さよなら初代「Narita Express」
初代N’EX・253系に別れを告げる−6


成田エクスプレス26号で武蔵小杉駅へ。
「なぜ武蔵小杉駅なのか・・・?」と問われれば、横須賀線として新たに開業した武蔵小杉駅に行ってみたかったから。
液晶 外から車内に立ち入ると、まずこの客室との仕切り扉の壁面に埋め込まれた、この液晶画面が目につくと思います。

E259系では液晶ですが、253系ではこれがLEDとしてありました。まぁ、どちらにしても、デッキにあるという都合上、見てもらえることがほとんどなく、無駄なような気もするのですが・・・。

さて、写真を撮ったりするのもそこそこにして、そろそろ自席で発車を待ちましょう。
成田線・総武本線・東海道本線2026M 特急成田エクスプレス26号(E259系)
成田空港(13:45)〜武蔵小杉(15:02)
停車 13時45分に定刻で成田空港駅を成田エクスプレス26号は発車。隣の空港第2ビル駅を発車してしばらくすると、このようなところで運転停車を行います。

というのも、成田〜成田空港間の空港支線は単線であるため、その交換を行うのです。

時刻表を見てみると、上りの成田エクスプレス号の方が下りの列車より決まって遅く、「どうして?」と思っていたのですが、空港支線内で決まって上り列車が下り列車を待つから、というのが答えのようでした。
標準軌 進行方向左側に敷設されている、京成電鉄の線路。標準軌です。

標準軌と狭軌が複線かのように並んでいるというわけですが、そういえばJRでも、奥羽本線の一部の区間で狭軌と標準軌の単線並列となっている区間がありますね。
インターネッツ E259系の特徴の一つは、車内で無線LANでインターネットが利用できること。これを試すために、わざわざ荷物になるノートパソコンを持ってきておいたので、実際に試してみました。

コンセントから電源をとらず、バッテリーで駆動させていますが、これは少しでも荷物を減らすため、ACケーブルの類を持ってこなかったため。あれを抜くだけでも結構バッグは軽くなります。

N700系で既に無線LANを利用したことがあるため、特に新たな感動や気がついたことはなかったのですが、N700系よりも接続の手順が複雑というか、分かりにくかったかも?(←たぶん気のせいだろうが・・・)

土・日きっぷの時とパソコンが違う」と気がついた方。その通りです。
色々な事情から新しいノートパソコンを購入する「必要」が生じたため、土・日きっぷでの旅行前に購入しました。
EF65 駅は覚えていませんが・・・、途中でEF65形牽引の貨物を追い越しました。

銀河号の廃止により、旅客列車での定期運用を失ってしまったEF65(PF)形ですが、一応貨物運用はあります。といっても、いつまで残るのか怪しいですね。EF210形の進出もありますから・・・。

EF65PF形というと、私には1つだけ思い出が。
それは2010年2月、なぜか正面左に花丸が描かれた赤プレートのカマと遭遇したこと。

未だに色々な意味で忘れられません(笑)
向こうは新幹線 ・・・と、気がつくと列車は品川駅を過ぎて、降車駅の武蔵小杉駅へ向かっているところでした。
どうやら途中で眠ってしまったようですね。長い旅でも短い旅でも、必ず1回はあるのですが・・・。

向こうの線路は東海道新幹線。東海道新幹線の列車内から、こちらの在来線を走る列車を目にすることはもう何度もありましたが、その逆(まぁ見えているのは線路だけだが)は初めてです。
現在位置案内 253系ではデッキとの仕切り壁に取り付けられていた現在位置案内は、E259系では天井に取り付けられている液晶画面で表示されるようになっていたようです。ちょっと小さく写っていますが・・・。

現在時刻は15時。武蔵小杉駅到着まであと2分です。
到着! 15時02分、武蔵小杉駅に定刻で列車は到着!

私以外にも成田エクスプレス26号から降車する人がたくさんいたというあたり、横須賀線(東海道本線)としての武蔵小杉駅はやはり便利な存在なのだろう、と実感しました。
(これまではNEX→東京・品川→東海道→南武線という乗り換えが必要だった?)
そして そして列車はすぐに発車。武蔵小杉駅の次の停車駅は、終点の横浜駅です。
さて、今回の旅はここで終了。253系の写真はもう2009年の3月や2010年の2月に既に撮影してしまっているので、写真についての未練はありませんし、乗る方ももう未練はありません。

2002年製造の200番代は東武直通特急に転用され、その他の車両でも一部は長野電鉄に譲渡され、長野電鉄の中で特急列車として使用されるそうです。

しかし253系が残るとはいっても、本来の姿は成田エクスプレス号で走ること。
その姿はもう見られないのか、と思うと、大して253系に縁や思い入れがなくても寂しいものは寂しい・・・。

           
DISCOVER どこかのトップへ

66.7‰のトップへ