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紀勢本線・参宮線2903D 快速みえ3号(キハ75形)
津(10:28 33)〜鳥羽(11:17 21)

津を発車①

あこぎな商売②

川幅のある川③

伊勢市に到着④

トンネルへ突入⑤

池の浦シーサイド付近⑥

鳥羽に到着⑦

ホームとキハ75形⑧

 定刻から約5分遅れて、津駅を発車しました[①]。指定席車両となっている1号車は、満席ではありませんでしたが、えきねっとでの指定券予約時に「△(残席わずか)」となっていた通り、多くの人が乗車していました。「定期の本数が多い快速列車なんだから、繁忙期と言ったって空いているんだろ」と思っていましたが・・・、その予想は裏切られました。

 今回は、紀勢本線経由の乗車券を購入していますが、参宮線はその乗車券の経路には入りません。そこで、紀勢本線と参宮線が分岐する多気→鳥羽の乗車券を別に購入しています。多気までは姫路行きの乗車券を使用し、多気からは多気→鳥羽の乗車券に切り替えるんです。

 津の隣の駅、阿漕を通過[②]。「あこぎ」という言葉は、言うまでもなく、悪い意味を持っています。そんな「あこぎ」が駅名とは、何とも不憫だなと思いましたが、この駅名自体は、付近の「阿漕ヶ浦」という海から来ているようです。
 ただ、禁漁地である阿漕ヶ浦で、ある漁師が密漁をして捕らえられたという伝説から、あこぎという言葉は悪い意味を持つようになってしまいました。その結果、悪い意味を持つ言葉が駅の名前となっているという、妙な事態が発生してしまったというわけですね。

 定刻から約4分遅れて、11:07に伊勢市に到着しました[④]。指定席、自由席共に、ここではかなりの下車があり、指定席車両も、半分以上の人が下車していったと記憶しています。まぁ、駅名からして、なんとなく下車が多そうな気はしますよね(?)

 伊勢市を出て、さらに参宮線を下ります。名古屋で新幹線から在来線に乗り換え、関西本線〜紀勢本線〜参宮線と通ってきましたが、これまでトンネルは1つもありませんでした。しかし、伊勢市の次の停車駅、二見浦を出ると、今回の旅の在来線では初めてのトンネルが現れました[⑤]

 トンネルを突破し、さらに松下駅を通過してしばらくすると、臨時駅の池の浦シーサイド駅を通過しますが、同駅付近は、「シーサイド」の名に違わず、海が間近に見えるようになります[⑥]。池の浦シーサイド駅は、夏季のごく一部の期間にしか営業しない臨時駅ですが、どうやらホームからは広がる海を一望できるようなので、そのうち下車してみたいですね。

 そして11:21、4分遅れで終点の鳥羽駅に到着しました[⑦]。津で乗車したときの、列車の混雑と賑わいようを考えると、鳥羽で下車した人が少なかったのがちょっと寂しかったですね。まぁ、でも伊勢市でたくさん降りたから仕方ないか・・・。

 ひとまず、これで参宮線は全線乗車できました。この後、多気へ戻り、紀勢本線への乗車を再開します。






鳥    羽    駅    ①
Toba Station ①

JR側駅舎①

駅前商店街②

線路の下をくぐる地下道③

反対側にやってきた④

海沿いの散歩道⑤

青空、山、海⑥

すごい派手⑦

赤福と言うと・・・⑧

近鉄の列車が到着⑨

伊勢志摩ライナー⑩

 参宮線の終点・鳥羽です[①]。鳥羽での滞在時間は1時間40分弱あり、これは、今回の旅の、1つの駅に留まる時間(ホテルの最寄り駅とかそういうのは除いて)としては、全ての下車する駅の中で最長です。

 駅前に出ると、すぐそこに「駅前商店街」なるものがありました[②]。ここに入っているのは、そのほとんどが料理屋で、魚介類が入った水槽を店前に置いているという店もあり、この商店街の前を通過すると、きっつ〜い潮の匂いが・・・。

 「そろそろ昼食を食べたくなる頃合いだが、ここの商店街にはどんな料理屋があるんだろうか」と、商店街の前をうろうろしていると、伊勢うどんを出す店の人の客引きにあい、「うどんなら、まぁいいか」と、結局、そこの店で昼食を食べることにしました。

 店に入ったら、さっそく注文です。ごくごく普通の伊勢うどん(500円)だけを頼もうとしたんですが、「+200円で卵、海藻付きの伊勢うどんにしないか」と言われたので、卵・海藻付きにし、更に「お飲み物はいかが」と言われて、オレンジジュース(200円)も注文してしまいました。まぁ、特にお金がないというわけでもないので、断る理由もないかと思ってそうしましたが、物事をきちんと断る力は身につけておきたいものです。

 その店は個人経営ということもあり、食事中、食後などに、雑談を交えたりしました。こういうことは、大手のレストランとかではできませんね。店の人は、私が茨城から来たことに配慮してか、方言を使ったりはしませんでしたが、その土地の人々とこうして交流することも楽しいものですね。

