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種別 特急 運転区間 上野〜札幌 運行形態 既廃止 使用車両 24系 使用機関車 EF510
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いわゆる「豪華寝台特急」の元祖。北斗星号の成功こそが、後発のトワイライトエクスプレス号、カシオペア号の成功の源となったと言っても過言ではありません。
1988年の青函トンネルの開通に伴い運転を開始した列車で、国鉄時代からの列車ではありませんが、青い車体の24系を使用した「昔ながらのブルートレイン」。
平成の世になってからも後年まで走り続け、気が付けば「最後のブルートレイン」と呼ばれるようになっていました。

絶頂期には3往復の定期列車が設定され、さらに北斗星トマムサホロ号や、夢空間編成を使用した夢空間北海道号といった臨時列車が走ることもありました。
カシオペア号の登場によってやや勢力が後退した後も、臨時のエルム号や北斗星81・82号が運転されるなど、依然として高い人気があることを示していましたが、
2008年3月のダイヤ改正以降は、定期列車1往復のみとなり、それ以外の臨時列車等の設定は全くされなくなりました。

すっかり”惰性で走らせている”感が強くなった北斗星号でしたが、2010年7月から、上野〜青森(信号場)間の機関車がEF510形となったのは、明るい話題でした。
しかし、それも束の間の話で、北斗星号は2015年3月のダイヤ改正で臨時列車となり、同年8月22日札幌発の運転を最後に廃止されました。

列車に乗ることが目的になり、その豪華さが売りになる寝台列車。その概念は、現代のクルーズトレインに繋がっているのかもしれません。











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