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柳ヶ浦〜中津間は、田園地帯の中を走る区間も多く、時折、周囲の灯りが水田の水面に反射するところが見られます。また同区間は、それこそ線形がそれなりに良く、787系の快調な走りを楽しめる場所でもあります。上級車両における「静粛性」という意味では少し疑問符もありますが、787系のグリーン車(普通車との合造車は除く)は”クモロ”であり、モーターの音が聞けます。

 別府駅以来ではなかろうかという街並みが見えると、まもなく中津です。別府を出てから、杵築、宇佐、柳ヶ浦と停車してきましたが、いずれも特急停車駅としては規模が小さいため(町はずれにあるからという事情もありますが)、特急停車駅らしい雰囲気を持ち合わせている駅は久々です。




































なんだかそういう感じがしませんが、実はもうまもなく22:00になるのです。にちりんシーガイア24号にずっと乗っていて、かつ個室から外に出ることもほとんどないとなると、時間の感覚が狂ってしまいます。窓の向こうに見える光も、一瞬の赤い軌跡を残して消える踏切の光も、17:19〜23:25の間に見えるものは、どんなに刹那的なものであっても、全て記憶されるべき車窓です。

 宇島では、また白い415系に出会いました。そういえば、ここまで逆にステンレス製の銀色の415系を見ていないような気が・・・。常磐線における在りし日を懐かしむためには、やはり窓越しに見るだけでなく、実際に乗ってみてこそだとは思うのですが、いかんせん特急での移動が中心になりがちな私にとっては、それがなかなか容易ではないのです。




































お馴染みホテルAZが再び車窓に現れました。そういえば、ホテルAZは、5色の虹が建物の外観上の特徴にもなってくるのですが(6ページ目でも書きましたね)、これ、光源は入っていないようですね。5色の灯りで夜に光ってこそ・・・と思うのですが、それをやってしまうと、なんと言いますか、「ビジネスホテル」のようではなくなってしまうということなのでしょうか。

 途中の立石から日豊本線起点の小倉までは、全区間が複線化されているので、もう途中の駅で列車交換のために停められてしまうことはありません。相手が特急列車であろうと普通列車であろうと、歩みを邪魔されることなくすれ違えます。その中で到着する行橋は、高架化された全列車停車駅であり、日豊本線における主要な駅として数えられます。




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