ここで1号車の乗車率を確認してみましょう。その数字は、座席部分について言えば「0%」でした。1号車には普通グリーン席とDXグリーン席がありますが、門川停車中の時点では、どちらも乗客が全くいませんでした。割高な料金が必要となるグリーン車なので、ここがいっぱいいっぱいになることはそうあるものではないでしょうが、だからといってゼロというのは・・・。
市松模様の座席が並ぶDXグリーン席は、普通グリーン席の1.46倍〜1.7倍(キロ数により異なる)の料金が設定されていますが、今となってはこれというサービスもなく(JR九州におけるグリーン車サービスは2010年3月のダイヤ改正によって終了)、何が「DX」なのか分かりづらくなっています。たしかに普通グリーン席よりも座席は大きく、電動リクライニングとかもついてはいるのですが・・・。
下り特急列車の通過を待って、にちりんシーガイア24号は再び日豊本線の旅路に戻ります。門川を出てから8分で着くのは南延岡で、時刻は18:40になろうとしている頃合いですが、まだ外は明るいです。これです、これこそが「一番陽が長い時期」を乗車時期に選んだ理由です。
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