![]() ★各画像はクリックすると拡大します★ Page:4 |
|||||
![]() ![]() ![]() ![]() そして、その流星の下に引かれたやや太めの金帯に注目したい。この金帯をずっと目で追っていくと気がつくであろう。この金帯は、24系の引かれている金帯のうち、下から2本目の金帯と高さが一致するのである。客車に合わせた色、客車に合わせた金帯、そして時刻表などで見られる寝台特急のマークを思わせる流星。まさにブルートレインのための機関車である。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
|||||
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() EF510形と24系は、互いの連結器によってがっちりと結ばれる。電源車の正面部分にある北斗星号のテールマークが光り、機関車の前照灯のガラス部にそれが映り込んでいた。従える者と従う者。EF510形は、客車との連結面の側には、前照灯も尾灯も点灯されないが、その代わり、テールマークの後ろの蛍光灯が、連結面をほのかに照らす。両者が離れるその時まで。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
|||||
![]() ![]() ![]() 「旅情」という言葉は曖昧模糊としていて、実像らしい実像はない。だが、上野駅に佇む夜行列車には旅情がある、ということを否定する人は、そう多くはないだろう。とはいえ、わざわざたいそうに「旅情」なるものを感じてしまうようになったのは、夜行列車があまりにも減りすぎて、夜行列車というものが特別な存在になりすぎたからではないか、とも思う。 縦長のアクリル製の駅名標には、EF510形の側面の流星が、これから進んでいく大宮方面を向いて映っていた。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
|||||
![]() ![]() ![]() 模様や線が描かれているためか、13番線には、他のホームにはない特別な雰囲気がある。そんな13番線ホームの上を、今日も多くの人が行き交い、13番線の独特の雰囲気は、その人々の姿を炙り出す。北斗星号の利用客だけではない。食材を積み込むための作業員、写真を撮りに来た人、ただ見物に来た人、車掌、駅員、食堂車の乗務員・・・。その身分も、そしてここにやってきた目的も様々であるが、その全てが、今日の下り北斗星号に関わった人物である。 エンブレムを撮影している人たちを見つめてみた。こうしている間にも、いったい何人の人が私の目の前を通ったのだろうか。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
|||||
![]() ![]() ![]() ![]() 北斗星号の車掌に向かって、駅員が白色に点灯した合図灯を振る。車掌はこれを確認して乗降扉を閉扉する。車側灯が消灯すれば、いよいよ旅立ちの準備が整う。駅員は、乗降扉が閉まった後のホームを、左右を見て今一度安全確認する。
|
|||||
![]() |