春、去る者たちへ哀悼の意をこめて・・・。
能登、雷鳥、500系のぞみ号惜別乗車の旅 11


トンネル内の壁を眺め続けること8分。
ようやく脱出の時が・・・。
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しらさぎ4号 改札口を通り、6番線に上がると、それとほぼ同時に入線放送が流れ、しらさぎ4号がやってきました。

通常、名古屋行きのしらさぎ号は原則8両編成で運行されますが、この日のしらさぎ4号は基本5両+付属3両+付属3両の11両編成での運転となっていました。

多客期にはそういった編成での運転もされるようですが、1月30日という日付からすれば特別お客が多いとは思えません。なぜ11両だったのでしょうかね。(実際、車内は空いていました・・・。)
北陸本線・東海道本線4M 特急しらさぎ4号(683系)
敦賀〜米原
機関車たち 敦賀駅を発車すると、すぐに進行方向右側に車両が見えて(福井地域鉄道部の敦賀運転派出所)きて、電車だけでなく、機関車も見ることができました。

その留置される機関車の中には、貴重な除雪用機関車(形式不明)やトワイライト色のEF81形、赤2号でない原色のEF81形なども見られました。
常磐線を走るEF81形は交流機標準色の赤2号になっているので、ローズピンクが正式な塗装だと知っていても、私にはそれを見る機会はあまりありません。
雪が出てくる 敦賀駅周辺、つまり敦賀市内は雪が全くありませんでしたが、敦賀駅を出てから5分もすると、車窓には雪が現れてきました。5分程度の距離でも雪の降り方が違うのでしょうかね。

・・・え?今回の旅はやたらと雪についてうるさい?
いや、いくつになっても雪が好きなものは好きなのです(笑)
雪深々と 北陸本線の上り線の敦賀〜新疋田間は、実は日本でも数少ないループ線となっています。写真は撮影し忘れましたが、下り線の上を跨ぐところもあります。

さて、ループ線を走り終え新疋田駅を通過、更に列車は南下していきますが、更に雪深くなってきましたね。
この写真も、20〜25cm程度積雪しているように見えます。
近江塩津 湖西線と分岐する近江塩津駅を通過。写真左の223系は、側面にビードの入った1000番代。

屋根のないホームの端は雪が積もっていました。
余呉湖 近江塩津駅の次は余呉という駅を通過するのですが、その手前で、余呉湖を進行方向右側に見ることができます。
ちょっと見えづらいかもしれませんが、奥に湖があるのが分かりますでしょうか?

調べたところによれば、冬場はワカサギ釣りで賑わうというので、冬は水面は凍っているのが普通なのかもしれません。
(この時は凍っていなかったようですが・・・。)
雪は消えた・・・ と、余呉湖を望める余呉駅を通過してから約8分。

雷鳥8号で石川県内から福井県内に入ったときとは逆に、先程まであれほど積もっていた雪が一切なくなり、緑の田圃が望めるようになりました。

一応、能登号で直江津駅を過ぎた時から北陸本線に入っているのですが、どうも北陸本線は356.5キロという長さもあり、雪が積もっていたりいなかったり、路線としては同じでも、場所によって雪の降り方は違いがあるようですね。
長浜 9時36分、長浜駅を通過。以前見た長浜駅(このときですね)は夜、今回は昼。

まぁ、前回は急行きたぐに号で停車、今回は特急しらさぎ号で通過であり、特に比べたりすることもできなかったわけですが、駅名標を見なくとも、雰囲気で「あ〜長浜かな」というのは分かりました。
北陸新幹線 進行方向右側に東海道新幹線の線路が見えてくると、そこはもう米原駅の構内。

敦賀駅からはたった32分なので、感覚的には「もう米原なのか」というところ。さすがに敦賀〜米原間を無停車で走り通す列車なだけはあります。

ちなみに、私が乗車していた9号車は、付属編成の3両編成のうちの1両。9号車を含む9〜11号車は米原駅で切り離しとなるので、車内の乗客は全員下車することになります。
米原〜 米原〜、米原〜。9時44分の時刻どおりの到着でした。

せっかくなので、ここで前述した9〜11号車の切り離し作業などでも眺めればよかったのですが、なぜかその時は忘れていました。もったいない・・・。
米原 米原駅の駅名標。

東海道新幹線は言うまでも無くJR東海ですが、東海道本線は、ここ米原駅がJR東海とJR西日本の境界となっています。
駅名標はJR西日本様式の青を下に配したもので、在来線部分はJR西日本管理であることが分かります。
名古屋 9〜11号車は米原駅どまりでも、1〜8号車は東海道本線に入って名古屋駅まで向かいます。

北陸本線の線路と東海道本線の線路の繋がり方の関係上、敦賀方面と名古屋方面を直通する場合は、ここ米原駅で進行方向が逆転します。従って、しらさぎ4号も進行方向が逆になります。

進行方向が逆になると言えば、能登号も長岡駅で逆になりましたが、能登号は夜行列車であったということもあり、座席の向きは変えませんでした。しらさぎ4号は昼行列車なので帰るのでしょうね。
解説 さて、しらさぎ4号から乗り換えるのは東海道新幹線。

どうでも良いことですが、700系のピクトグラムがJR東海の東海道新幹線の駅であるのにレールスター塗装(笑)
ひかり510 乗り換える新幹線の列車はひかり510号東京行き。

しらさぎ4号との乗り換え時間は10分で、一般的にはちょうど良いというところでしょうが、趣味的には写真を撮っている暇さえもないという・・・。
700系 新幹線改札口を抜けて、12番線に降り立ちました。
ひかり510号は2本ののぞみ号の通過待ちをするということもあり、既にホームに入線してきていました。車両は700系。

N700系の増備が進み、700系がひかり・こだまへ回され、300系が押し出される。その300系は廃車解体、という流れが、現在東海道新幹線の中で起こっています。
そうして、日中のひかり号でも、かつてはまず見られなかった700系を見かける機会が多くなりました。

東京方面の新幹線に乗るならしらさぎ4号で名古屋へ行けば良かったのに、と言われそうですが・・・。
まぁ事情がありまして・・・(泣)
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