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種別 特急 運転区間 京都〜出雲市
京都〜下関
京都〜新宮
運行形態 臨時列車
団体列車
使用車両 117系 使用機関車

高価なクルーズトレインよりも気軽に乗れる夜行列車を。そうJR西日本が謳ったのは、2016年11月のことでした。

それから時は流れて2020年夏、予定よりも少し遅れて、”WEST EXPRESS 銀河”の名を冠した新たな長距離列車が誕生しました。
かつて東京〜大阪間を結んでいた寝台急行の名前が思わぬ形で復活することになり、その名付けに心をくすぐられた人も多いはず。

117系の改造によって生まれたWEST EXPRESS 銀河は、夜行列車として使える設備を備えながらも、夜行列車のみならず昼行列車としても
走ることがあり、ある種の583系的な(設備は夜行向きですが)要素をひっさげながら、JR西日本管内の直流区間を駆け抜けています。

マルスに収容して一般販売される列車でありながら、一定の頻度で走る夜行列車が新たに登場したのは、それこそ1999年のカシオペア号以来では
なかろうかと思うのですが、令和の時代に”気軽に乗れる”新しい長距離列車として颯爽と現れたWEST EXPRESS銀河号は、
「気軽に乗れる」の言葉に高価なクルーズトレインがはびこる時代へのちょっとした嫌味すらも込めながら、今日も夜道に流れ星を描いています。








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