※各画像はクリックで拡大します。
急行津軽という列車は、かつて上野〜青森間を結ぶ夜行急行列車として走っていました。 1998年1月の運転をもって廃止され、それ以降は、2001年度の年末年始にリバイバル運転がなされたのみで、ひらがなの「つがる」を冠する特急列車が、 2002年12月の東北新幹線八戸開業によって誕生したこともあり、”津軽”という列車は、いつしか記憶の彼方へと葬り去られていました。 そのような中、2019年夏の臨時列車として、秋田〜青森間に”急行津軽81号・82号・83号”が設定され、うち83号は、同区間を夜行列車として運転されました。 これに色めき立った人々は多かったことでしょう(まあ、このページが存在しているように、私もそのうちのひとりだったわけですが・・・)。 200kmにも満たない秋田〜青森間を、長時間の運転停車を含めながら夜行運転し、車両は向かい合わせボックスシートの12系客車ということで、 考えようによっては「苦行」という表現も決して嘘ではありませんでしたが、この年の夏、急行津軽83号は、奥羽本線を大いに賑わせてくれました。 夜汽車の残像トップへ |