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行橋からは「郊外」の雰囲気はほとんど消え失せ、車窓にも街明かりが増えるようになります。それに従って、普通列車しか停車しない駅であっても、造り的にある程度”立派な”駅が多くなり、特急列車としてそれらを通過するときの快感度が高まります。なお、にちりんシーガイア24号は停車駅が多い列車ですが、一部のソニック号が停まる下曽根には停まりません。

 415系かのように見えて実はそうではない車両。キハ40系です。小倉〜城野間には、日田彦山線に直通する気動車列車が乗り入れていますが、415系鋼製車とほぼ同じ「白地に青帯」という姿をしているので、暗い夜にすれ違うと、なかなか両者の区別がつきません。

 街並みにマンションが増えてくると、列車は既に北九州市内の街中に入っています。南小倉、西小倉と通過していくと、列車は小倉に着きます。到着時刻は22:29で、宮崎空港を出てから5時間以上が経過していますが、しかしまだ終わりではありません。







































小倉駅には、4つのナンバリング番号が付与されています。JA28、JA51、JF01、JI01。JA28は鹿児島本線として博多から28駅目(※博多は00)、JFは日田彦山線の1番目の駅、JIは日豊本線の1番目の駅であることを示していますが、JA51は何か。実はJA51は、”山陽本線(小倉〜下関:厳密には鹿児島本線+山陽本線ですが)の1番目の駅”を意味しています。10の位の”5”はどこから来たのか?

 知っての通り、小倉では列車の進行方向が変わります。日豊本線と鹿児島本線を跨いで走る列車は、必ず小倉駅で向きが変わります。以前は普通列車でも小倉を跨ぐ列車がありましたが、現在は特急列車のみとなっています。ここまでは進行方向と逆向きになってしまっていた座席も、残る小倉〜博多間では、進行方向向きに座ることができます。

 小倉駅を飛び出した列車は、北九州市街の光線を受けながら、小倉〜博多間のラストスパートに臨みます。西小倉駅は、日豊本線の駅であり、そして鹿児島本線の駅でもあり、再度通過します。本来であれば、日豊本線の起点は西小倉なのでしょうが、元々は日豊本線の単独駅で、後から鹿児島本線用のホームが追加されたという事情もあって、小倉〜西小倉は両路線で戸籍が重複しています。

 鹿児島本線に入ってから最初の停車駅は戸畑です。



































門司〜折尾間は大都市の北九州市に属し、また貨物列車用の複線が敷設されていることにより、鹿児島本線は実質的に複々線となっています。そのため、都市の街並み+複々線という環境が相まって、個人的には、この辺りは、JR西日本のアーバンネットワーク区間を彷彿とさせるものがあるような気がします。

 戸畑の次は黒崎です。先ほどの戸畑もそうでしたが、どうもホームがない側というのは、眺めがあまり面白くありません・・・。




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