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※各画像はクリックすると拡大します。


信越本線・飯山線139D 普通列車 (キハ110系)
飯山(15:53)〜越後川口(17:59)

上桑名川①

森宮野原②

十日町③

そして④

越後川口⑤

 飯山から乗車した139Dで、飯山線の終点の越後川口へと向かいます。この列車で越後川口までたどり着けば、すなわち、飯山線の全線乗車を完了することになります。3両編成ということもあってか、各車両ともだいぶ空いていたので、易々と進行方向向きのクロスシートにありつけました。

 ただ、途中の戸狩野沢温泉で、3両中の1両を切り離しが行われました。もっとも、だからといって、混雑がひどくなったわけではありませんが。戸狩野沢温泉から先は2両編成となって、いざ越後川口へ。

 16:25、上桑名川に到着[①]。ここでの乗降はありませんでした。ついさっきまで自分がいた駅を、今度は列車で過ぎるということは、これまでにも何度かありますが、いずれのときも、何とも言えない妙な気分になります。なんというか、自分が今乗っている列車に、その駅から”自分”がひょいと乗ってきそうな感じがしてしまうんですね、これ。

 16:51に到着する駅は森宮野原[②]。この駅は1945年2月12日に、日本の駅としての最高積雪量7.85mを記録したことで有名な駅です。大した乗り降りもないまま、列車は発車し、一路越後川口へ向かって走ります。12月末という頃合ですから、まだ17時前という時刻でも、もうだいぶ暗くなっています。

 十日町には17:31に到着します[③]。飯山線の途中駅では、ここ十日町が、唯一他の路線と接続している駅で、北越急行ほくほく線と接続しています。ですから、飯山線においては主要駅の1つとして数えられましょう。なお、この後、越後川口まで行ったら、飯山線を折り返してきて十日町で下車、そしてほくほく線の列車に乗り換えて、直江津へ行く予定としています。

 辺りが暗くなると、車窓もそんなに楽しめないので、座席に座りながら、ただ越後川口に到着するのを待つだけ。各駅に1つ1つ停まりながら地道に越後川口へと向かい、ついに、上越線との合流点までやってきました[④](分かりにくいですが、奥の方に上越線の線路が写っています)。飯山15:53発で、越後川口17:59着。2時間以上の乗車時間でした。

 そして17:59、定刻で終点の越後川口に到着しました[④]。2両編成の列車から降りてきた人はごく僅かで、列車の到着から30秒もしないうちに、全員がホームから姿を消しました。一方、私はただ1人ホームに残って、パチリ。うん、寒い。






越   後   川   口   駅
Echigo-Kawaguchi Station

駅舎①

駅前の道路②

もう無人駅③

1番線へ④

18:25発の長野行きに乗る⑤

 越後川口駅。飯山線と上越線が接続する駅ですが、だからといって利用者が多いというわけではないようで、2010年度の1日平均の乗車人員は189人です。駅前の道路[②]は、駅舎のすぐ前からほぼ真っ直ぐに伸びていて、右側に曲がり始めるあたりにスーパーがありました。

 この駅は業務委託駅で、7:00〜17:20はみどりの窓口が営業していますが、その時間を過ぎると、どうやら窓口の営業を終了するだけでなく、駅員自体がいなくなって無人駅となるようで、窓口のシャッターは降ろされ、また駅舎内には誰もいませんでした[③]。夜の誰もいない駅というのは不気味ですよ、ええ・・・。いや、厳密には、1番線に停車しているキハ110系の運転士が、その中にいますが・・・。

 ③番の写真の、「上越線・飯山線時刻表」の下には何かポスターがありますが、そのポスターには「鉄道は地域の大きな財産です 安全で快適な飯山線のご利用を また、駅の美化にご協力をお願いします」の文言がありました。いかにも、利用が少なくて廃線となろうとしている路線の廃線を免れるために、その路線の利用を促進するポスターですね。

 実際、飯山線は赤字のローカル線で、廃線候補に挙がったこともあるそうですが、冬季の代替道路の未整備や、地元住民の利便性を図るために、今日まで廃線とはなっていません。今までに数多の鉄道路線が廃線となってきましたが、後に復活した路線はほとんどありません。
 1度無くなった路線はまず、もう2度と元に戻りはしないんです(可部線の廃線区間の一部が復活しようとしていますが)。飯山線も、廃線とならず、今後も日本の鉄道網を形成する1路線として、地元住民の足として、いつまでも走り続けてほしいものです。

 では、そろそろ次の列車に乗り込みましょうか。次に乗るのは、越後川口18:25発の、飯山線の普通列車・長野行き[⑤]。下ってきた飯山線を引き返すことになりますが、乗るのは十日町までです。







信越本線・飯山線146D 普通列車 (キハ110系)
越後川口(18:25)〜十日町(18:51)

クロスシート①

再びの雪②

雪が降る十日町駅③

 18:25発の長野行きの飯山線の普通列車に乗車して、十日町へ向かいます。今日は、朝に新幹線で越後湯沢駅に降り立ったとき、あまりの大雪にたまげ、そしてはくたか2号で直江津に辿り着いても、なお大雪だったため、心底驚いたんですが、直江津駅で妙高号の発車を待っているときに降っていた雪は止んで、晴れました。

 それからはずっと降雪はなく、晴れ、あるいは曇りだったんですが、18:41に到着する下条で、久々の降雪が確認できました[②]。そして越後川口から26分、18:51に、下車駅の十日町駅に到着しましたが、ここでは比較的まとまった量の雪が降っていました[③]



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