2010年8月に山陰本線を全線乗車する旅をして以降は、来たる高校受験のために、旅行を控えていました。
・・・というか、旅行どころか、列車に乗ってどこかへ撮影しに行ったりすることすらしなくなったのですが。

そのため、鉄分はしばらくは常磐線沿線での写真撮影をすることで補給するにとどまっていて、旅による鉄分補給はできていませんでした。
しかし、2011年1月初旬、高校受験が終了。遊び呆けていられるとはいかないまでも、またあちこち行ける身になりました。

「ようやく受験勉強から解放された。小旅行でも良いから、とにかくちょっと旅に出たい」
そう思いながら時刻表を見ていると、高崎線のページで、石打行きの臨時快速列車「シーハイル上越号」を発見しました。

時は2月。つまり、冬です。シーハイル上越号に乗って、上越の銀世界を見に行ってみるのも良いかもしれない・・・。
それに、「面白い臨時列車に乗りたい」とも思っていた。シーハイル上越号に乗れば、銀世界を見ることも面白い臨時列車に乗ることもできる。

こうして、高校受験終了後の最初の旅は、シーハイル上越号に乗って、冬の上越を訪ねる日帰り旅行となるのでした。。。

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※各画像はクリックすると拡大します。

上野5:43着の530Hに乗車し、上野にやってきました。

上野駅で530Hから降りてきた人は僅かな数。その人たちは列車から降りるとすぐに階段を上がっていき、数十秒でホーム上から人影が消えてしまいました。
私も乗り換えのために階段を上がり、通路に来ましたが・・・、へぇ、これが上野駅ですか!?

上野駅のこの乗り換え通路と言えば、常に人が行き交い、1秒としてその動きが止まることがないという印象があるのですが・・・、日曜の早朝5時40分過ぎだとこんな感じなんですね。

昼間のあの人の往来が強く印象に残っているものですから、この人がほとんどいない乗り換え通路を見たときは本当に驚いてしまいましたよ。
シーハイル上越号に乗るために、次は大宮駅へと向かいます。

6番線へ降り立つと、ちょうど5:47発の宇都宮行きの列車が発車していたところでした。
車内は先ほど乗車した530Hと同じくらいのガラガラっぷりでしたが、まぁ、これから先赤羽、大宮、久喜などと停車していけば乗客も増えるでしょうね。
私が乗るのは6:03発の高崎行き。大宮駅までは、高崎線の列車も東北本線の列車も線路を共用するので、大宮駅までの乗車なら、乗車機会は実質倍になります。

時間はかかりますが、京浜東北線の列車で行くこともできるので、とりあえず大宮へ行ける列車へ乗りたいということであれば、乗車機会はかなりあることになりますね。
5:50ごろ、乗車する高崎行きの列車がやってきました。

この6:03発の高崎行きは、御徒町の電留線からやってきました。
てっきり、私は尾久からやってくるものだと思っていたので、間もなく列車がまいります、という放送が流れたあと、ずっと尾久方面を見ていました。

「なかなか来ないな・・・」と思っていたら、この東京方面からの不意打ちでした。
扉が開いたらすぐに乗り込み、進行方向向きのクロスシートを確保しました。

どうせ座るなら、ロングシートや逆向きのクロスシートよりも、これが良いですよね。
こちらが6:03の発車を待っている間に、山手線・京浜東北線の列車が発着します。

ただ、早朝ということもあり、列車の間隔は日中に比べると長く、日中の3〜5分間隔で次々と発着する光景に見慣れているため、「ずいぶん間が空くなぁ・・・」なんて思ってしまったり。

東北本線825M (E231系)
上野(6:03)〜大宮(6:28)
6:03、定時で上野駅を発車。冬の2月初旬の6時過ぎはまだまだ暗いです。

こう外が暗いとき、寝台列車の個室なら、部屋の灯りを消して「夜の街」の車窓を楽しむことができるのですが、まぁE231系に乗っていてはそういうこともできるはずがなく・・・。

窓越しに車窓を見ようとしても、見えるのは映りこんだ自分の顔と車内・・・。
隣の尾久駅では、12系+24系を見ることができました。
最近、24系を使って試運転をしていたことは知っていたので、24系が見られたのはまぁ分かるのですが、12系も一緒にいて、しかも連結されているとは一体どういうことなのか?

後日、鉄道ニュースのサイトで、この編成を使って試運転が行われたという記事を見て、この編成が試運転用に組成された編成であることが分かりました。
しかし、なぜ12系をわざわざ高崎から持ってきて、12系+24系で試運転なんでしょうね?

わざわざ12系を高崎から持ってきて、24系と繋げて試運転をしているということは、それなりの理由があるのでしょうが・・・、気になりますね。
6:28、下車駅の大宮駅に到着。825Mは尾久、赤羽、浦和と停車する度に乗客を増やし、大宮駅到着時には立ち客も見られるくらいになっていました。

シーハイル上越号は、ここ大宮駅が始発駅です。
個人的には、上野始発で地平ホームから発車だと嬉しかったのですが。
階段を上がって乗り換え通路へ行くと、7番線の発車案内には、既に「シーハイル上越 石 打」と表示されていました。「シーハイル」の表示がちょっときつそうです(笑)

下のスーパービュー踊り子号は全車指定席ですが、シーハイル上越号には自由席もあります。
乗車券だけでリクライニングシートを装備した特急型車両に乗れるわけですから、越後湯沢や石打まで乗らず、短い区間で乗る人もいるかもしれませんね。

少なくとも私だったら、シーハイル上越号に乗れるなら、大宮〜宮原とかでも乗ってしまいます。
シーハイル上越号の入線まではまだ時間があるだろうと思いながらも、とりあえず7番線に降り立つと、日光・きぬがわ号で使用される485系が回送で8番線にやってきました。

「通過するのだろうか」と思っていたら停車したので、撮影しに行こうと8番線に向かったところ、8番線に繋がる階段を下りている途中に発車してしまいました・・・。

「それなら停まらないで、超低速でも構わないから通過してくれた方が・・・。」

シーハイル上越号の始発駅、大宮駅にやってきました。
シーハイル上越号の発車は7:00ちょうど。入線までも発車までも、もう少し時間があります。
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