


DISCOVER どこかのトップへ

66.7‰のトップへ