バスに乗ること約1時間で、五所川原駅に着きました。バスから降り立つと、そこは新青森駅以上にひどい吹雪でした[①]。「これはひょっとして川部〜五所川原までもが運休対象区間になってしまったのでは?」と疑問に思い、五所川原駅の中へと入って五能線の状況を確認してみましたが、一応川部〜五所川原間でも運転はされていたようです。遅れは出ていたかもしれませんが。
強風の中を進んでいき、ホテルへ。よもや五能線ではなくバスで五所川原へやってくるとは思ってもいませんでしたが、こうして何とか無事にホテルまでやってくることができました[②]。今晩の宿はホテルサンルート五所川原。部屋の暖かさだけでも、今日1日の疲れが癒えます。
ちなみに、ホテルでなんとなくJR東日本の列車運行情報を見ていたところ、なんと大湊線は強風のために17時から終日運休となっているとのことでした。私が乗ったリゾートあすなろ下北4号は大湊15:50発でしたが、その1つ後の列車として、16:59発の野辺地行きの普通列車があります。17時から終日運休ということを考えると、恐らくそれは運転されなかったことでしょう。
今日、大湊駅を出発した最後の列車は、あのリゾートあすなろ下北4号ということ。もし、大湊から青森方面へ戻る列車を、16:59発の普通列車か、あるいはそれ以降の列車にしていたら、私は大湊駅で身動きが取れなくなっていました。そうなっていれば、五所川原に来ることもできませんでした。
今回は紙一重で何とか大湊に閉じ込めという事態を回避することができましたが、天気というものは実に気まぐれ。この旅も、この後、どこで突発的な天候の変化などによって、思わぬ予定変更を強いられるか分かったものではありません。運休や遅延の発生率の高さはこちらも重々承知しているわけではありますが、やはりこのあたりが、冬の北日本を旅することの難しさの1つではあるでしょう。
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