自室に籠もっているのにも飽きてきたので、ふらっと12号車のラウンジカーにやってきました[①]。この先には、機関車交換のような、取り立てて面白いイベントは特にありませんが、ラウンジカーは満席となっていました。五稜郭や青森のときよりも人が多いです。そこにいる人たちの平均年齢はだいぶ高そうで、「ああ、機関車交換のときは起きていられなかったんだな」というのがなんとなく伝わってきます。
鉄道ファンからの人気も高いEF81-95号機が起用されていること、そして今日が会社や学校はあらかた休みになっているであろう12月31日であること。しかも、天気も悪くない。これらの要素から、「有名撮影地には多くの”放列”が展開しているに違いない」と考えていましたが、案の定、その予想は的中しました[②]。居並ぶ人々、カメラ、そして車。しかし、カメラ代も、車代も、ガソリン代も、実は鉄道会社の利益には全く繋がりません。
五稜郭〜青森間を除いては、上り列車では、12号車のラウンジカーが最後尾になります。そのため、1室しかない最高級個室・カシオペアスイート(展望室)の乗客以外も、ほとんどの区間において、後ろに流れゆく車窓を楽しむことができます[③]。展望スイートならば、このようなことを、誰にも邪魔されずに心行くまで楽しめるのかと思うと、やはり1度は乗ってみたいと思わされます。是非、”響”のロックを片手にして。
氏家で小山・高崎行きの普通列車を追い越しました[④]。2016年3月のダイヤ改正以前には、そのような長時間停車はなく、同改正で設定(2017年3月の改正で列車そのものが廃止)されたため、カシオペア紀行のためにわざわざ設けられた長時間停車のようです。今日は運転日ですが、非運転日は、通過待ちや列車交換もないのに10分ほど停車するわけで、乗客からすれば「?」だったことでしょう。
宝積寺〜岡本間で鬼怒川橋梁を通過します[⑤]。ここも比較的有名な撮影地のようで、カシオペア紀行目当てと思しき撮影者の姿も散見されました。人が集いそうな撮影地は、これから先の区間にもたくさんありますから、この先も多くのカメラに”歓迎”されてしまいそうです。
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