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※各画像はクリックすると拡大します。

椿     駅     ②
Tsubaki Station ②

日本の原風景か①

日差しが影を作る②

海水浴場③

涼しげな風景④

川に降りてみた⑤

木陰で休憩⑥

椿駅の跨線橋から⑦

色褪せした乗車口案内⑧

105系が到着⑨

 特に行き先があるわけではないので、道なりに、あてどもなく自転車を走らせてみました。途中、日本の原風景とも言うべき風景[①]や、自転車を走らせ続けた先にあった国道からは入り江の海水浴場[③]、青い空・青い海が広がる涼しげな風景が見られました[④]

 帰りはちょっと川に降りて澄んだ透明の水に少し感動を覚えたり[⑤]、木陰で休憩をしたりしながら[⑥]椿駅に戻りました。そして11:18、乗車する新宮行きの普通列車が椿駅の3番線にやってきました[⑨]。新宮行きということでお分かりのように、先ほど乗ってきたところを引き返します。ちょっとだけ、ですけれどもね。

 ・・・すみません、文章がやたらと投げやりで。どうしてかというと、実は1回きちんと文章を書き上げたんですが、その後誤って、1つ下の枠に打つべき、2331Mへの乗車についての文章をここ「椿駅②」に打ち込んでしまい、きちんと書き上げた文章を消してしまいまして・・・。

 短い文章なら、思い出して打ち直すこともできたかもしれませんが、結構量があったので、思い出すことなんかできず、かといってもう1度考えながら文章を打ち込んでいくやる気も出なかったんで・・・。








紀勢本線2331M 普通列車(105系)
椿(11:18)〜見老津(11:55)

のどかですねぇ①

周参見に到着②

2両編成で運転③

特急を先行させる④

見老津に到着⑤

 日中の普通列車で、2両編成で走っているくらいだから、さぞかし乗客も少なめで、ローカル線の列車然としているんだろうと思いながら乗りこむと、乗客は少なめなどということはなく、予想外の混雑でした。リュックを持った子供たちが目立ったと言うあたり、帰省客が多く乗っていたのかも。

 田圃と山が見られる、のどかな風景を見ながら[①]、紀勢本線を”上って”いきます。ここで「おや」と思われた方もいらっしゃるかと思います。紀勢本線は亀山を起点とし、和歌山市へと至る路線なので、椿を基準とすると、和歌山市へ向かっていけば下り、新宮へ向かっていけば上りになるんです。

 しかし上にあるように、この新宮行きの普通列車(というより、和歌山市〜新宮間を走る全列車)は上り列車でありながら、列車番号は下り列車に与えられる、奇数の番号が割り当てられています。逆に、下り列車には上り列車に与えられる偶数の番号が割り当てられています。天王寺を起点とし、和歌山へ至る阪和線へ(から)の直通列車があることが、列車番号の割り当て方が逆になっている理由だとか。

 11:34に周参見に到着します[②]。周参見では11分という、長い停車時間がとられています。といっても、対向列車との列車交換をするため11分停車ではなく、後ろからやってくる特急スーパーくろしお3号を先行させる[④]ための11分停車です。今では、普通列車の続行運転で走る特急列車や、普通列車より遅い特急列車もありますが、やっぱり特急列車は「普通列車を差し置き、普通列車より速い」存在でないとね。

 周参見の隣は、下車駅の見老津です。スーパーくろしお3号が遅れたことなどの影響で、見老津には15分以上遅れた12:12に到着しました[⑤]。「他に降りる人なんていないだろう」と思っていたら、私以外にも1人、降車があったので、少し驚きました。「同業者かねぇ」と思いましたが、見た感じや、その後、脇目もふらずさっさと駅から去っていったというあたり、同業者というわけではなさそうだったので更に驚き。






見    老    津    駅
Mirozu Station

ホームから見える海①

駅構内全景②

壊れた乗車駅証明書発行機③

駅舎内の様子④

駅舎⑤

海やー!⑥

いいねぇ⑦

うわぁ⑧

透明な海水⑨

だいぶ遅れて到着⑩

 見老津駅は1面2線の無人駅で、1日平均の乗車人員が僅か12人(2008年度)しかないような小さな駅です。紀勢本線の乗ってきた区間をわざわざ引き返してまで、そんな駅に降りたことには、もちろん理由があります。

 この駅のホームからは、このように海を見ることができます[①]。ということは当然、海がほど近いところにあるというわけで、その海にでも行ってみようと思ったというわけです。紀勢本線に乗っていれば、車窓として海を見ることはできますが、そうではなくて、実際に海へ行ってみたかったんですよ。

 駅舎内には乗車駅証明書発行機がありましたが[③]、これは故障しているようで、ボタンを押しても証明書は出てきませんでした。それにしても、その後ろにある運賃表に、近郊の駅だけでなく、「広島8510」とか、「北九州市内10500」なんてものもあるなんて・・・。 「機械故障、紙切れ〜着駅で係員にお知らせください」とありますが、乗車券も乗車駅証明書も持たずに、広島や小倉で「見老津から」と言ったら、どういう反応をされるのでしょうか(笑)

 駅舎は木造の小さなもので、いかにも、小さな無人駅という見老津駅の状況に合っています[⑤]。そのすぐ脇を、国道42号が通っています。その国道を少し周参見方へ歩いていくと、海岸へと降りる階段があったので、その階段を下りて、大きな海が広がる海岸へ降り立ちました。

 そしてその海岸には、素晴らしい風景がありました[⑥] [⑦]。青く、透明な水が左右いっぱいに広がり、ところどころ、岩がその顔をのぞかせています。打ち寄せる波はしぶきをあげ、音を響かせます。昨年(2010年8月)の山陰本線全線乗車の旅でも、「海へ行く」という理由で、飯井駅という、海が近いという点において、見老津駅とよく似た駅で降りています。

 その飯井駅と比べてみると、民家がないという点では、見老津駅の方が勝っていると思いましたが、見老津駅は近くを車通りがそこそこある国道が通っているという問題点があります。また、海水の綺麗さも飯井駅の方が上だったと思います。

 もう1つ、飯井駅は入り江が山に挟まれていることで、海岸が他所から隔離されたような感じになっていましたが、見老津駅は特に山に挟まれているということもないので、空間の独立性(?)がなく、落ち着かないというか・・・。その他、どうも比べての説明は上手くできないんですが、なんとなく、全体的に飯井駅の方が良かったように思います。

 さて。岩の上を何やら黒いものが大量にカサカサと動いていました[⑧]。ダンゴ虫の体に大きな触角をつけたような、何やらよく分からん生き物でしたが、フナ虫って言うんですかね?釣りの餌に使われたりするらしいですが。これが海中から顔をのぞかせる岩のほぼ全てに大量に居たんですから、もちろん、驚きましたよ(それこそ、飯井にはこんなのいなかったしね)。

 で、この後、打ち寄せる波の音を聞いたり、走り回るフナ虫を目で追ってみたり(?)、いろいろ写真を撮ったりしながら、この海でのひとときを過ごして、見老津駅に戻りました。この海に来た時点では、他には誰もいなかったんですが、帰るときには、両親とその娘と思しき3人組が海水浴?をしに来ていました。まぁよくもこんな一般的でなさそうなところに来たなぁ、とは思いましたけど。

 見老津から乗車する紀伊田辺行きは、定時では13:03に来るんですが、約10分遅れの13:12に見老津駅にやってきました[⑩]。こう10分も遅れたのは、およそ、先ほど乗った新宮行きが遅れていたせいだろうというのは容易に想像がつくところです。



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