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※各画像はクリックすると拡大します。

485系の撮影に失敗したので、また階段を上がって乗り換え通路に来ると、このようなポストが置いてありました。

解説によると、このポストは大宮駅開業120周年を記念して設置されたもので、「鉄道の街 大宮」をイメージして、鉄道車両の部品(貨車の車輪とか)を使って制作されたとのこと。

本物の鉄道車両の部品を使って作られたポストとは・・・、これはまた凄いですね。
乗り換え通路にあったNEWDAYSでお茶を購入し、また7番線に降りてきました。
本当は空腹時のためにおにぎりも購入しようと思っていたのですが、乗り換え通路にあったそのNEWDAYSには、おにぎりなどは売っていませんでした。

で、結局お茶だけ買って7番線に来たわけですが・・・、やはり腹を満たせるものは何か買っておいた方が良いだろう・・・。

そう思っていると、8・9番線におにぎりなども売っているNEWDAYSを発見しました!

そして8・9番線まで行き、このNEWDAYSでおにぎりを3個買ったのですが・・・、どう考えてもさっきお茶だけを買わないで、このときにお茶もおにぎりも一緒に買うべきでしたね(笑)
3・4番線から7番線に戻ってきました。もう今度は別のところには行きませんよ〜。

時刻は6:45。上野を発ったときは真っ暗だった空も、そろそろ明るくなってきました。
ただ、曇りだったので、太陽が出ているときほどの明るさはありませんでした。
発車標の「石 打」の文字。

かつて、1969年〜1987年には、上野発石打行きの臨時特急、新雪号が走っていました。今のシーハイル上越号と同様、冬季運転の臨時列車でした。

新雪号の運行終了から2011年で24年が経つことになりますが、これから乗るシーハイル上越号は、運転区間こそ大宮〜石打となりましたが、特急新雪号の生まれ変わりだと思います。

しかし、特急から快速になり、利用しやすくなりました。
より身近で、より利用しやすくなった、21世紀版の新雪号。それがシーハイル上越号でしょう。
7番線で列車の入線を待っていると、大宮駅を通過するEF210形の貨物列車が見えました。

こういったEF210形のような、新世代の機関車が牽く貨物列車は、常磐線沿線住民の私は、これまではこうして大宮とかに来ないと見ることができませんでした

しかし、今は違います。そう、今は常磐線の貨物列車も新しいEF510形が牽引しています。

近所でも新世代の機関車が見られるようになって嬉しく思う反面、もうEF81形が牽引する貨物列車も、まず見ることができないんだなという寂しさも感じます。
屋根から吊り下げられた番線表示を見ると、「高崎線・上越線上り」と書いてありました。
しかし、これから乗るシーハイル上越号は下り列車です。

ただ、7番線から下り列車が発車するということは、日常的に行われていることらしいので、特に珍しいことではないようです。
EF210形の貨物列車が通過した約4分後、今度はEF65形(単機だったかな)が通過しました。

どちらも地元では見られないので、良いものを見ました。
それから待つこと数分、6:52、高崎方からついにシーハイル上越号の183系がやってきました。
ホームで入線を待っていたファンに撮影されながらの入線です。

シーハイル上越号は「快速列車」。リクライニングシートを装備したこの特急型の183系に、自由席なら乗車券だけで乗ることができるというのですから、お得なことこの上ありませんよね。

同じリクライニングシートでも、E231系なら高いグリーン料金を支払わなければならないのに、こっちは乗車券だけですからね。
短い時間でしたが、隣の8番線にやってきたE231系との並びも実現しました。

右のE231系は、6:54発とシーハイル上越号よりも6分早く発車する高崎行きの列車。高崎まで各駅に停車する普通列車ですが、快速のシーハイル上越号には抜かれずに高崎まで走ります。

183系もいつまで持つか分かりませんから、183系自体の写真はもちろんですが、こういう並びの写真も今のうちに撮っておかないと・・・。
停車して、高崎方の先頭車に前照灯が灯ったところで、先頭車を撮影。

上野方の先頭車には特急シンボルマークが装着されていましたが、残念ながら高崎方には装着されていませんでした。ただ、それに違和感を感じない自分がいるのですが・・・。
いや、もうJR東日本の183系=シンボルマークがなくて普通 という印象が定着していて・・・。

シンボルマークを外され、列車の種別も快速で、また編成もたったの6両ではありますが、こうしてホームにどっしりと佇んで発車を待つ姿からは、往年の輝かしさ、国鉄特急型車両としての貫禄を感じられました。
7番線に佇む183系。
名前と行き先の通り、シーハイル上越号はスキー・スノーボード客のための列車なのですが、列車に乗り込む人を見てみると、案外スキー板などを持たない人が多かったです。

自家用車とかで行くならともかく、こうして鉄道を利用する場合は、行った先のスキー場で必要な物品を借りる方がたしかに良いでしょうね。スキー板を持って駅構内を歩いたり、乗り降りしたりするのは結構大変でしょうし。

ただ、私のように「スキーとかはしないけど乗る」という人は結構いたのではないかと思います。
先ほども書いたように、自由席なら乗車券だけで183系に乗れるわけですから、短い区間で普通列車代わりに使う人がいてもおかしくないでしょうからね。
方向幕は、きちんと「快速シーハイル上越 石  打」のコマが用意され、表示されていました。
もしこれが「快  速」とか「臨  時」だったら残念でしたね。

モノクロであることには特に意味はありません。なんとなく、昭和っぽい雰囲気を出したくて(笑)
車両間には転落防止ホロが取り付けられていましたが、これがクリーム色や赤色にはなっておらず、灰色でした。そのため、遠目にも結構目立っていました。

もちろん、実用的には灰色でも何ら問題はないでしょうが、これをクリーム色とかに塗ったら、全体の編成美は良くなりそうだよな、とは思いました。
さて、発車時刻が近づいてきているので、そろそろ列車に乗りましょう。

今は、昔のように特急列車が高嶺の花で、そうそう気軽に利用できるものではない、というわけでもなければ、特急型車両が快速や普通列車、ライナー列車で走ることも当たり前のことです。
私も、気軽に特急列車を利用していますし、したがって特急型車両に乗ることが頻繁にあります。

ただ、それでも特急列車に乗るときや、特急型車両に乗るときには、特別な空間に行くような気がして、不思議と緊張感を覚えます。あの不思議な感覚、未だに慣れません・・・。
指定券で指定された4号車は、フリーストップのリクライニングシートが配置されていました。

「発車間際だというのに人が少ないな・・・」と客室内に入ったときに思いましたが、結局、そのガラガラの状態で大宮駅を発車することになりました。

まぁ、大宮駅が近い人で鉄道を使ってスキーをしに行く人は、新幹線でガーラ湯沢とかに行くでしょうからね。大宮発車時で乗客が少ないのは仕方がないことかもしれません。

さて、時刻は7:00になりました。
ここから石打まで2時間52分の、快速シーハイル上越号での移動が始まります。

シーハイル上越号は7:00ちょうどに定刻で大宮駅を発車。
石打までの所要時間は2時間52分、途中の停車駅の数は19です。
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