 昼食を食べ終えたら、鳥羽駅周辺の散策を行います。とりあえず、地下道[③]を通って、大きな道が通っている、JR鳥羽駅がある側とは反対側へ行ってみました[④]。今日はなかなかの天気ですが、夏だと必ずしもこういう綺麗な空模様(晴れ)がありがたいとは思えないもので・・・。ええ、暑いんです、とにかく暑い。全身から汗が噴き出ます。一応、汗対策はしてあるんですが、どうあがいても不快なものでは不快ですから・・・。

 海に近づけそうだったので、海沿いに整備された散歩道にやってきました[④]。青空と、青い海と、緑の山[⑥]。山にホテルなどが建設されているのがマイナス点ですが、それでも十分良い景色だと言えると思います。

 しばらく海を眺めていると、いろいろと装飾を施した派手な観光船が目の前に現れました[⑦]。なに、金の浦島太郎と亀に、乙姫様、鯛、エビ?こりゃまた本当に派手ですな・・・。

 鳥羽駅の方に戻る途中、赤福の看板を目にしました[⑧]。赤福と聞くと、未だに消費期限の偽装などの件が頭に思い浮かんできます。まさか、旅行をしている最中に、赤福の看板を見てその件を思い出すなんて、思いもよりませんでしたよ。あ、ちなみに、おみやげなどにするつもりで、赤福を買ってはしていません。偽装事件云々はもちろん関係なく、ただ単に旅行の早い段階で荷物を増やすのが嫌だったからね。

 鳥羽駅はJR単独の駅ではなく、近鉄も入っているということを忘れてはいけません[⑨]。そういう私がちょっと忘れていたんですが(笑)
 近鉄線のホームを横から見るような場所へ移動すると、伊勢志摩ライナーが停車していました[⑩]。正直なところ、私はJR以外の鉄道会社にはあまり興味がないんですが、民鉄の特急はそのうち、いろいろ乗ってみたいと思っています。






鳥    羽    駅    ②
Toba Station ②

鳥羽水族館①

通ったことがあるわけだ②

小学生の工作③

近鉄側入り口④

快速みえ14号に乗車⑤

参宮線100周年⑥

ビスタカー⑦

キハ75形⑧

 鳥羽というと、鳥羽水族館が有名であるらしいですが・・・、鳥羽駅のすぐ脇に、鳥羽水族館のインフォメーションセンターがありました[①]。ただ、鳥羽水族館の本当の最寄り駅は、近鉄志摩線の、鳥羽の一つ隣の中之郷駅だそうです。まぁ、鳥羽駅からでも、写真にある通り、徒歩10分で辿り着けるようですから、利便性(鳥羽は近鉄線の特急が停まる、参宮線が来ている)を考えたら、鳥羽駅から行っても良いですね。

 一旦、JR鳥羽駅の駅舎内に入りました。が、次の乗る列車の発車時刻まではまだ時間がありました。仕方がないので駅舎から出ようとしたとき、青春18きっぷのポスターが目につきました[②]
 JR四国の路線を走る列車を撮った(予土線・土佐大正〜土佐昭和)写真でしたが、思えばこのポスターの写真の景色も、2011年4月の四国旅行でJR四国の全路線の乗車を達成した以上、見たことがあるんですよね。もちろん、だからといって、この写真を見て「あぁ、そういえば予土線の土佐大正〜土佐昭和の景色は、こんな感じだったよな」とはなりませんけど(笑)

 列車の発車時刻までまだ時間があるということで、近鉄側の方にも行ってみました。近鉄側は、JR側と比べると居る人も多く、結構賑わっていました。さらに通路を歩いていくと、窓の前に、近くの小学校の児童が作った、鳥羽水族館にいる魚たちを粘土で制作したという工作がありました[③]

 その後は近鉄側の駅舎入り口[④]を撮影して、JR鳥羽駅に戻ってきました。次に乗る列車は13:05発の快速みえ14号[⑤]で、これに乗って、参宮線の途中の伊勢市まで行きます。更にその後は紀勢本線と参宮線の分岐駅の多気へと行きますが、鳥羽→多気の乗車券では途中下車ができないので、乗車券は、鳥羽→伊勢市、伊勢市→多気と買っています。

 1番線へ行くと、既に快速みえ14号のキハ75形が停車していましたが、車体の側面には、参宮線100周年の記念のシールが貼られていました[⑥]。我が地元を走る常磐線でも、100周年の際は、車両に記念のシールが貼られ、651系の前面のLEDも、100周年記念の特別な表示をしていました。

 鳥羽駅はJRと近鉄が同居しているので、近鉄の列車も見られますが・・・、みえ14号の発車を待っている際、2階建て車両を2両連結したビスタカーの姿を目にすることができました[⑦]。やはり平屋建ての車両より背が高いですね。

13:05の発車時刻が近づいてきました。では、そろそろ列車に乗り込んで、発車を待つこととしましょう。



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