「飯山線」の「飯山」をそのまま冠する飯山駅。飯山線においては主要駅であり、飯山線の駅としては豊野、十日町に次いで第3位の利用者があります。豊野と十日町はいずれも他の路線と接続している駅なので、飯山線の単独駅としては第1位の利用者があります。
構内踏切を渡って駅舎へ行き、改札を抜ける・・・とその前に、駅スタンプを押しておきましょう[③]。私は駅スタンプを押すために、自作のスタンプ帳を持ち歩いているので、それに押しておきます。ちなみに、左のスタンプは長野駅のものです。
飯山市の中心駅で、飯山線第3位の利用者があるというくらいなので、駅前はどの程度の発展度合なんだろうかと思いながら駅舎の外に出てみましたが、駅前は想像していたほど栄えてはいなかった、というのが正直なところでした[⑤]。ビルがないとか、そういうのはともかくとして、人の姿がほとんど見られなかったというのはちょっと想定外でしたね・・・。
駅の駐輪場に駐輪してあった自転車は、大量の雪によって大変なことになっていました[⑥]。どうするんですか、これ。自転車を”掘り出す”というような感じになりますね・・・。一部の自転車は、籠の中も大変なことになっています。
飯山駅で今後予定されていることとして、1921年の駅開業以来最大の出来事となりそうなのは、2014年度に予定されている、北陸新幹線金沢開業時に、北陸新幹線が飯山駅に停車するようになることでしょう。そう、飯山駅に新幹線がやってくるのです。既に駅前からはその高架橋を見ることができ、来たるそのときの様子を、今から想像することができます[⑦]。
なお、北陸新幹線が開業し、飯山駅に新幹線が通るときには、飯山駅は長野方面に300m移転する予定となっているそうです。
その町に新幹線がやってくると、遠地からの観光客が増加する可能性もありますが、逆に都市部に住民が吸い取られていく可能性(いわゆるストロー現象)もあります。飯山市の場合は、さてどちらになるでしょうか。
次の列車に乗車するために、ホームに出ます。ホームからは、北陸新幹線の開業を期待する看板を見ることができました[⑨]。1997年に長野まで暫定開業し、以来、ずっと長野を終着としてきた北陸新幹線ですが、2014年度中には、ついに金沢まで延長されます。そして、新幹線で飯山までやってくることができる日も、もうそんなに遠いことではありません。その頃にはE7系も登場しているんでしょうね。
15:52、越後川口行きの139Dが到着します[⑩]。これに乗って飯山線の終点、越後川口まで行き、飯山線の全線乗車を果たしますが、「おやっ」と思ったのは、編成の両数。139Dは3両編成での運転でした。通勤・通学の時間帯というわけではありませんが、3両で走る列車があるんですね。
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