鹿児島中央を出て最初に停車する駅は広木です[①]。いたって普通の名前の駅ですが、開設されたのは2009年と、かなり新しい駅です。広木駅が開設されるまでは、鹿児島中央の隣の駅は上伊集院でしたが、その駅間の距離は9.6キロもありました。広木は鹿児島中央から4.6キロ、上伊集院から5キロと、そのほぼ真ん中に設けられ、やけに長い駅間距離は解消されました。
19:19、東市来に到着[②]。ここまで、なんとか周囲が見えるくらいの明るさがありましたが、さすがに暗くなってきました。
こういう時間帯に、特にローカル線というわけでもない路線の”4両もある”3つドアの電車に乗っている(しかも立って)と、会社帰りの人や学校帰りの人たちの中に部外者として紛れ込んでしまったような感じがして、旅情もへったくれもありません。軽装なら、まだ”地元の人”を装うように溶け込めたかもしれませんが、何せスーツケースにエナメルバッグですから・・・。
常磐線の415系の鋼製車が全廃されたのは2007年3月のことで、それ以来、同車には1度も乗っていません。ですから、今ここで乗車したのは、実に6年以上ぶりのことです。久しぶりに乗ってみて思ったのは、「驚くぐらい揺れるし、うるさい」。そのくせして、やたらと頑張ってスピードを出すので、特に揺れに関しては、縦にも横にも随分揺れました。
そして19:50、終点の川内駅に到着しました[③]。川内〜鹿児島中央間の普通列車は、速いものは48分で同区間を走破しますが、この2466Mは57分もかかりました。列車交換のための長時間停車があった、というわけではなかったんですが。
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