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関西本線3001D 特急南紀1号 (キハ85系)
名古屋(8:08)〜四日市(8:39)

座席①

セミハイデッキ構造②

でも車いす対応席は③

フットレスト付き④

いきなり運転停車?⑤

近鉄線と並走⑥

車内の様子⑦

コンビナート群⑧

タンク貨車の集まり⑨

四日市に到着⑩

 南紀1号に乗り込みました。これまでに371系、373系、383系は乗車したことがありますが、キハ85系への乗車は今回が初めてです。今回、キハ85系に乗車したことで、JR東海の全ての在来線の特急型車両に乗車したことになります。

 373系、383系、キハ85系で運転される特急列車は、時刻表では「(ワイドビュー)●●」などと書かれます。ワイドビューの名の通り、窓がかなり大きいのはもちろんなんですが、キハ85系では、更に、床がセミハイデッキ構造となっています[②]。これにより見晴らしはより良くなります。

 しかしやしかし、セミハイデッキ構造では、バリアフリー的にはちょっと問題がありますよね。そこで、車いす対応席だけは、セミハイデッキ構造とはなっていなくて、普通に床に座席が設置されています[③]

 発車が近づいてきたので、自席に座って発車を待ちます。キハ85系では、普通車でもフットレストが設置されています[④]。新幹線の100系でも、JR東海が製造したG編成のうち、G16編成以降は普通車にもフットレストがありましたが、300系以降の車両ではそのようなことは一切していません・・・。

 8:08、列車は定刻で名古屋を発車しました。四日市まで31分ではありますが、快適なリクライニングシートに身を任せて、ちょっと優雅なひとときを過ごしましょう。列車は名古屋を出ると次は桑名ですが、隣の八田駅で突然停車[⑤]。停車して数秒で、隣に上り列車が入ってきたので、列車交換のための運転停車だったのでしょうが、特にそうだと説明する案内放送はありませんでした。それにしても、始発駅の隣の駅でいきなり列車交換とは。。。

 途中、近鉄線の列車と並走したりしながら[⑥]、列車は関西本線を進んでいきます。8:28に桑名に到着すると、その10分後の8:39には下車駅の四日市に到着します。四日市が近づくと、コンビナート群が車窓にも見えてきました[⑦]
 そして四日市駅に更に近づくと、左手にタンク貨車の集まりが見えます[⑨]。これが見えたら、もうあと1分するかしないかで四日市に到着します。

 そして8:39に下車駅の四日市に定刻で到着しました[⑩]。名古屋〜四日市で特急に乗る人なんているんだろうかと思っていましたが、自由席車両からは、四日市で下車する人の姿も見られました。まぁ、指定席からはさすがに私だけでしたが。。。






四    日    市    駅
Yokkaichi Station

駅名標①

駅舎②

だだっ広い駅前③

木々の間に銅像が④

みーんみーん⑤

予想外の事態だった⑥

左・平日ダイヤ/右・土休ダイヤ⑦

213系が到着⑧

 とりあえず、四日市駅にやってきました。紀勢本線の起点は亀山駅ですが、南紀号は亀山駅は通らないので、四日市で下車しました。この後、ここから普通列車で紀勢本線の起点の亀山を目指します。

 駅前に出てみると、そこにはやたらとだだっ広い空間が広がっていました[③]。道路と駅の間には少し距離があるんですね。そして、向こうの道路の方へ歩き、更に木々が林立しているところへと行くと、木々の間に、銅像が立っていました[④]

 この銅像の人物についての説明は、銅像の裏側にありましたが、その説明によると、この人物は「稲葉三右衛門翁」といい、四日市港の整備をした人物だそうです。港の整備というと、ややもすれば、銅像を作るほどのことなんだろうかとか、地味だなとか思ってしまいそうですが(私も少しはそう思った)、この四日市の街にとって、港の整備というのはそれだけ大きなことだったのでしょう。

 今日は8月12日。夏真っ只中ですね。木を見てみれば、そこには蝉が1匹留まっていました[⑤]。しかし鳴きはせず、静かに木に留まっているだけでした。ちょっと一休みってところですか?そうですね、では私もここの木陰で一休み・・・。

 そして四日市駅に戻ってきました。次に乗る列車は、9:23発の亀山行きの普通列車です[⑥]。乗車する列車はそれなんですが、しかし、手元の旅程には、「四日市9:08 4311M」と印刷されてあります。はて、どういうことか?

 実は、9:23発の亀山行きは平日運転/土曜・休日運休という列車で、9:08発の亀山行きは平日運休/土曜・休日運転という列車なんです[⑦]。今回の旅は、8月12日(金)〜8月14日(日)にかけて行うか、8月13日(土)〜8月15日(月)にかけて行うか、どちらにするかで迷っていました。最終的には前者の方を選択したんですが、最初は後者の方にする予定でした。
 そのため、旅程も後者に合わせて作っていました。もちろん、前者にしたので、旅程もきちんと作り直した(つもり)なんですが・・・、四日市から乗る普通列車の欄の書き換えを忘れてしまっていたようです。なんという失態・・・。

 南紀1号から下車して、改札口を抜けて発車標を見たら、旅程と食い違う表示が出ていたので、当然、「は?」。幸い、9:23発であろうが9:08発であろうが、亀山から乗る列車にはきちんと乗り継げるのでまだ良かったんですが、そうでなかったら・・・、この後はめちゃくちゃになっていましたね。

 列車が発車する1番線にやってきましたが、亀山行きが列車が発車する9:23になっても、まだ列車が来ません。しかし、列車の遅れの案内放送はなし。そして亀山行きを待つ人達も、特に列車が来ないことを気にする様子はなし。
 それからしばらくすると、9:25に、約3分遅れて亀山行きの普通列車がやってきました[⑧]。4両編成の213系です。これで亀山へと向かいます。








関西本線1313M 普通列車 (213系)
四日市(9:23 26)〜亀山(9:51 54)

小型の機関車①

田舎風情溢れる車窓②

亀山到着③

 213系の亀山行きの普通列車に乗って、紀勢本線の起点、亀山駅を目指します。隣の南四日市に到着すると、左手に、「山九株式会社」と書かれた、小型のディーゼル機関車の姿が見られました[①]
 側面には「最高速度 8KM/H」とありました。入換程度にしか使わない機関車でしょうから、最高速度はこの程度でも構わないんでしょうが、E5系のように、最高速度320km/hを誇るような超高速車両があれば、この機関車のように僅か8km/hの車両もあるなど、一口に鉄道車両と言っても、様々な車両があるわけですね。

 四日市では結構な数の人が乗車しましたが、四日市を発車してから停車するそれぞれの駅では、大した乗降はありませんでした。名古屋近辺の、建物がずらりと並ぶ都市的な雰囲気もなくなり、田圃が一面に広がるような、のどかな風景も見られるようになりました[②]

 そして9:54、終点の亀山駅に到着[③]。結局、四日市を発車した時点であった3分の遅れを回復させることはできませんでした。まぁ、3分程度の遅れならば、次の列車にはきちんと乗り継げるので、この遅れも、特に問題にはならなかったんですけれどもね。



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