宮崎空港駅を発った特急にちりんシーガイア24号は、5分ほどで南宮崎に到着します。宮崎空港〜博多という長距離を走り、それでいて停車駅の多いにちりん号(ソニック号と比して)というわけで、車内放送で停車駅を言い始めると、南宮崎の到着に間に合いません。一番最初の車内放送では、宮崎まで特急券なしで乗れることについて触れ、停車駅は言いません。
南宮崎駅の電留線に集う車両群が見えてくると、列車は南宮崎に着きます。ここでは3分停まります。デッキ越しにホームを見てみると、向こうに特急海幸山幸号のキハ125形が見えましたが、少なくとも時刻表上は、この時刻に南宮崎にはいないはずです(宮崎行きの同列車は、にちりんシーガイア24号の到着の12分前に発車する)。遅延が生じていたのでしょうか?
木目調に仕立てられているデッキ部ですが、そもそもこれは、特急リレーつばめ号の運転開始に合わせた手直しによって施工されたものです。787系の登場が1992年、リレーつばめ号の運転開始が2004年、そして今日が2020年。実はもう”手直し”してからの期間の方がよほど長くなっています(そういうわけでか、木目調のシートにもヘタリが・・・)。
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