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※各画像はクリックすると拡大します。

鳴門線4964D 鳴門行き (1200形)
池谷(15:17)〜鳴門(15:34)

鳴門行き普通列車が到着①

運賃表②

運賃箱③

前面展望?④

終点の鳴門に到着⑤

 駅弁を食べ終えて少しすると、15:17発の鳴門行きの列車がやってきました[①]。車両は正面右下に食パンマンのシールを貼りつけた1200形です。

 今回の旅行の計画段階では、この鳴門行きの普通列車に始発の徳島から乗車する予定だったのですが、少しでも特急列車に乗った方が得をするし、それにうずしお18号に乗れば池谷駅で下車することができるということで、計画を変更し、徳島〜池谷はうずしお18号で移動し、池谷からこの普通列車に乗ることになりました。

 列車は池谷を出ると、右へ大きく進路を変えて進行。次の停車駅の阿波大谷で、一番運転席寄りの席に座っていた人が下車したので、そこからは、私が一番運転席寄りの席に座りました。車両前面の窓との間には距離がありましたが、一応、前の車窓を見やすい席ではありました[④]

 列車は教会前、金比羅前など、バス停のような名前の駅に停車しながら鳴門へ。しかし、鳴門線はどうも線形がかなり悪いようで、スピードは出ず、列車はのろのろと情けない走りを披露してくれます。池谷〜鳴門間の距離は8.5kmで、所要時間は17分ですが、その随分とのろのろした走りのせいか、17分という実際の所要時間以上に長くかかったように感じられました。

 そして15:34、終点の鳴門駅に到着[⑤]。途中、少しは乗客の入れ替わりもありましたが、池谷で私が乗車した時点で乗っていた人のほとんどは、終点の鳴門まで乗車していました。駅名標には、徳島駅の駅名標に徳島アンディゴソックスのロゴマークが貼り付けられていたように、徳島ヴォルディス(サッカチーム)のロゴマークが貼り付けられていました。これにて鳴門線は全線乗車達成です。






鳴    門    駅
Naruto Station

渦潮の町①

線路が途切れる②

平らな駅舎③

ヤシの木④

結構発展している⑤

歩道橋から⑥

川沿いに歩いてみる⑦

渦潮のモニュメント⑧

陽が差し込む鳴門駅⑨

徳島行き普通列車⑩

 「うず潮の鳴門へようこそ」の看板[①]がホームに立てられ、降りる人を迎える鳴門駅は、宇和島駅・高松駅とともに、JR四国に3つある、線路が途切れる駅のうちの1つです[②]。ここで途切れ、ここで始まる線路をずっと辿って行けば、本州にも行けるし、北海道にも九州にも行けるというのですから、鉄道の偉大さというか、全国に張り巡らされたJRの鉄道網の大きさを感じられますね。

 駅舎は何だかやたらと平べったいもの[③]。鳴門市は何より、渦潮の街という大きな特色があるので、もう少しそういう街の代表駅らしい、デザイン性のある駅舎かと思っていたので、随分と普通だなと思ってちょっと拍子抜け。駅前には立派なヤシの木が生えていました[④]

 次の列車までの待ち時間を潰すために、駅前を横切っている幹線道路をとりあえず池谷方面へ歩いてみますが、高層マンションがあるし、建物の密度もかなり高いし、車通りも結構あるし、鳴門駅周辺というのはなかなか発展しているんですね[⑤]。池谷駅(鳴門市にある)が随分とのどかで、そこからローカル線として鳴門線が出ているわけですから、鳴門駅も小さな町の駅という感じなんだろう、と思っていました、正直。ごめんなさいね。

 そのまま歩き続けていくと、バス停を横目に見て、歩道橋が現れたので、反対側に移動するために歩道橋へ[⑥]。反対側(この写真の左側)に降りたら、道に沿ってそのまま直進。すると、川が見えて来たので、今度は川沿いに歩いてみることにしました[⑦]。私が駅で次の列車を待つときの時間の潰し方というのは、ほとんどはこんな風にあてどもなく歩くだけですね。

 ただ川沿いに歩くだけではウォーキングもいいところなので、川の中の様子も見ながら歩いていってみましたが、海が近いせいか、川だというのにクラゲがゆらゆらと泳いでいました。例え隅田川でも、東京湾に近い方ならクラゲがいるらしいので、案外、川をクラゲが泳いでいるというのは珍しいことでもないんでしょうかね。川を泳ぐクラゲを見たのその瞬間・当時はちょっと驚いたんですが・・・。

 当たり前といえば当たり前なんですが、私は今日、4泊5日に渡る四国旅行をしているので、私の中では非日常的な1日が流れています。しかし、歩いているときに、犬の散歩をしている人とすれ違ったりすると、「ほとんどの人は普段通りの日常を送っているんだよな」ということに気がつかされ、今はいいけど、旅が終わったらまたいつもの日常を送らねばならんのかと思わずにはいられません。
 「旅」という非日常的なことをしているときくらい、日常のことなんかは忘れてしまいたいものですが、やはり他の人が送る日常に乗っかるようにして旅をしている以上、犬の散歩を見るという些細なことでも、旅が終わった後の日常のことを思い浮かべてしまうのは、ある種で旅人の宿命か。

 その後、ちょっと商店街の方にも行ってみて、再び鳴門駅に戻ってくると、先ほどは気が付かなかったんですが、渦潮のモニュメントが駅の近くには設置されていたようです[⑧]。今回の旅をもって、JR四国は全路線を全線乗車しますから、次回四国を訪れるときは、もう「JR線制覇のために少しでも多く乗ろう」などとは考えないでしょうから、今度鳴門に来ることがあれば、渦潮でも見たいものです。

 徳島へ戻る列車の時刻が近づいてきたので、駅スタンプを押して、再びホームへ。今度乗る列車は、鳴門に来るときに乗った列車とは異なり、2両編成でした[⑩]。では、この列車に乗って、今日3度目の徳島駅へ(笑)



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