中学校を卒業して、私は2011年4月から晴れて高校生となります。いやぁ、自分で言うのもなんですが、もう高校生なんですね。。。

「卒業旅行も兼ねるつもりで、(中学校→高校の移行の間の)春休みにどこか旅行でもしてこようかなー」と思い始めたのは2010年の年末ごろ。
まだ中学校を卒業していないどころか、高校入試すらもしていないというのに、もう春休みのことを考えるとは、今思い返してみると何とも能天気。。。

という前置きはさて置いてですね・・・。
春休み中に旅行をしに行こうということを2010年の年末に考え始めたわけですが、春休みには、私の誕生月である4月(上旬)が含まれます。

ということは、4月(上旬)中に旅行をすることができるわけなのですが、これに気付いたとき、今回の行き先は1つに絞られました。
「今回の旅行の行き先は四国だな」。

私の誕生月である4月と四国がどう結び付くのか?
実は、JR四国には「バースデイきっぷ」というトクトクきっぷがあるのですが、これが自分の誕生月のうちの好きな3日間、
JR四国全線の特急列車のグリーン車が3日間乗り降り自由で10000円という、驚くべきかつ素晴らしいものなのです。

自分の誕生月、つまり私の場合では4月しか利用できませんが、前述したように、春休みと4月は少し重なります。
「あのバースデイきっぷが利用できるとなれば、それを使って四国を旅するしかないだろう・・・!」

こうして「春休みはバースデイきっぷを使って四国を旅する」ということを確定し、
2011年3月改正が反映された時刻表を手にしたら、すぐに旅程を練り始めました。

検討の結果、3日間あれば、本四備讃線を除いたJR四国全線を乗車することができることが判明したため、そうすることに。
しかも、本四備讃線は過去に乗車しているため、結果としてJR四国全線を乗車することができます。
「これだけ乗って、しかも特急のグリーン車に乗っても、JR四国内の移動は10000円なのか・・・」と思わず嬉しいため息が漏れました。



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●4月2日 夜●

※各画像はクリックすると拡大します。

東    京    駅
Tokyo Station

上野にて。時刻表示がない!①

発車標の「高松」②

21:46に入線③

その1分後にアクティー号が発車④

285系同士の「お顔合わせ」⑤

下から見上げると迫力あり⑥

東京駅の駅名標と285系⑦

本日のお宿は・・・⑧

 常磐線の上り列車で上野駅へ。東日本大震災の影響で、常磐線は特殊ダイヤで運行されていて、私が乗った列車も、列車番号は臨時列車であることを示す9000番台でした。上野駅到着後、ちょっと買い物をして、東京駅へ向かうために山手線の列車に乗りましたが、こちらも震災の影響で特殊なダイヤだったのか、ホーム上の発車標には発車時刻の表示がありませんでした[①]

 そしてやってきたのは東京駅。四国へ行こうとしていて、夜の東京駅に来たということで、私が何に乗ろうとしているのかもうお分かりになった方も多いかと思いますが、これから乗るのは東京22:00発の高松行きの寝台特急サンライズ瀬戸号。バースデイきっぷは4月3日から有効なのですが、サンライズ瀬戸号を使えば、2日の夜に東京を発ち、向こうに翌日早朝に着けるので、2日のうちに新幹線などを使って四国へ行ってホテルに泊まったり、翌3日に新幹線などを使って四国へ行くよりも時間の無駄がなく、合理的です。
 乗り換え通路の発車標では、サンライズ瀬戸号は、普通列車や快速列車の「平塚」「小田原」「熱海」などの近場の行き先が表示される中で、「高松」という遠く離れた四国の地の駅名を表示しており、「これから本格的に旅が始まるんだなぁ」ということを強く感じさせました[②]

 その後、サンライズ瀬戸号が発車する9番線へ上がりましたが、列車はまだ入線しておらず。しかし、2分もすると、品川方から、サンライズ瀬戸・出雲号が14両という長大編成で東京駅9番線に滑りこんできました[③]。編成の14両中10両が2階建て車両で、残る4両も、車体の高さは他の2階建て車と同じということで、入線は迫力満点。
 隣の10番線には、E233系3000番代の、小田原行きの快速アクティー号が停車していましたが、これは21:46のサンライズ瀬戸・出雲号の入線の1分後の21:47に発車していきました[④]。ちなみに、E233系3000番代を実際にこの目で見たのは、このときが初めてでした。

 さて、21:46にサンライズ瀬戸・出雲号が入線してきたわけですが、発車まであと14分あるということで、9番線でしばし写真撮影。[⑦]番の写真は、撮影範囲内にホームを歩く人がいないときに、駅名標と285系を同時に撮影したものですが、寝台列車と東京駅の駅名標の組み合わせというのは、何だかこのうえなく「旅立ち」の雰囲気を演出しますね。たまりません。

 と、色々と写真を撮影していたら、発車時刻の22:00が近づいてきました。21:46の入線から発車時刻まで、14分”も”時間があると思っていたのですが、いやはや、14分なんてあっという間に経過してしまうんですねぇ・・・。
 今回利用するのは、7号車の1番個室。乗降扉のすぐ隣にある、上下2段の窓がある部屋です[⑧]。撮りたい写真も一通り撮りましたから、そろそろ列車に乗り込むことにしましょうか。では、いざ、285系の車内へ足を踏み入れます!
 


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