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中央本線1262M 普通列車辰野行き(313系)
岡谷(8:23)〜辰野(8:35)

客室より①

朝の岡谷駅②

プレート③

辰野行き④

アルバイト運用⑤

ガラガラの車内⑥

固定式クロスシート⑦

新線は高架橋⑧

列車交換⑨

辰野に到着⑩

 ホテルで朝食を食べて、チェックアウトをし、岡谷駅へ。旅の2日目です。ちなみに、ホテルは素泊まり料金+525円の朝食付きプランで予約をしておいたんですが、支払い(チェックアウト時だった)の際、素泊まりの料金しか取られていないことに気が付きました。チェックアウト時に応対したホテルの係員は特に何も言いませんでしたが、恐らく冷房故障のお詫びということで朝食分を差し引いておいたのではないかと。

 今日最初に乗る列車は、8:23発の辰野行きの普通列車[④]。今回の旅をするまで、中央本線は、いわゆる旧線(岡谷〜辰野〜塩尻)のみを未乗車の区間として残していたので、まずこれで辰野へ行き、更に辰野から塩尻へ行き、旧線を乗りつくし、中央本線の全線乗車を果たします。

 辰野行きの普通列車は313系でした[⑤]。この列車は茅野が始発ですが、茅野〜辰野間は東京〜名古屋の中央本線の中でも、JR東日本が管轄している区間です。JR東日本区間のみをJR東海の313系が走る、俗に言うアルバイト運用というところです。

 列車はガラガラでした[⑥]。しかし、写真の通り、カーテンが降ろされたままになっている窓が散見されるので、岡谷まで、あるいはそれまではお客もそこそこ乗っていたんでしょう。

 列車は8:23に岡谷を発車。岡谷は中央本線の旧線(辰野回り)と新線(みどり湖回り)の分岐駅。新線の開通は1983年で、岡谷付近は高架となっているようです[⑧]。一方旧線は地上を進んでいきます。

 岡谷と辰野の間にある唯一の途中駅は川岸。その川岸で、上り列車と交換[⑨]。交換相手も313系でしたが、もちろん、川岸駅はJR東日本中央本線の駅です。しかし、交換した列車の車両がともにJR東海の車両ともなれば、JR東海の路線を走っているんじゃないかという錯覚に陥ります。

 川岸の次は終点の辰野です[⑩]。降りてきた乗客は数えられる程度でした。







中央本線157M 普通列車塩尻行き(115系)
辰野(8:47)〜塩尻(9:08)

蛍の町①

多くの側線②

客は見るのか③

長野色の115系④

凄い段差⑤

手で開ける⑥

すぐそこに民家⑦

まさかの検札⑧

ここで見るとは⑨

塩尻に到着⑩

 JR東日本長野支社ではお馴染みの、写真入りの駅名標で使われている写真は、ホタルの写真でした[①]。辰野町内にはホタルの名所があり、町としても毎年1回、「ほたる祭り」を開催しています。

 スピーカーと3つの文字の表示が可能なLEDが一体になった装置が屋根から吊り下げられていましたが、こんな文字も小さく、3文字分しか表示できないLEDを、普通のお客は見るんでしょうか[③]。それ以前に、まず存在に気がつくでしょうか。一応、列車が近づくと、「列車が来ます」と流れてはいましたが、このLEDは何を目的に設けられたのか、気になるところです。旅客向けには見えませんが・・・。

 次は塩尻行きの普通列車に乗って塩尻へ行き、それをもって中央本線の旧線を全て乗り、さらに中央本線の全線乗車を果たします。塩尻行きの車両は長野色の115系3両編成です[④]。これに近い塗装を施されたあずさ色の183系は、中央本線の定期特急としてはもう走っていませんが、長野色の115系があずさ色の183系を思い起こさせないでもない?

 私は仮にも首都圏の人間ですが、旅行で地方を訪れたときに戸惑うのは、ホームと車両の床との間に激しい段差ができている場合があること[⑤]。これほどの段差ともなれば、本当に足を”上げ”なければ乗れないんですよね。ホームが電車用の高さ(1100mm)に嵩上げされていないことが原因ですが、つい普段の感覚で足を水平に出して乗ろうとすると、ただ車両を蹴るだけになります。

 昨日飯田線で乗車したJR東海の313系と213系は、扉の半自動開閉に対応していて、操作ボタンも取り付けられていますが、JR東日本の115系は半自動開閉には対応しておらず、操作ボタンもありません。では常に自動で開閉なのかといえばそうではなく、扉を開ける際は手で開けます[⑥]。115系の乗降扉には、そのためのくぼみ(手を入れる)もあります。

 辰野〜塩尻間には信濃川島、小野の2駅しかありませんが、小野駅ではホームのすぐ裏に民家が迫っていました[⑦]。本数は少ないと言えども、往来する列車の騒音が結構家の中でも聞こえそうです。また、窓のカーテンが引かれていましたが、往来する列車の乗客に家の中を見られるのはそりゃ嫌ですよね・・・。

 小野〜塩尻間では、検札が行われました[⑧]。あれ、まず、そもそもこの列車はワンマン列車ではないんですね。利用の少ない区間で、そのうえ辰野〜塩尻間の短距離列車ですから、てっきりワンマン運転かと思っていたんですが・・・。特に反応はありませんでしたが、青春18きっぷでも近距離きっぷでもない、岡谷→神戸市内という乗車券を見て、車掌氏は何か思ったでしょうか。珍しいやつだなくらいには思われたかもしれませんが。

 間もなく終点の塩尻に到着するというとき、疎開している211系の姿が目に入りました[⑨]青森に疎開している編成もあるくらいなので、塩尻くらいでは別段驚くこともありませんが、まさか今回の旅において、こういう形で出会うとは思いませんでしたね。既に7か月はこの場所に留置されているようなんですが、なかなか改造工事の順番が回ってこないんでしょうね。

 終点の塩尻には9:08の定刻に到着しました[⑩]。東京〜名古屋間(みどり湖経由・本線部分)は2008年4月には全線乗車したので、4年4か月の足踏みを経て、ようやく辰野周りの区間も含めた、中央本線全線の乗車を果たしました。







中央本線434M 普通列車甲府行き(115系)
塩尻(9:10)〜みどり湖(9:15)

甲府行き①

日本らしい②

みどり湖に到着③

 次は甲府行きの普通列車[①]に乗車し、みどり湖駅へ向かいます。みどり湖は、塩尻の隣の駅です。乗り換え時間は2分しかありませんが、同一ホームでの対面乗り換えであり、ホーム間の移動はないので、2分であっても何ら問題はありません。

 日本らしい田園風景[②]を見ながら、5分程度の所要時間でみどり湖に到着します[③]。やはり乗降扉は自動では開かないので、ロックが解除されたら、手で開けて下車します。



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