春、去る者たちへ哀悼の意をこめて・・・。
能登、雷鳥、500系のぞみ号惜別乗車の旅 3


489系に乗車するのは、2005年10月に運転された「懐かしの特急白山」以来。 4年3か月ぶりということになります。

ちなみにその白山号は、信越本線の横川〜軽井沢間が廃線となってしまっているため、横川行きで運転されました。
線路自体がないので仕方がないのは分かっているのですが、白山のヘッドマークつけて走らせれば良いってものではない、という思いもあります。

リバイバル、リバイバル、とは言いますが、現役時の姿とあまりにかけ離れたリバイバルもここ近年は多いような気もします。
・・・おっと、能登号とは関係のない長ったらしい話が続いてしまいました(笑)
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651系グリーン車 ・・・おや?能登号のグリーン車は立派な2+1配列・・・、ではありません(笑)

この画像は17番線に停車していた651系のグリーン車を窓越しに撮影したもの。大型の快適そうなリクライニングシートが2+1で配置されています。

もしも能登号のグリーン車もこうであったなら、5150円を払う価値ももう少し見いだせていたのでしょうけれども・・・。

ただ、座席配列がどうのこうの、という前に、根本的にJRの特急・急行のグリーン料金は高い、という気がしてなりません。
結局、それも本音では普通車を使いたかった理由の一つです。
入線 16番線で能登号の入線を待ち続けていると、23時15分ごろ、ついに489系が入線してきました。

上り能登号として上野に来た489系は、ホームライナー鴻巣3号とホームライナー古河3号での間合い運用があるため、上野入線時はヘッドマークが「ホームライナー」のままとなっています。
ひたち風? 種別こそ急行ですが、特急列車が発着する16・17番線に国鉄色の489系が停車していると、かつての485系ひたち号などを思い出させます。

その485系がひたち号の定期運用から引退したのは1998年。もう12年になるのですね・・・。
しらさぎ 名古屋 「同業者は先頭車の撮影に集中する。ならば、扉が開くと同時に車内に入り、誰もいない車内の撮影を・・・」と思い、4号車のグリーン車の扉の前で扉が開くのを待っていると、「回送」表示であった方向幕が回り始めました。

そのことを一切考えていなかったので、私は大焦り。
肩にかけていたカメラの電源をすぐさま投入し、とりあえずコマが変わる度に撮影。

回る方向幕の撮影をしておこう、ということを考えておけば、もう少し良い写真が撮れたような気もしますが、今となってはもうどうにもならないもので・・・。
しらさぎ 富山

しらさぎ 富山
古河

古河
鴻巣

鴻巣
白山 長野

白山 長野 ・・・って、え?
信州 福井

信州 福井
はくたか 越後湯沢

はくたか 越後湯沢
能登 上野

能登 上野
能登 金沢

能登 金沢
能登 NOTO いざ489系が入線して、方向幕を回したところまでは良かったのですが、なかなか扉が空きません。

結局「これでは上野で先頭車を撮影することができなくなってしまう」と判断し、列の一番前に並んでいたのですが、おもむろに先頭車にやってきました。

ヘッドマークは既に能登号のものに交換されていました。
ボンネット 151系が1958年に登場してから、半世紀以上見ることができた、この鼻先の突き出たボンネット型の車両も、53年目でその歴史に幕を閉じます。
新聞社の報道によれば、489系は能登号の廃止後はそのまま全車廃車となるそうで・・・。
E531系、E231系とともに 15番線に常磐線の上り1470Mで到着したE531系が停車していたので、それと奥にいるE231系を絡めて1ショット。

この光景も、過去のものになってしまうのですね・・・。

急行能登号に乗って、次は金沢を目指します。
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