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 留辺蘂から特急オホーツク4号に乗ります。今日の石北本線の上り最終特急であり、これに乗って一気に滝川まで移動します。かつて特急オホーツク号は1日4往復が運転されていましたが、うち2往復が札幌発着から旭川発着となり、その名を「大雪」と改めました。もっとも、旭川では、札幌〜旭川間を結ぶライラック号と接続しているため、それほど不便にはなっていません。

 一応、4連休の2日目なのですが、あまり乗客がいません。スーツケースを携えているであろう旅行客はそれなりに見られたのですが、それでも以前のような活気はありません。この時期、外国人はまず見られないはずですが、北海道の特急列車も、外国人(主に中国人ですが)のインバウンド客がいないと、かなりまずい乗車率になるようです。

 遠軽では進行方向が変わるため、座席を回転させることになります。その際、「前後のお客様と話し合って・・・」的なお約束の放送も入りますが、前後の座席に他の乗客はいなかったため、無言でとっとと回転させました。丸瀬布、白滝、上川・・・と停車してゆきますが、乗客の出入りはほとんどありません。月明かりを友として、列車は暗闇の石北本線を進んでゆきました。

 旭川ではさすがにいくらかの乗り降りがあります。札幌〜旭川間の特急列車が好調だったころは、同区間を結ぶ電車特急が30分間隔で発着し、石北本線と宗谷本線の特急列車は、その30分ヘッドの隙間で出入りしていました。今は宗谷号とオホーツク号が、その30分間隔(実際にはズレていることもある)を構成する一部となっています。

 留辺蘂から3時間以上をかけて下車駅の滝川に着きました。かつて北斗号で使われていたハイデッカーグリーン車を見ると、石北本線に転入してきた記念として、”石北本線でのハイデッカーグリーン車”を味わいたかったという思いも湧いてくるのですが、件の6日間周遊パスを使用しているとなると、なかなか別途特急料金とグリーン料金を払う気には・・・。

 オホーツク4号を追って、後ろからは宗谷号が来ています。どうせフリーパスなら、途中で宗谷号に乗り換えても良かったかもしれません。




       






 本日のお宿は「ホテル三浦華園」です。札幌〜旭川間は通過するばかりで、その途中駅で宿泊するということはかつてありませんでした。今回はれっきとした目的をもって滝川で下車・宿泊していますが、その真相は明日のお楽しみ。


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