 |
手荷物検査を受けてまで改札外に出ようとは思っていないので、改札を出ない程度にまぁちょっとぐらいうろついてみようかと思いますが、成田空港駅の構内はなかなか綺麗です。
これぐらいきれいなら、外国人を出迎えるにも十分だと思います。
柵の右側は京成電鉄の通路で、JR東日本の通路と京成電鉄の通路を、一旦改札外に出ることなく相互に行き来することはできません。できたら京成電鉄のホームにでも降りて、写真でも撮ろうかと思ったのですが。。。
|
 |
乗車券がSuicaなどでICカードになり、それこそチケットレスになったかと思えば、今度は特急券がチケットレスに。成田エクスプレス以外では、JR西日本のはるか号などでも行っています。
JR東海・JR西日本の東海道・山陽新幹線でも、「EX−IC」なる「チケットレスサービス」が行われていますが、あれは「EX−ICご利用票」という紙を検札で見せなければならないようなので、チケットレスではない気がしますが・・・。
|


通路の壁面では、E259系の案内がされていました。
「設備充実!料金そのまま!」
当たり前、というか、値上げするなんてそんなありえないことを・・・。むしろ値下げすべきでしょうね。
「快適性の向上」
普通車にも枕をつけたりと、普通車は確かにそうですね。リクライニングシートにもなりましたし。
しかし、グリーン車はどうでしょうね。革張りにして高級感を出しておけば快適になるわけじゃないでしょう。2+2配列だから。
「グリーン車は高級感あふれる革張り!!」
上にも書いたとおり、革張りにして高級感を出しても別に快適にはなりません。結局詰め込みの2+2じゃ狭いわけで。
それに、そもそもグリーン車って高級感があるとかないとか、そういうものじゃないでしょ・・・。
普通車が立派で、かつグリーン車が情けないものですから、余計にグリーン車が酷く見えます。
|
 |
やたらと白色が強い気がする「待合室」の案内板。
いつか、どこかでこのような妙に白が強い案内板か何かを見た記憶があるのですが・・・。
|
 |
左上に見つけた「環境にやさしいLEDを使用しています」の文字。これで思い出しました。
思い出してみれば、2010年3月の土・日きっぷの旅行で訪れた、会津若松駅の駅名標が、これと同じようにLEDを使用した新しい仕様のものでした。そういえば。。。
LEDを使用した駅名標や案内板が、東京や新宿といった規模の大きな駅ではなく、会津若松や成田空港といった、小規模〜中規模の駅に先に導入されている理由は何でしょうかね?
ちなみに、気がつかれている方もいらっしゃるかもしれませんが、成田空港駅の駅名標はLEDではありませんでした。 |
 |
さて、JR東日本の通路でちょっとばかり時間を潰したらもう帰りの列車です。
帰りに乗車する列車は、13時45分発の成田エクスプレス26号。(新型車両)の表示があるように、この26号は新型のE259系で運転される列車。253系との乗り比べができます。
発車標に表示されている(新型車両)の表記は、全列車がE259系に統一されれば表示する必要がありませんから、253系とE259系が混在しているからこそのものですね。
|
 |
E259系が入線してきました。車体の形状は、1997年登場のE653系以降に登場した、JR東日本の在来線特急型車両全てに共通するもので、E259系もご多聞に漏れません。
画像にも流れて写っていますが、側面を見ていると、フルカラーLEDが目を惹きますね。
|
 |
行き先表示が切り換えられてしまう前に、成田空港行きの表示をしているフルカラーLEDを撮影。
もうフルカラーLEDも見慣れてしまったもので、真新しさはありませんが、いつ見ても表示の綺麗さには感心します。1つ1つの字がはっきりしていて、読みやすいですね。
常磐線を走るE531系の行き先表示は普通の2色LEDで、車内の情報表示機も液晶ではなく、2段式のスクロールするLEDです。
行き先表示機がフルカラーLEDで、情報表示機が液晶なら、間違いなく欠点のない車両なのですが・・・。ちょうど、E231系とE233系の過渡期に生まれた車両ですからね・・・。
両者を足して2で割ったような感じになっているんですよね、全体的に。
|
 |
ロゴは完全にそのまま253系から継承。
このロゴ、253系とE259系のどちらに貼り付けられていても、よく似合いますね。
|
 |
成田空港駅1番線に停車するE259系。
もし、E259系の塗装が253系と全く違っていたとしたら、約20年にわたって見られた「253系+成田空港駅」との違いや違和感が大きく感じられたのかもしれません。
しかし、良くも悪くも塗装はほとんど変わらないので、E259系も案外違和感なく受け入れられているのではないでしょうか。
|
 |
運転台下には、赤色で「Narita Express N’EX SERIES E259」の文字。
253系には、このようなものはありませんでしたね。
|
 |
先頭車の顔。JR北海道の789系に似ていると言われているようですが、個人的にはそのような気はしません。
ただ、253系と比べてみると、やたらと縦長だと思います。253系の運転室は貫通扉の横にあったのに対して、E259系では上にある高運転台構造だからそう感じるのでしょうね。
これが今後、「(普通の)成田エクスプレス」として認識されていくのでしょうが、1人のファンとしては、まだ253系の方が成田エクスプレス、という印象があります。
|
 |
ホームに貼ってあった乗車位置案内(停止位置目標?)。
「NEX12」は今後も使われることになりますが、「NEX9」は2009年10月のダイヤ改正で3両編成の253系が営業運転から抜けて以降、使用されなくなっています。
それでもこうしてホームにステッカーは残されていたようです。
「特急9」は、E257系がウイングエクスプレスとして来たりするときに使用していたものかな?
|
 |
行きは253系、帰りはE259系。これで両車の乗り比べができるというわけですが、253系で乗車したのはグリーン車でしたから、E259系でもグリーン車に乗らなければ、正確には比べられません。
しかし、E259系では普通車に乗車することとしました。さすがに往復グリーン車に乗るのは資金的に厳しい、ということももちろんですが、何よりE259系は普通車が随分と立派なので、わざわざグリーン車に乗る必要がないのです。
1020mmの座席間隔、リクライニングシート、無線LAN、コンセント、そして普通車ながら枕付きというE259系の普通車。253系はただの対面式のクロスシートで、リクライニングすらしませんでしたから、それを思うと驚異的な改善です。
あの普通車を思うと、このE259系の普通車がグリーン車に見えてしまいます(笑)
|
 |
車体についている行き先表示機は、幕からLED、LEDからフルカラーLEDへと変わりました。
車内にある情報表示機も、N700系などでは既にフルカラーLEDとなっていますが、E259系ではスクロール式のLEDから更に進化して、天井に液晶画面を取り付けています。
一般型車両では、E231系500番代やE233系で既に採用例がありますが、特急型車両となると、このE259系が恐らく初めてではないでしょうか・・・?
|