
上越線・ほくほく線・信越本線1002M 特急はくたか2号 (681系)

越後湯沢(8:20)〜直江津(9:05 ※実際は延着)
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金沢行きはくたか2号① |

この雪の中を進んでいく② |

北越急行車とJR西日本車の混結③ |

JR西日本の681系④ |

辺り一面銀世界⑤ |

六日町も通過⑥ |

犀潟の手前で抑止⑦ |

京葉線の205系が⑧ |

直江津に到着⑨ |
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さて、次の目的地は直江津です。直江津へは、特急はくたか2号に乗車して向かいます[①]。東北応援パスは、JR東日本線だけでなく、北越急行ほくほく線も全線が乗り降り自由となっているので、これから先通る、ほくほく線の運賃は別に払う・・・、という必要はありません。
1番線に降り立つと、既に列車は入線していました。雪が降り止む様子はなく、降り続ける雪は、ホームの屋根の上をはじめとして、架線柱や架線、信号機など、ありとあらゆる場所に積もっています。当然、線路上にも雪はたくさんあります。そんな厳しく、過酷な条件下をこれから突き進んでいこうとする、はくたか2号です[②]。
この日のはくたか2号は、北越急行681系とJR西日本681系の混結編成でした[③]。北越急行とJR西日本はどちらも681系・683系を所有していて、また、所有会社・形式に関わらず、どのような組み合わせでも併結が可能です。
購入した特急券は自由席特急券なので、自由席に座ります。自由席は6号車・7号車の2両ですが、前者は北越急行681系、後者はJR西日本681系。良くも悪くも、所有会社が違ったところで内装に違いはなく、どちらもほとんど同じなので、より乗客が少ない7号車に乗車しました。
8:20、列車は定刻で越後湯沢を発車。右も左も、そこも向こうも雪という一面の銀世界へと飛び込んでいきます[⑤]。窓を隔てて、あちらは地獄、こちらは暖房が利いた特急車の中で快適。たかが透明な窓ですが、その窓を境に全く違う環境が作り出されています。
はくたか号の停車駅パターンにはいろいろと種類がありますが、はくたか2号は、越後湯沢を出ると次の停車駅は直江津で、この間は一切停まりません。また、直江津から先も、終点金沢までに停まるのは富山、高岡のみで、最も停車駅が絞られた、再速達型の停車パターンの列車です。ですから、上越線とほくほく線が分岐する六日町も通過してしまいます[⑥]。
六日町から先はほくほく線に入りますが、ほくほく線は無停車で走り抜けてしまいます。ほくほく線を経営する北越急行の車両を使っている特急列車だというのに、自社の駅には全く停まらないというのはヘンな感じもしますが・・・。
ほくほく線はトンネルが非常に多く(全線の約7割を占める)、車窓はあまり見られません。また、同線内では在来線最速の160km/h運転も行いますが、なにせ160km/hを出すのは主にトンネル内なので、それだけの速度が出ていることはなかなか実感しにくいというのが実際のところです。
リクライニングシートを身を任せてのんびりしていると、左手に、この先で合流する信越本線の線路が出現。もう間もなく信越本線と合流する犀潟というところまで来て・・・、突然その場で停車してしまいました[⑦]。
しばらくすると、「この先のポイントが雪で転換できない状態にあるので、しばらく停車する」との放送が入りました。
それから2分ほどで、ポイントの除雪?作業が終了したようで、列車は犀潟駅へ向かってゆっくりと走り始めました。直江津駅の手前では、改造待ちと思われる、元京葉線の205系の姿が見られました[⑧]。温暖な京葉線を現役で走っていたときは、これほどの雪に見舞われたことなんてなかったでしょうね。屋根を雪で白くしながら、再起のときまで、しばし”冬眠”というところ?
結局、下車駅の直江津駅には、ポイント不転換以外の徐行運転や突発的な列車交換などにより、定刻より20分遅れた9:25に到着しました[⑨]。
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