駅舎の中に、「1人1個、ご自由にお持ちください」という貝殻があったので、三厩駅来訪の記念に、1枚頂いて帰ることにしました[①]。さて、どうしましょうか・・・、これ。別に飾ろうと思って持って帰ることにしたわけでもないので、この後の処遇にちょっと困りますね・・・。
津軽線のキハ40系は非冷房車ですが、扇風機が天井に取り付けられています。扇風機の中心部分には、JR東日本のロゴと文字が入っていますが、一部の扇風機は、そのロゴと文字が退色してしまい、JR東日本の緑色ではなく、西の方にあるあっちの会社の色のようになっていました[②]。「東」の文字さえ見なければ、本当にJR西日本のキハ40系ではないかという気さえ・・・。
津軽線の三厩〜蟹田間に乗車していると、海峡線との並走区間を中心として、北海道新幹線の建設工事の現場と思しきものを目にします[③]。北海道新幹線なんぞ、所詮は開業はまだまだ先の整備新幹線よ・・・、と思っていましたが、札幌開業はともかくとして、新函館開業は、2015年を予定しています。もうあと3年以内のことなのです。知らない間に、そんなに近くなっていたとは。
12:57に到着するのは津軽今別・・・、もとい、津軽二股。有名なことですが、津軽線の津軽二股駅と海峡線の津軽今別駅は隣接していて、両駅の間は(というよりむしろ両ホームの間は)専用通路で結ばれています[④]。津軽今別駅は海峡線の開通と同時に誕生しましたが、なぜ津軽二股ではいけなかったのでしょうね?なぜ別の駅として独立させたのか、これは私にとっては大きな疑問です。
なお、北海道新幹線の奥津軽駅が、ここ津軽二股・津軽今別駅のところに設けられる予定ですが、その際は海峡線の津軽今別駅は奥津軽駅として生まれ変わることでしょう。が、津軽二股駅はどうなるのやら。奥津軽駅(←津軽今別駅)が開業しても、やはり独立を保つのでしょうかね。しかし奥津軽に統合する方が、旅客案内上も分かりやすくなって良いように思います。
津軽二股〜大平間には、携帯電話が圏外になってしまうところがありました[⑤]。往復ともほぼ同じところで圏外になったので、端末の一時的な不調ではなく、本当に電波が届いていないようです。基地局の整備により、圏外となるところも随分と減ったのではないかと思いますが、まだこのように残存しているようです。JR北海道の石勝線でも、一部圏外になってしまうところがあります。
そして13:22に、列車は終点の蟹田に到着しました[⑦]。三厩での大雪はなんだったのかと思わせるような晴れでした。次の三厩行きの発車時刻は14:20。まだそれまでは少し時間があります。1日5往復、1本の編成が、ただひたすら同じ区間をピストン輸送する。単線区間ではお馴染みの列車交換すらもない蟹田〜三厩間ですが、北海道新幹線の新函館開業後も、引き続きJR東日本の路線として営業することが決まっています。
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