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※各画像はクリックすると拡大します。

「なーんか、変な駅名標な気がするんだが・・・」

ガーラ湯沢駅の駅名標は、様式はJR東日本の標準仕様に準拠しているようですが、何だか普通のJR東日本の駅名標とは違う気がします。どうしてでしょう。

まず分かったのは、隣の駅名の英語(Echigo-Yuazawa)がやけに縦長で間隔が広い。
それと、駅名の読み(ガーラゆざわ)の字の線が細く、間隔が広いことなど。そしてもう1つは、小文字の”g”の書き方。

普通、JR東日本の駅名標では、数字の”9”のような方を使うのですが、ガーラ湯沢駅の駅名標では”9”のようではない方を使っているようです。
ホームから階段を上って、自動改札機の近くまでやってきました。
先ほどの列車の私以外の乗客は、どうやら既に改札外へ行ってしまった模様。まぁ当たり前か。

さすが、スキー場に直結しているガーラ湯沢駅というべきか、改札口の向こうの雰囲気や状況が普通の駅とは全く違います。じゅうたんが敷かれていたり、スキー板を持った人がいたり、リフト券販売所(インフォメーションセンター)があったり、スキーの映像が流れていたり。

およそ、鉄道の駅には思えませんね。いや、本当に。。。
ガーラ湯沢駅に来たのは、何もスキーをするためではなく、・・・まぁ、言うまでもないですが、路線の乗りつぶし(越後湯沢〜ガーラ湯沢間乗車で上越線全線乗車を達成)のためです。

そのため、ここですることといったら、駅舎の撮影くらいなんですよね。
次回は、きちんとスキーをするために訪れたいです。
それにしても・・・、こうしてゲレンデと駅舎が繋がっているなんて、立地的にこれ以上に良く、便利なスキー場も他にないですよね。

東京から乗り換えなしで100分とかからず来られ、列車から降りたらすぐにスキーができて、スキーを終えたらすぐそこのガーラ湯沢駅から新幹線で帰ることができる・・・。

ちなみに、リュックにカメラという、明らかにスキーをする身なりをしていないという状態でここに来ましたから、周囲の人からは変な目で見られました(笑) まぁ当然か。
駅舎内。天井が非常に高く、かなりの開放感があります。

「スノーボードレンタル」とか、「ゲレンデ」とか、そしてここにいる人々の恰好とか。やはり、ここがガーラ湯沢駅という、1つの鉄道の駅であるとは思えませんね。

「ここはスキー場ですよ」と言われれば、もちろんすぐに納得しますが、「ここはガーラ湯沢駅ですよ」と言われても、「果たしてそうだろうか?」と疑問に思わざるを得ません。
バスなどが発着する下の出入り口に来ると、「JRガーラ湯沢駅」という文字が駅舎に見られました。これを見ると、「あ、やっぱりここは駅なんだな」ということを改めて実感します。

なお、この駅前では無料のシャトルバス(周回)が発着していて、そのバスで越後湯沢駅へ(から)行く(来る)ことができます。少しでも節約したければ、ガーラ湯沢まで新幹線に乗るのではなく、越後湯沢で降りて、そこからはバスで来るのも良いかも。
さて、そろそろ列車に乗りますが・・・、ガーラ湯沢からの特急券はまだ購入していませんでした。

旅行日前日に空席状況を見ると、これから乗る列車は、グリーン車・普通車指定席ともに空いていて、グリーン車にしようとしましたが、空いていたのは壁と向かいあう席のただ1席のみ。

「明日(旅行日)になったら、もっと良い位置の席がが空かないかな」と思って、結局それは購入しなかったのですが、そうしたら案の定、ガーラ湯沢駅で携帯電話で空席状況を見たら、グリーン車・普通車指定席とも満席になっていました。

