 |
大阪行き方向幕。
485系の後継となる683系4000番代は幕ではなくLEDによる行き先表示ですが、やはりLEDよりは幕の方が何となく旅情を感じます。
それでも、一般の方々からすれば、新しくて快適な683系の方が良いですよね。
|
 |
485系雷鳥、485系雷鳥とは言うものの、編成内には489系も混じっていました。
もっとも、碓氷峠を越えることさえしなければ、基本的な仕様が同じの485系と489系を混ぜても何ら問題はないので、実用的には不都合は一切ありません。
むしろ、碓氷峠がなくなっている今となっては、両車を区別する必要すらもなくなっています。
|
 |
9号車の先頭車を撮影しに9号車付近へと向かうと、「能登・北陸撮影スポット」なるポスターを発見しました。
そういえば、上りの能登号と北陸号は5番線と6番線で並ぶということを忘れていました。
通常、「ここなら良い写真が撮れる!」といったことはポスターなどでわざわざ案内しないものかと思いますが、JR西日本金沢支社のささやかなサービスなのでしょうか?
能登号と北陸号が並ぶ光景は、カレンダーなどにも登場しているので、実際に見たことはなくても、写真で見たことがある方は多いのではないかと思います。
|
 |
パノラマ形の先頭車よりも「電気釜」と呼ばれるこちらの形の先頭車の方が好きなので、先頭車の撮影は1号車ではなく9号車としましたが・・・、うん、やはり格好良い!
廃止される北陸号、臨時列車となるうえにボンネット型車での運転ではなくなる能登号とは違い、485系の雷鳥号は2010年の春改正後も1往復のみですが残存します。
それでも、見られる機会が激減するということもあってか、7、8人ほどの同業者が9号車付近に集まっていました。
|
 |
ヘッドマーク。
ちなみに、鳥としての雷鳥は長野県・岐阜県・富山県の県鳥となっています。
|
 |
入線から発車までの時間は僅か6分しかないので、9号車の撮影をしただけでもう限界です。
ということで、指定席特急券に指定された8号車へ乗車すると・・・、あれ?
思わずそう口に出したくなるほどのガラガラぶりでした。
一応、全く人がいなかったわけではなかったのですが、それでも8号車は私も含めて乗客はたったの3人。金沢7時11分発車で、まだ時間的に早いからなのでしょうか?
|
北陸本線4008M 特急雷鳥8号(485系)

金沢〜敦賀
|
 |
車内に入るとほぼ同時に列車は金沢駅を発車。座席に落ち着くことができたのは、金沢駅のホームを出てからでした。
7時台に入ったということで、さすがに金沢駅到着時のような暗さではなく、それなりに明るくはなっていましたが、曇天も手伝って、暗いような感じもしました。
ちなみに、車内放送は発車してからほんの数秒で開始。録音機の準備を一切していなかったので、録り逃しました(泣)
|
 |
金沢駅を出てからしばらくすると、進行方向右側に北陸号の14系が現れました。
まさかこうして雷鳥号の車内から14系を見ることができるとは思っていなかったので、思わず驚きました。
しかし、もしもこれが14系でなく413系などの普通列車用の車両であったとしたら、特に何とも思っていなかったかと思います。14系だからこそ感じた、この驚きは、ある意味寝台列車に対する憧れに繋がっているところもあるような気がします。
|
 |
先程、金沢駅のデイリーインで購入した朝食たち。
いくら、昆布、牛カルビのおにぎりと微糖の缶コーヒー。7ページ目でも書きましたが、私はとにかく乗ること以外にお金をかけるつもりは全くないので、この程度のもので食事は全て済ませます。
|
 |
高速運転を行うために重心を下げるべく、天井を低めにしている車両が多い今、485系ぐらいの天井の高さがあると何だか安心感を感じます。
583系は高すぎで逆に変な気分になってしまいますが(笑)
|
 |
それにしても・・・、冬真っただ中だというのに雪が全くなく、田圃の緑が普通に見えているというのは、金沢では当たり前のことなのでしょうか?
金沢というと雪が結構降るところ、というイメージがあったのですが、この時は雪が積もってないうえに雨。
銀世界に降り注ぐ雪の中を走る、ということも楽しみにしていたのですが、残念。
|
 |
雷鳥8号は寺井駅を通過。
寺井駅の次の明峰駅を通過すると、最初の途中停車駅の小松駅です。
|
 |
7時29分、最初の途中停車駅、小松駅に到着です。
2面3線と規模だけ見ればさほど大きな駅ではありませんが、高架駅でホームも屋根に覆われており、特急も数多く停車します。
ただし、寝台特急の日本海号とトワイライトエクスプレス号は停車しません。
|
 |
小松駅発車後、朝食のごみを捨てるためにふらふら〜っとごみ箱にやってくると、古めかしい国鉄式のフォント書かれた「くずもの入れ」のシールが・・・。
それだけでも十分古めかしいですが、ふたを上側に開いてごみを入れる、という捨て方も古めかしいですね。
今時の車両は、ふたを奥に押してごみを入れる方式ばかりですからね。
|
 |
さて、ちょっとどうでも良い話を・・・。
ごみを捨てて自席に戻ろうとした際、車内を巡回する車掌氏を目にしたので、私は乗降扉の方へと後退して、通路をあけました。
そして、車掌氏と偶然目が合うと同時に私は足を滑らせて、床から一段下がったところへと落ちてしまいました。
その際、車掌氏が「大丈夫ですか?」と声をかけてくださり、私が「ええ、まぁ大丈夫です」と返したのですが、その次に「そういえば、ビデオカメラで撮りながら歩き回っている人を知りませんか?」と尋ねて来ました。
私が「いや、知りません。」と返すと、車掌氏は「分かりました。ありがとうございます。」と言い、それを最後に車掌氏と別れたのですが・・・。
その後、加賀温泉駅や芦原温泉駅、福井駅など、雷鳥8号の停車駅を発車するたびに「カメラやビデオカメラをお持ちのお客様にお願いいたします。カメラでの車内の撮影は周りのお客様のご迷惑となりますので、ご遠慮ください。」という放送が入るようになりました。
誰かがビデオカメラで車内を撮影して、他の乗客とトラブルでも起こしたのでしょうかね?
|