私は1995年4月生まれです。生まれたときには、既に夜行列車は凋落の時代を迎えていて、前年の1994年に、「あさかぜ」の本流たる
博多あさかぜは臨時列車に格下げされ、また同じ九州行きの寝台特急である「みずほ」は廃止されました。

1996年、1997年・・・、そして2014年、2015年と時を経て、夜行列車はどうなったでしょうか。
「カシオペア」「サンライズ瀬戸・出雲」の登場など、一部明るい話題はありましたが、夜行列車は年々縮小されてゆくばかり。

運転区間の短縮や臨時格下げ、本数削減、途中区間の併結運転、そして列車自体の完全廃止といったことが、毎年のように行われました。暗い話題ばかりが舞い込んでいます。
大鉈を振るわれたのは、「寝台列車」のみではありません。座席の夜行快速や急行列車もその対象でした。そうです、「夜行列車」という種類自体が対象なのです。

私が生まれた1995年の時点で、既に夜行列車はだいぶ数を減らしつつありましたが、物心がついたころには、更に数を減らしていました。
例えば、もうそこそこに1人旅もできるようになっていた2007年の時点では、「はくつる」「ちくま」「だいせん」「あさかぜ」「さくら」「出雲」「彗星」といった列車も、もうありませんでした。

そして、2013年。臨時列車として運転されていた「日本海」「きたぐに」も、その1月の運転をもって、臨時列車としても運転を終了。
ただでさえ数少ない夜行列車はまたまた減り、JRの夜行列車は、青春18きっぷシーズンに運転されるムーンライトシリーズを入れても、わずかに6列車しかありません。

夜行列車が隆盛を誇っていた時代を、私は全く知りません。私が知っているのは、いつまで運転されるのか全く不明な、細々と夜行列車が走る時代です。
そんな時代しか知らず、そんな時代しか生きていない人間ではありますが、それでも私はこの人生において夜行列車を目にし、また、夜行列車に乗っています。
夜行列車を愛する他の鉄道愛好家の方々と、その気持ちを共有したい。そうでない方々にも、夜行列車の魅力を感じていただきたい。今私には、そんな思いがあります。

そこでこのコーナーでは、これまでに撮影してきた夜行列車に関するあらゆる写真を、廃止された列車も含めて公開しています。
それらの写真を見ていただくことで、夜行列車の魅力を感じていただければ。乗ったときのことを思い出していただければ。その愛する気持ちを再確認していただければ。

寝台特急、急行列車、快速列車。種別は問いません。こういう「夜汽車」があることを、こういう「夜汽車」があったことを、発信していきたいと思います。





◆2016年12月02日◆

●ムーンライトながら号に2016年3月撮影分の写真を追加(やるのを忘れていた)●


ようこそ、闇夜を切り裂いて走る列車”夜汽車”の旅へ・・・

※各ページ共通事項:各項目において、最後に追加された新しい写真は、赤い縁取りがされているか、撮影月が赤字となっています

〜夜汽車への思い〜