仕方がないので自由席特急券を購入。100+1790の1890円です。
ガーラ湯沢〜高崎間の営業キロは96キロで、グリーン料金が、一番安い100キロまでの1000円にぎりぎりで収まるので、是非グリーン車に乗ろうと思っていたのですが・・・。
昨日、たとえ壁と向かいあう席であっても、素直にグリーン車の特急券を購入しておけば、望み通りグリーン車に乗れたうえ、えきねっとポイントも40ポイントついたんだけどなー・・・。

と思っても、それは後の祭り。まぁ、節約したと思えば、ね。まぁいいでしょう。

乗車する列車は、Maxたにがわ80号。定期で走っているたにがわ号の、越後湯沢〜ガーラ湯沢間の延長運転の列車ではない、純粋な臨時列車です。2桁の若い号数がつけられています。
ガーラ湯沢駅の自動改札機はいつでも通れるわけではなく、実は、列車の発車の15分前にならないと通ることができません。

そのため、自動改札機の前では、Maxたにがわ80号の自由席の利用客が行列をしていて、自動改札機が通れるようになると、皆早足でホームへ!

・・・来たのですが、まだ乗降扉は開いておらず、自動改札機の前だけでなく、ここでもまた待たされることになってしまいました。

寒くはないですが、こう立って待っていると、膝が痛いです。早く座席にありつきたい(笑)

上越線・上越新幹線4080C Maxたにがわ80号 (E4系)
ガーラ湯沢(16:18)〜高崎(17:00)
自由席であり、また見晴らしの良い2階席でありながら、かつ座席がリクライニングのできる2+3配列となっている、4号車2階の自由席の窓側に座ることができました。

ご存じの方も多いかと思いますが、E4系の1〜3号車(自由席)の2階席は、リクライニングができない座席が3+3配列で展開するという困ったところ。
車窓のことと座席のことを考えると、4号車2階席の窓側以外の選択肢はありませんでした。

16:18にガーラ湯沢を発車した列車は、3分で越後湯沢に到着しますが、ここで8分停車します。
ここから先は、新潟発の臨時列車の、Maxとき388号と共通のスジとなりますから、8分の停車はそのためのようです。
越後湯沢の次の停車駅は上毛高原。こちらの停車中に、下りの200系の列車がやってきました。

1本だけ、白+緑の原色に塗り戻された編成(K47)があるのですが、そういえば、もう塗り戻されてから4年近くになろうというのに、まだ1度もこの目で見たことがありません。

200系の全廃やK47編成の廃車までに、1度は見て、そして撮影したいですね。
上毛高原を出るとすぐにトンネルに入りますが、そのトンネルを抜けて外に出ると、越後湯沢周辺の一面の銀世界が嘘のように、雪は地面が普通に見えるくらいだけになっていました。

今は上り列車に乗って東京方面へ向かっていますが、これが逆方向で、下り列車に乗ってトンネルを抜けていたら、まさに「国境の長いトンネルを抜けると・・・」だったんでしょうね。
JR東日本の新幹線・特急型車両ではお馴染みの、普通車の座席の座面スライド機構。

ところがこの座面スライド機構、最新のE5系の座席にはないそうです。(その代わり、背もたれを倒すと、それに合わせるように座面も自動的に移動するらしい)

ちなみに、私は、背もたれを倒すのは少しだけにして、座面を目一杯前側までスライドさせた状態で座るのが、体勢的に一番楽で好きです(笑)
更にトンネルを抜けると、とうとう車窓からは雪が完全に消えてしまいました。
雪が全くないというこの光景を見ると、「あぁ、関東に戻ってきたんだな」としみじみ感じます。

シーハイル上越号に乗っていて、沿線に雪がぽつりぽつりと見られるようになってからは、ずっと雪を(量の多かれ少なかれはあれど)見続けてきましたが、ついに消滅。 雪が全く見られないというのは、実に約8時間ぶりのことです。

それにしても、雪の存在に驚いていたのが、雪がないことに驚くようになってしまうとは・・・。
もう、私も立派な雪国の人になれたかな(笑)

Maxたにがわ80号には、高崎まで乗車します。
雪国を離れてしまいましたが、旅はまだまだ終わりませんよ。
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