◆7月22日◆ Page:1 ※各画像はクリックすると拡大します。 |
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時は7月22日。わたしは空港連絡バスで大阪空港にやってきていました。まずは愛媛・松山を目指しますが、陸路で移動すると、どんなに急いでも、松山に10:00過ぎに着くしおかぜ1号が最速となります。しかし、それでは1日の時間がもったいないということで、飛行機で松山を目指しました。ちょうどJALマイルが6,000貯まっていて、大阪〜松山の航空券に換えられる状況でもありましたから。 いつぞやは欠航の赤色ばかりが灯っていた出発案内も、欠航の文字が見当たらないどころか、×や△もたくさん見られるという混雑ぶり。いやはや、実のところ「まあ、今の時期に出かけようとする”勇気ある者”は多くはあるまい・・・」と踏んで、空港に飛行機出発の45分前くらいに着くようにしていたのですが、この「余裕のこきっぷり」とは裏腹に、手荷物預けの長い列! 7:15は刻一刻と迫り、あわや乗り遅れるところでした。 松山行きの2301便は7:15発で、松山には8:10に到着します。1時間とかからない搭乗時間ですが、それだけに飛行機の便利さを実感する場面でもあります。もしサンライズ瀬戸号の松山延長が今でもあるならば、それに途中から乗って松山へ向かうくらいのことはしたいものでしたが。 |
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JAL2301便は本日満席という盛況ぶりのもとに大阪空港を発ちます。人が少ないほど快適であることは、誰に言わせても同じだろうとは思いますが、それでも私は”人の賑わい”が好きです。ですから、この満席はむしろ喜ばしく感じられます。旅先も、交通機関も、人がいなければ始まりません。運輸業も観光業も、これまで散々目の敵にされてきたことへのお返しを今こそ・・・。 空港周辺の街並み、大阪の市街地、神戸空港、明石海峡大橋などを眼下に見ながら、飛行機は松山に向かって一直線。今日は本当に天気が良く、大阪から松山まで、雲を下に見ることはほとんどなく、窓越しには常に陸の景色が広がっていました。 大阪〜松山程度は誠にあっという間であり、気が付けば高松の街、気が付けば瀬戸大橋というその速さ。クラスJ中毒者になってから久しい私は、「普通席など御免被る」という価値観に染まり切っているのですが、さすがに1時間もかからないのであれば、普通席であっても問題ありません(今日の便は普通席のみの小型機)。 空路での四国入りは、「瀬戸大橋を渡る」という分かりやすい儀式がないぶん、これという感動がないものですが(飛行機で北海道に行くときの感じですね)、利便性には勝てません。その代わりに四国を長く堪能できることに感謝しましょう。 |
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空港連絡バスで道後温泉に向かいます。JR松山駅も松山市駅も通り過ぎて、一気に道後温泉まで行きます。つい忘れられがちですが、松山市は四国で一番の都市であり、人口も最大です。バスに乗ってその街を走り抜ければ、人口50万人を擁する中核市の息遣いを感じられます(高松市は41万人くらい)。街は大きいですが、空港も市街地からそれほど離れてはおらず、立地は上々です。 終着道後温泉には空港から40分ほどで着きましたが、着くなりまずやったことは、坊っちゃん列車の乗車整理券の確保でした。人気のある観光列車で、海の日・スポーツの日が絡む4連休、さらに定員制限とあっては、「場合によっては乗られないかも」という心配もありましたが、幸い、目的の10:47発の便の整理券を確保することができました。 坊っちゃん列車の乗車券に松山城の観覧券やロープウェイ・リフト券もセットになった「松山城らくトクセット券」が1,900円で販売されていたため、これを使いました。諸々がついていて1,900円ならば、かなり安いのではないでしょうか。 運行していない時間帯の坊っちゃん列車は、引き込み線に入れられ、あたかも静態保存されている車両かのように展示されます。伊予鉄道は電化路線であり、たった1両のディーゼル機関車(坊っちゃん列車は本物のSLではありません)を保有することは、何かと”面倒”なのではないかと想像しますが、今では愛媛における著名な観光スポットとして機能しています。 それにしても、分かってはいたことですが、暑い。とにかく暑い。揺れる柳から視覚的涼感を得ておきます。 |
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