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※各画像はクリックすると拡大します。

八色駅に戻って、まだ行っていない、下りホーム側の道に来てみました。

雪に包まれる、寒い、寒い、冬の日々。木々が付ける葉っぱも枯れています。
この枯れた葉っぱが、厳しい上越の冬を象徴しているようにも見えました。

しかし、よく見てみると、全てが枯れ切っていたわけではなく、一部に緑色の部分もありました。
やがて来る春を待ちわびているのでしょうか・・・?
先ほど列車から下車したホームとは反対側の、上りホームで列車を待つこと約5分。
長岡方から115系の普通列車がやってきました。今回は3両編成でした。

八色駅での滞在時間は約40分にすぎませんでしたが、八色大橋からあの素晴らしい景色を見られましたから、たったの40分でも、十分に滞在を楽しむことができました。

次はこの列車で越後湯沢駅へ向かいます。

上越線1738M 普通列車水上行き (115系)
八色(14:27)〜越後湯沢(15:04)
八色駅を発車。越後湯沢駅までの所要時間は37分です。
今回も、八色駅に来るための列車に乗車したときと同様、楽々とクロスシートを確保できました。

「窓」という額縁の中の絵は、列車が進むのとともに刻一刻と変わっていきます。
1秒単位で移り変わっていく、見る者を飽きさせない不思議な絵です。

しかし・・・、今回ばかりは、中の絵が刻一刻と変わるとは言っても”ずっと雪景色”。
いくら雪景色が私にとって物珍しいとはいえ、さすがにそろそろ飽きてきました。
14:46、塩沢駅に到着。八色〜塩沢間の所要時間は19分で、所要時間的には、八色〜越後湯沢間のほぼ中間になります。

八色駅発車後しばらくは、進行方向右側の座席に座っていましたが、八色駅に行くときと同じ車窓を見ることになるということに気がついたので、途中から左側に座りました。
そして15:04、列車は定刻で越後湯沢駅に到着しました。

八色駅発車時は、列車はかなり空いていて、車内ものんびりとした雰囲気のある、のどかなものでしたが、上越国際スキー場駅などからはたくさんのスキー客が乗車し、列車は予想外の混み合いとなっていました。

そのスキー客も、そのほとんどはここ越後湯沢駅で下車。
ここで上越新幹線に乗り換えて、東京などへと帰って行くのでしょうね。
スキー客を下ろした列車は身軽になり、終点の水上駅へ向かいます。

これに乗って水上駅まで行けば、もう1度国境越えができるというわけですが・・・、それはまた次の機会にお預け。次回の国境越えは、冬に寝台特急あけぼの号でしてみたいですね。
越後湯沢駅では、金沢行きの特急はくたか号が発車の時を待っていました。

北陸特急は、2011年3月改正での485系の雷鳥号の廃止をもって、当分の間は大きな動きはなさそうですが、2014年度末予定の北陸新幹線金沢開業時には、特急はくたか号の廃止も含め、また北陸特急に大きな動きが起こりそうです。
次に乗る列車は15:15発。乗り換え時間は11分で、あまり時間がありません。

この奥には、新幹線乗り換え改札口があります。写真を拡大して見ていただくとお分かり頂けるかと思いますが、物凄い数の人です。いやはや、まさに大混雑。

越後湯沢駅の新幹線乗り換え改札口は自動改札機が設置されていますが、もしもそれがなく、有人改札だったら、間違いなく大変なことになっていたでしょうね。
新幹線ホームにやってきました。
私が次に乗る「15:15発の列車」とは、ガーラ湯沢行きのMaxたにがわ413号。

新幹線乗り換え改札口であの混雑を作っていた人々の、そのほとんどが越後湯沢周辺でスキーをした帰りの人であろうというのに、私は今からスキー場へ向かいます(笑)

ちなみに、ガーラ湯沢までの乗車券はありましたが、特急券は持っていなかったので、一旦改札外へ出してもらって、改札外で特急券を購入しました。
特急券の券売機くらい、新幹線乗り換え改札口にあると思っていたのですが、ありませんでした。そのため、途中下車ができない乗車券でありながら、改札外へ出してもらうことができました。
東京からのMaxたにがわ413号が、E4系8両編成でやってきました。

越後湯沢〜ガーラ湯沢間の乗車券は140円で、特急券は100円。冬季しか乗車できませんが、今のところ、新幹線(車両)に最も安価に乗車することができる区間となっています。
「ガーラ湯沢」の行き先表示。越後湯沢〜ガーラ湯沢間は、ガーラ湯沢のスキー場が営業する冬季の間しか列車が走らないので、この行き先表示も冬季にしか見られません。
1分の停車ですぐに発車してしまうので、そろそろ列車に乗り込みましょう。
今回は4号車2階席に乗車しましたが、なんと私以外の乗客は1人もいませんでした。

まぁ、時刻は既に15時を過ぎていますから、今からスキー場(ガーラ湯沢)に行く人が少ないのも、当然と言えば当然ですね。

しかし、せっかくの自分以外に誰もいない貸切乗車だというのに、3分しか乗ることができないというのは実にもったいないというか、惜しいというか(笑)
1時間くらい乗車するときに、こういう貸切乗車ができたら嬉しいんだけど・・・。

上越線4413C Maxたにがわ413号 (E4系)
越後湯沢(15:15)〜ガーラ湯沢(15:18)
適当な座席を身を置くと、列車はすぐに発車しました。

越後湯沢駅を発車してしばらくすると、上越新幹線の本線と分かれ、新幹線車両らしからぬゆっくりとした走りのまま、ガーラ湯沢へ向かいます。

今、この列車が走っている越後湯沢〜ガーラ湯沢間の線路は、もともとは回送線。駅として営業しているガーラ湯沢駅も、もともとは列車折り返しのための基地でした。

車内に私以外の乗客が誰もいないという状態で、更に回送線を走っているのかと思うと、「俺は回送列車に乗ってしまったんじゃないか」という気がしてしまいます(笑)
越後湯沢駅から3分、15:18にガーラ湯沢駅に到着です。
いやぁ・・・、ホーム上に人気(ひとけ)が全く感じられないこと。何だか寂しい・・・。

さすがに、列車の乗客は私1人だけで、ガーラ湯沢駅では他の乗客が全く降りてこなかった、ということはありませんでしたが、降りてきた乗客も十指で数えられるほどでした。

まぁ、やっぱり、時間が悪いんでしょうね。15時過ぎにガーラ湯沢にやってきて、そこからスキーを始めるなんていう人はまずいないでしょうからねぇ。

ガーラ湯沢駅に到着しました。越後湯沢〜ガーラ湯沢間は、実は在来線の上越線の支線。
これの乗車をもって、上越線の全線乗車を達成することができました。
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