
高山本線・東海道本線1040D 特急ひだ20号(キハ85系)

下呂(19:28)〜名古屋(21:02)
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到着① |

グリーン車全景② |

座席はどっしりしている③ |

照明は気に入らない④ |

届かないんですが⑤ |

美濃太田⑥ |

岐阜⑦ |

ここでようやく⑧ |

客室側にカーテン⑨ |

終点名古屋⑩ |
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下呂から乗車する特急ひだ20号は、上りのひだ号の最終列車です。ひだ18号では普通車に乗車したので、それとの比較も兼ねて、ひだ20号ではグリーン車に乗車しました。大型のどっしりとした座席が2+1配列で展開する[②]あたりにはグリーン車らしさを十二分に感じますが、照明は普通車と全く同じの白色蛍光灯の直接照明。そこは個人的には残念なところで、せめて電球色の照明であってほしかったと思います。
なお、[③]番の写真を見るとお分かりいただけますが、以前はラジオのサービスが行われていたものの、現在は廃止されており、肘掛けに内蔵された操作パネルは黒色のシールで覆われています。
ひだ20号で名古屋に至った後には新幹線に乗車するので、ひだ20号の特急券は乗継割引が適用されていますが、検札の際、車掌から新幹線特急券の提示を求められました。今までにも何度も乗継割引の特急・急行券を使って列車に乗っていますが、そのようなことを求められたのは初めてです。最近、乗継割引を適用させるだけさせて、新幹線特急券だけ払い戻す違反行為がよく行われているんですかね。
国鉄・JRの車両のグリーン車の座席間隔は基本的に1160mmですが、キハ85系にある2種類のグリーン車(2+1配列と2+2配列)のうち、2+1配列の方は、それよりも広い1250mm間隔となっています。ですから、足元に感じる余裕と広々さは尋常でないんですが、その広い座席間隔の割に足置きが小さいので、困ったことに、普通に座席に座ると、足が足置きに置けません[⑤]。きちんと足を乗せようと思ったら、座面に浅く座らねば・・・。
もともと高山本線という路線自体が山岳地帯を通っているうえに、すっかり夜になってしまっているので、車窓からは基本的に何も見えません。見えるのは建物の光くらい。車窓を眺めるという、列車の中で最もすべきことがまともに履行できないので、暇なことこのうえなかったです。ポチポチと携帯電話をいじったり、本を読んだりしていると、いつの間にか20:19着の美濃太田に到着しました[⑥]。
美濃太田〜岐阜間は高山本線でも沿線人口が多い区間で、建物の光が一気に増えます。ただの光ではありますが、一応車窓を見ることも面白くなります。高山本線の起点(終点)である岐阜には20:42に到着し[⑦]、これをもって、岐阜〜富山間の高山本線を全線乗車しました。
さて、今回、ひだ20号への乗車にあたっては、この10号車のグリーン車の”1番C席”をわざわざ指定して購入しました。私は、一番端の席は嫌いなんですが、それでも1番C席を購入したのは、キハ85系の先頭車のグリーン車、キロ85では前面展望ができるから[⑧]。ひだ号は岐阜で方向転換をしますが、上りでは、岐阜〜名古屋間でキロ85が先頭となります。下呂〜岐阜では最後尾でしたが、ここでようやく”本領発揮”というところです。
しかし、前面展望ができると言っても、夜なので、窓ガラスへの映り込みが激しく、なかなか昼間(富山〜下呂で乗車したひだ18号は昼間だったので、うまく見られた)のように快適に前面展望をするというわけにはいきませんでした。前の方を見ていても、ガラスに映り込む自分の顔と車内がどうしても目についてしまいます。
ひとつ面白いと思ったのは、運転室との仕切りガラスの客室側にもカーテンがあること[⑨]。夜間走行時やトンネル走行時の映り込みを防止するために、運転室側にカーテンがあって、必要に応じて運転士がカーテンを閉めるということはよくありますが、客室側にもあるというのは面白いですね。前面展望ができることが売りなのに、乗客がカーテンで自らそれを絶ってどうするんだと思いますが、前から顔を見られたくない人もいるんでしょうね。
岐阜〜名古屋間ではキハ85系の最高速度である120km/hでの走行を披露し、岐阜から19分で終点の名古屋に到着しました[⑩]。下呂からは1時間34分の乗車でした。ちなみに、10号車のグリーン車は下呂〜名古屋間では終始私以外の乗客は1人で、2号車のグリーン車は乗客は0人でした。
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